| ⇒天田城介(josukeamada.com)⇒立命館大学大学院先端総合学術研究科 |
| 2007年度 天田発の立命館大学大学院先端総合学術研究科「老い研究会」ML一覧(その1) |
天田城介(AMADA Josuke)
2008.01.10
■立命館大学大学院先端総合学術研究科における仕事・2007年度(天田メモ)
■2007年度 天田発の立命館大学大学院先端総合学術研究科「公共」領域ML一覧
【001〜100までのML一覧】
■100 ■080110 [oi_ken:0462] Re: 了解です→立岩さん・皆さん
■099 ■080109 [oi_ken:0460] Re: 返信遅くなりました→田島さん・立岩さん
■098 ■080109 [oi_ken:0459] Re: 有り難うございます→野崎さん(天田)
■097 ■080106 [oi_ken:0449] 始動そろそろではないでしょうか(天田)
■096 ■080104 [oi_ken:0446] 情報追加しています(天田)
■095 ■071225 [oi_ken:0432] 『病いの戦後史』からの引用(天田)
■094 ■071225 [oi_ken:0431] 『あなたの「老い」をだれがみる』(天田)
■093 ■071224 [oi_ken:0430] Re: 有り難うございました→野崎さん(天田)
■092 ■071224 [oi_ken:0429] 『老いと死を生きる』(天田)
■091 ■071223 [oi_ken:0427] 『高齢社会を生きる』(天田)
■090 ■071223 [oi_ken:0426] 「三郷中央病院事件」(天田)
■089 ■071223 [oi_ken:0425] 「寝たきり老人」「三郷中央病院事件」への言及(天田)
■088 ■071223 [oi_ken:0424] 兎にも角にもまとめましょう(天田)
■087 ■071222 [oi_ken:0422] 『老年医療の歩みと展望』からの引用(天田)
■086 ■071222 [oi_ken:0421] 京都老人のターミナルケア研究会(天田)
■085 ■071222 [oi_ken:0420] 日本老年医学会の「立場表明」に至るごく簡単な概説(天田)
■084 ■070122 [oi_ken:0419] 『私が決める尊厳死』における横内氏の引用(天田)
■083 ■070120 [oi_ken:0417] 『患者追放』からの「横内氏による学会『立場表明』批判」の箇所を引用(天田)
■082 ■071220 [oi_ken:0415] 老いファイルについて(天田)
■081 ■070120 [oi_ken:0410] Re: ウェブに掲載しています→大谷さん(天田)
■080 ■071219 [oi_ken:0403] 高齢者医療福祉政策をめぐる言説の幾つか(90年代後半〜)(天田)
■079 ■071219 [oi_ken:0402] 『死は誰のものか』からの引用(天田)
■078 ■071218 [oi_ken:0392] 幾つかについて(天田)
■077 ■071214 [oi_ken:0388] 『恍惚の人』2(天田)
■076 ■071214 [oi_ken:0386] 『恍惚の人』(天田)
■075 ■071205 [oi_ken:0385] 「調停主義」は残らざるを得ないことについて(天田)
■074 ■071205 [oi_ken:0384] 今後の老い研の予定案(天田)
■073 ■071205 [oi_ken:0383] 短文(天田)
■072 ■071205 [oi_ken:0382] 先日はご苦労様でした(天田)
■071 ■071124 [oi_ken:0373] 認知症QOLプロジェクト・3(天田)
■070 ■071123 [oi_ken:0369] Re: 文献内容
■069 ■071123 [oi_ken:0368] 認知症QOLプロジェクト・2(天田)
■068 ■071121 [oi_ken:0365] 認知症QOLプロジェクト・1(天田)
■067 ■071109 [oi_ken:0357] Re: そういうことで
■066 ■071109 [oi_ken:0353] 次回研究会までの作業案【返信下さい】
■065 ■071108 [oi_ken:0349] Re: 『現代思想』
■064 ■071107 [oi_ken:0347] 企画を考えることも可能です(天田)
■063 ■071107 [oi_ken:0346] Re: 認知症QOL
■062 ■071024 [oi_ken:0342] 第3回老い研究会・2(天田)
■061 ■071017 [oi_ken:0341] Re: 認知症介護研究会
■060 ■071017 [oi_ken:0340] Re: 井口高志さん
■059 ■071017 [oi_ken:0339] 第3回老い研究会(天田)
■058 ■071017 [oi_ken:0338] Re: 来年OT学会の内容について(認知症QOL)
■057 ■071015 [oi_ken:0331] Re: 今後の予定について・6
■056 ■071010 [oi_ken:0322] Re: 今後の予定について・5
■055 ■071009 [oi_ken:0318] Re: 今後の予定について・4
■054 ■071008 [oi_ken:0315] Re: 今後の予定について・3
■053 ■071007 [oi_ken:0313] Re: 今後の予定について・2(天田)
■052 ■071005 [oi_ken:0310] Re: 今後の予定について(天田)
■051 ■070925 [oi_ken:0307] 今後の老い研究会について(天田)
■050 ■070912 [oi_ken:0287] 情報保障について(天田)
■049 ■070909 [oi_ken:0274] 老い研究会プロジェクト(暫定)(天田)
■048 ■070904 [oi_ken:0271] とりあえずご苦労様でした(天田)
■047 ■070831 [oi_ken:0263] ご苦労様です(天田)
■046 ■070829 [oi_ken:0260] 障害学会発表準備+認知症QOLプロジェクト+「寝たきり老人」情報
■045 ■070827 [oi_ken:0248] Re: 日程は進捗状況に応じてはいかがでしょうか
■044 ■070824 [oi_ken:0243] ご苦労様です→堀田さん、仲口さん
■043 ■070823 [oi_ken:0238] ご苦労様です(天田)
■042 ■070815 [oi_ken:0233] 障害学会ポスター発表に向けて・3
■041 ■070815 [oi_ken:0231] 障害学会ポスター発表に向けて・2
■040 ■070814 [oi_ken:0229] 老い研究会MLバックナンバー掲載(天田)
■039 ■070814 [oi_ken:0228] 老い研究会→公共MLへ(天田)
■038 ■070814 [oi_ken:0227] 来週の研究会までの作業の確認(障害学会ポスター発表に向けて)
■037 ■070804 [oi_ken:0220] 了解です+急ぎ手続きをしてください(天田)
■036 ■070804 [oi_ken:0213] 第2回老い研究会の日程について・3(天田)
■035 ■070804 [oi_ken:0211] 第2回老い研究会の日程について・2(天田)
■034 ■070801 [oi_ken:0205] 次回「老い研究会」の日程について
■033 ■070722 [oi_ken:0193] 障害学会ポスター発表について+
■032 ■070721 [oi_ken:0181] Re:大会報告の件
■031 ■070717 [oi_ken:0168] Re:70年代だけ→引き続きこの作業を続けるのがよいです
■030 ■070715 [oi_ken:0162] 70年代〜「寝たきり老人」言説
■029 ■070715 [oi_ken:0161] 90年代「寝たきり老人」言説・2
■028 ■070715 [oi_ken:0160] 90年代「寝たきり老人」言説
■027 ■070709 [oi_ken:0140] 有り難うございました→大谷さん・野崎さん
■026 ■070709 [oi_ken:0138] 勘違い、失礼しました
■025 ■070709 [oi_ken:0135] 有り難うございました→堀田さん
■024 ■070709 [oi_ken:0132] Re:障害学会ポスター発表に向けての準備等
■023 ■070703 [oi_ken:0122] 障害学会ポスター発表に向けての準備等(天田)
■022 ■070628 [oi_ken:0113] 30日(土)老い研について
■021 ■070616 [oi_ken:0099] Re: 有り難うございました→野崎様
■020 ■070616 [oi_ken:0097] 陳娜さんのアドレス再登録のお願い(天田)
■019 ■070613 [oi_ken:0090] Re: 陳娜さんのアドレス登録の確認
■018 ■070613 [oi_ken:0088] 陳娜さんのアドレス登録の確認
■017 ■070613 [oi_ken:0087] Re: 障害学会・他
■016 ■070613 [oi_ken:0080] 坂下さん「老い研」積極的参加可能
■015 ■070606 [oi_ken:0076] 坂下さん、参加とのこと(天田)
■014 ■070603 [oi_ken:0066] 6月30日(日)について
■013 ■070602 [oi_ken:0062] 日程調整+年表について
■012 ■070601 [oi_ken:0057] Re: 日程調整について(天田)
■011 ■070601 [oi_ken:0056] 日程調整について(天田)
■010 ■070529 [oi_ken:0051] 6月17日(日)の僅かであれば可能です
■009 ■070426 [oi_ken:0047] 了解。補足説明。
■008 ■070507 [oi_ken:0032] 有識者会議&大熊由紀子らを含むシンポジウム
■007 ■070506 [oi_ken:0028] 田中多聞
■006 ■070420 [oi_ken:0018] Re: 「認知症QOL」検索+「寝たきり老人」言説(1970〜80年代)
■005 ■070420 [oi_ken:0017] 二瓶万代子情報(閑話)
■004 ■070420 [oi_ken:0016] 「認知症QOL」検索+「寝たきり老人」言説(1970〜80年代)
■003 ■070418 [oi_ken:0012] 5月5日(土)の件(天田)
■002 ■070418 [oi_ken:0011] Re: 認知症QOL文献(田島)
■001 ■070415 [oi_ken:0007] 資料+5月5日(土)などについて(天田)
■001 ■070415 [oi_ken:0007] 資料+5月5日(土)などについて(天田)
天田です。
「寝たきり老人」に関する資料ですが、今月には研究室ならびに自宅の本や論文を多少は整理しておきますので――今はどこになにがあるのか全く分からぬ状態ですので――、4月下旬に仲口さんか田島さんのどちらかにお渡しするようにします。
> その、寝たきり老人班の集まりを
> 5/5にしようか、と考えております。
私は参加できるかどうか未定ですが、可能であれば、参加します。ただ、お二人でどのようにしていくかの話をしてみて、具体的にどのようにするかが決まってからということでも遅くはないという気もしています。
> 当面の目標はコアエシックス4に草稿をだすを目標
よいかと思います。秋の学会発表もあり得るのかもしれませんが、多くの学会はこの時期に抄録等の提出がありますので、実際には『Core Ethics』等への投稿が現実的かなと思います。
取り急ぎ。
天田
■002 ■070418 [oi_ken:0011] Re: 認知症QOL文献(田島)
天田です。
以下、情報提供のみ。
> この鈴木みずえさんという方は
http://www.mcn.ac.jp/
↓
http://www.mcn.ac.jp/fa/suzuki/suzuku.html
という方のようですね。私は全く知りません。
なお、老年学関連のデータベースや認知症関連のデータベース(の一部)や文献(の一部)は以下にもありますが、私はほとんど見ることはありません。(要するに、この手の研究は実に膨大にあるにもかかわらず、ということですね。)
この他にも医療系には諸々のデータベース(特に米国の老年学関連のデータベース)はありますが、それを読みさえすれば生産的な何か…ということはないと「確信」しています。
簡単ですが、取り急ぎ。
天田
――――以下――――
◆財団法人ダイヤ高齢社会研究財団 社会老年学文献データベース
http://www2.yume-net.ne.jp/dial/index.htm
◆医療技術評価総合研究医療情報サービス事業Minds(マインズ)
http://minds.jcqhc.or.jp/index.aspx
↓
http://minds.jcqhc.or.jp/0013_ContentsTop.html
↓
http://minds.jcqhc.or.jp/G0000029_0013.html
http://minds.jcqhc.or.jp/G0000029_0019.html
http://minds.jcqhc.or.jp/G0000029_0023.html
http://minds.jcqhc.or.jp/G0000029_0027.html
http://minds.jcqhc.or.jp/G0000029_0042.html
http://minds.jcqhc.or.jp/G0000029_0043.html
http://minds.jcqhc.or.jp/G0000029_0053.html
http://minds.jcqhc.or.jp/G0000029_0067.html
http://minds.jcqhc.or.jp/G0000029_0073.html
http://minds.jcqhc.or.jp/G0000029_0084.html
音楽療法
↓
http://minds.jcqhc.or.jp/G0000029_0059.html
■003 ■070418 [oi_ken:0012] 5月5日(土)の件(天田)
田島様 皆様
天田です。
> ただ、たぶん、そのときは作業分担
> の話になるのではないかと。
> ですので、その次ぐらいより作業の進捗状況等
> 具体的な話になるのではないかと思われます。
了解です。
私自身も、この時期は閉居して、仕事をしたくもありますので、具体的な話になりましたら、ということでお願いします。
取り急ぎ。
天田
■004 ■070420 [oi_ken:0016] 「認知症QOL」検索+「寝たきり老人」言説(1970〜80年代)
田島様
天田です。以下、情報提供。
★
ちなみに、「認知症」「寝たきり」言説の研究であれば、テーマは「米国」になっていますが、科研費にて文献等は購入しますので――本日も幾つか文献注文しておきました――、必要なものは言ってください。
http://www.josukeamada.com/research.htm
また、発表の場なども検討することは可能です。
★
> 「社会老年学データベース」
> 「QOL」「認知症高齢者」をキーワードで調べてみましたが
> 4件だけヒットでした。
> この手の研究は、割に少ないということでしょか?
「生活 痴呆」で検索→223件
「QOL」「Quality of life」「生活の質」「介護負担」「満足度」「介護の質」などに絡んで幾つもの論文があります。
ちなみに「寝たきり」で検索→133件の論文がヒットします。
このデータベースで押さえている学会誌は以下の通り
http://www2.yume-net.ne.jp/dial/Zasi_itiran/Zasi_Itiran.htm
比較的諸々を網羅しているものではありますが、立岩さんが挙げていたような著書はヒットしませんので、
http://www.arsvi.com/d/n01.htm
著書は別途NACSIS Webcatほかで網羅しておく必要があります。
http://webcat.nii.ac.jp/webcat.html
ちなみに、上記で「寝たきり」で検索すると該当件数180件ヒットします。
http://webcat.nii.ac.jp/cgi-bin/krkproc
立命館のRUNNERSでは10件しかヒットしません。
http://runners.ritsumei.ac.jp/opac/basic_query?mode=2
それと、「書棚ドットコム 老人問題 89年以前」でも幾つか確認できます。
http://www.shodana.com/ckan/shak/g050.html
★
「寝たきり老人」言説ですが、私も手元にはないのですが――必要あらば図書館にて取り寄せてもらいます――、以下が相当に古い報告書です。
◆愛知県民生部老人福祉課, 1974/03.『寝たきり老人実態調査報告書』 140p.BA3148594X.
http://webcat.nii.ac.jp/cgi-bin/shsproc?id=BA3148594X
また、
◆東京都老人総合研究所編.1978/03.『寝たきり老人の看護と予防』(ゼロントロジー公開講座)東京都老人総合研究所.60p.
も1970年代と古いほうです。
その後、1980年代初頭になると、
http://www.josukeamada.com/bk/bs07-1.htm
にて、「1970年代に入ると、「車椅子で、自分の足で、積極的に外出する年寄りの姿が町を明るくする」という老研で得た確信を実現するために、老研の会員は自らの住んでいる地域において活動していくようになる。例えば、1971年に二瓶万代子や斉藤芳子を中心に発足した小金井老人問題研究会は、行政との交渉の中で「リハビリ相談」や「訪問リハビリ」を実現させていきつつ、『子や孫に伝えたい戦争の体験』などをまとめていく活動を行った。」と記した「二瓶万代子」による以下の書籍などもあります。
◆二瓶万代子.1983/05.『寝たきりにならないために――老後を考える』(OP叢書45)ミネルヴァ書房.277p.ASIN: B000J7EHLC
http://www.amazon.co.jp/dp/B000J7EHLC/
※それと、先ほど検索したら、以下のようなものもあり。オマケです。
「第031回国会 予算委員会公聴会 第2号 昭和三十四年三月十一日(水曜日) 午前十時十七分開会」
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/031/0516/03103110516002c.html
○公述人(二瓶万代子君) 私は、主婦の立場から社会保障について少し実情をお話ししてみたいと思います。かぜを引いておりますので、お聞き苦しいところがあるかと思うのですが、どうぞよろしくお願いいたします。
私たち主婦は、家庭の円満を何とか保ち続けたいと願っております。そのために集まりをいたしまして、嫁しゅうとめの問題や親子の問題、住居の二夫や子供の教育から、生活の問題など、日ごろ話し合っております。老人問題研究会はもう五年にもなりますが、痛切に感じますのは、経済的な問題がいろいろの問題を引き起す原因を作っているということでございます。五十才、六十才、七十才となっていられる方たちは、老後に不安を感じているというよりも、むしろ直接その中にいるのでありまして、問題をたくさん持っております。どんなに若いころ一生懸命働いてたくわえを持っていた人も戦争で失ってしまいました。恩給をもらえる人はうらやましがられるほど、ほとんどが何の生活の保障もございません
→上記の「老人問題研究会」とは「草の実」会の問題別グループの一つである「老人問題研究会」を指します。
ちなみに、立岩さんのarsvi.comでは以下がありました。
◆二瓶万代子 19940625 「老いを旅する」(エッセイ)『季刊福祉労働』63:090-093.
http://www.arsvi.com/0m/kfr1990.htm
ついでに言うと、
◆草の実会・第7グループ(藤川渓子代表).1963/08/31.『戦争と私――主婦たちの第二世界大戦体験記』中央公論事業出版.190p.250円.
http://library.main.jp/index/jst04062.htm
「5.戦争と私 ふかし釜の回想(二瓶万代子)」などもあるようです。これは私は読んでいません。
上記のほか、私の手元にない以下の書籍を注文しておきました。(内容は私は分かりませんが、「期待薄」だと思います)
――――以下――――
◆田中多聞.1976.『寝たきり老人は起ち上がれる―自立と看護の実際』
◆増子忠道.1985.『地域医療の現場から――寝たきり老人・医療思想・医療費』
◆愛老園編.1993.『寝たきりからの出発<老人介護の常識を変える>』透土社.
◆児島美都子.1993.『寝たきりをつくらない福祉――福祉とは何かを問いつづけて』ミネルヴァ書房.
◆NO!寝たきりキャンペーン委員会編集.1994.『”NO!寝たきり”で暮らしたい』医学書院.
取り急ぎ。
天田
■005 ■070420 [oi_ken:0017] 二瓶万代子情報(閑話)
天田です。
以下、夜中の無駄話です。
只今、グーグルなどで検索したら、先述した「二瓶万代子」の名が以下にもありました。
> ◆二瓶万代子.1983/05.『寝たきりにならないために――老後を考える』(OP叢書45)
> ミネルヴァ書房.277p.ASIN: B000J7EHLC
> http://www.amazon.co.jp/dp/B000J7EHLC/
◆ベ平連初期のメンバー
昭和四十年五月二十二日
共同宣言著名人
http://www.jca.apc.org/beheiren/D74shokinoMember.htm
二瓶万代子
取り急ぎ。
天田
■006 ■070420 [oi_ken:0018] Re: 「認知症QOL」検索+「寝たきり老人」言説(1970〜80年代)
田島様
天田です。
前々便、前便のMLですが、情報共有化のため、また公共の院生全てが受け取るべき情報を公開する観点から――いらない人は自分で捨てればよいので――、ml-prosemipにも投函させて頂きますので、どうぞ宜しくお願いします。
(まぁ、おそらく多くの人にとっていらない情報であるような気もしますが、一応、ということで)
取り急ぎ。
天田
■007 ■070506 [oi_ken:0028] 田中多聞
天田です。
田中多聞がどのような文脈で出てきたのか、理解していないところで申し訳ないのですが、田中多聞さんは以下のような略歴であると理解しています。また、坂下さんとの関係で言えば、日本音楽療法学会顧問であり、理事長の日野原重明との関係が深いことでも知られているように記憶しています。
>> ●「田中多聞」はキーパーソンのようだ。
> さしあたっては、田中多聞の論文の一覧を作ろうかと思います。
田中多聞を(私は彼について私は詳しく知っているわけではありませんが)「寝たきり老人」言説の文脈においてどこに位置させるかは考えてよいことかと思います。
以下、一応、プロフィール。
――――――――――――――――
田中多聞 たなか・たもん
◆株式会社 人間と歴史社HP
http://www.ningen-rekishi.co.jp/details/4-89007-051-6.htm
田中多聞 19890301 『第五の医学――音楽療法』人間と歴史社,349p. ISBN:9784890070510 (4890070516) 2625
【著者略歴】
九州大学医学専門部卒業。医学博士。福岡大学医学部および福岡女学院短期大学講師、悠生園理事。
昭和35年より老年医学の研究を始め、昭和35〜47年ナーシング・ホーム悠生園園長。その間、第七回国際老年会議(ウィーン)で「有病老人のリハビリテーション」、第八回会議(ワシントン)で「有病老人の音楽療法」を研究発表。
昭和53年第十二回吉川栄治文化賞受賞(老人の音楽療法、リハビリテーション)。テレビ・ドキュメント「霧の中から歌が聞こえる」昭和54年度芸術祭優秀賞受賞。
◆坂下 正幸 「音楽療法」関連年表(日本の音楽療法史)
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/d/m001003.htm
◆坂下 正幸 音楽療法 music therapy
http://www.arsvi.com/s/m01.htm
◆日本音楽療法学会役員
【顧問】海老澤敏、小澤潔、鴨下一郎、小林登、田中多聞、徳田良仁、三善晃
http://www.jmta.jp/about/commissioner.html
◆日本音楽療法学会中国支部
「ニューズレターNo3」
www.h-bunkyo.ac.jp/jmta-cc/newsletterNo3.doc
引用 「わが国では昭和40年(1965年)より九州の田中多聞医師により老人の痴呆患者に音楽療法を適用した実績があります。」
◆エーザイHP内の
http://www2.eisai.co.jp/index2.html
クリニシアン
http://www2.eisai.co.jp/clinician2/
「コーヒーラウンジ」連載
http://www2.eisai.co.jp/clinician2/cl2_93_419/coffee_419.pdf ほか
◆講談社HP
吉川英治文化 (過去の受賞者一覧)
http://www.kodansha.co.jp/award/archive/yoshikawa-bunka.html
第12回 昭和53年 田中多聞 福岡県 「悠生園」の園長として、身体障害老人の機能回復と、在宅老人指導にすぐれた成果をあげている。
◆悠生園
http://www.yuseien.or.jp/
ビデオによる紹介
http://www.yuseien.or.jp/syokai.html
○これまでの悠生園 1分17秒
http://my.reset.jp/~sotry2/public/yuseien/video1/1video.wmv
○悠生園の音楽療法 3分20秒
http://my.reset.jp/~sotry2/public/yuseien/video1/2video.wmv
※
http://www5.ocn.ne.jp/~hatune/index1-kurosaki-old.htm
■008 ■070507 [oi_ken:0032] 有識者会議&大熊由紀子らを含むシンポジウム
天田です。
> 田中多聞がなんででてきたかというと
> 「寝たきり老人」という言葉を
> (もっと前からかもだが、少なくとも)1970年に使っており、
> 「寝たきり老人」という言葉発祥の
> ルーツを辿るのに、この人はキーパーソン
> になるかもね、という文脈でした。
以前のMLにてお伝えしたように、田中多聞が
http://www.josukeamada.com/gsce/ml-prosemip2007-1.htm#049
◆田中多聞.1976.『寝たきり老人は起ち上がれる―自立と看護の実際』
にて「寝たきり老人」という言葉を使っていますが、
◆愛知県民生部老人福祉課, 1974/03.『寝たきり老人実態調査報告書』.140p.BA3148594X.
にて、すでに「寝たきり老人実態調査」が行われているように、1960年代には「寝たきり老人」の言葉は使われています。ただ、リハビリテーション的な文脈から使ったのは(学術書などではありましたが、一般書では)田中多聞がかなり早い段階にて使っているように思います。
★
ただ、「寝たきり老人」言説を戦後史の中に位置づけようとすれば、それなりの仕事になります。したがって、「自らの仕事」を進めながら、どのあたりに力点を置いて作業をしていくかは考えておく必要があるかと。
ちなみに、1990年代の文脈を経て(文脈を反復しつつも、「高齢者の労働問題」との関係づけなども絡みながら)以下のような有識者会議なるものがありました。
――――以下、一例――――
高齢社会対策の推進の基本的在り方に関する有識者会議
http://www8.cao.go.jp/kourei/yushiki/index-y.html
第1回 高齢社会対策の推進の基本的在り方に関する有識者会議議事録
日時 平成13年6月22日(金)16:30〜18:00
場所 内閣府庁舎3階特別会議室
http://www8.cao.go.jp/kourei/yushiki/giji/001/001-r.html
出席者
(座長) 清家 篤
(委員) 小塩 隆士 香川 靖雄
加藤 仁 黒木 千雪
潮谷 義子 白石 真澄
竹川 智子 中山 二基子
福原 義春 皆川 靱一
宮井 博 守永 英輔
[略]
○香川委員
香川靖雄と申します。
私は医学の立場から生活習慣病を防ぐということが、今後の高齢化社会の非常に大きなかぎになるというふうに考えまして、こういう席で大変恐縮でございますが、時間も限られておりますので、昨年のちょうど今ごろ、「生活習慣病を防ぐ」という著書を発表させていただきました。そこの中で、今の日本は健康寿命は長いというふうに言われておるけれども、一生の中で8%の期間が大変QOLの低い生涯期間ですね。それは欧米に比べますと、寝たきりと、それから痴呆が多い。それから健康寿命が、いろいろ理由があって、痴呆が計算されていないんですね、算入されておりません。
それで、痴呆が欧米に比べて日本人は大変早く始まります。皆さんも、欧米には余り寝たきり老人とか、そういう者がいないという話を聞かれたと思いますが。それで、生活習慣病を防いでいった−−欧米は大変成功するわけですね。アメリカはヘルシーピープル2000、現在2010という計画、これは目標値を大幅に超えて達成をしております。
ですから、医療費その他、我が国では病院に非常に多くの患者さんが押し寄せております。そういうことも数値に書いてございます。生活習慣病を防ぐことによって、さらに高齢化が進展したら、ますます医療費がかかりはしないかというのが、一般の方の疑問です。実は、逆なんでございますね。我が国でもいろいろな実例を挙げてございますが、長野県というのは、老人医療費が全国で一番安い。大体高い県の3分の1ぐらい。それから入院平均在日数も3分の1ぐらい。そして高齢者率は20%近い。そのかわり、平均余命は男子が全国1位、女子が全国4位。それよりもっと大事なことは、高齢者の就業率というものが全国一なんですね。
そういうふうに、いろいろな現実の姿を見て、解決策を探っていきたいというのが私の立場でございます。
★
また、大熊由紀子、折茂肇、大塚俊男、中島紀恵子、長谷川和夫ほか、海外からはRobert Butler、Carroll Estesなどを招いて開催したシンポとして以下があり。
――――以下、一例――――
高齢者ケア国際シンポジウム
第1回(1990年) 不安なき高齢化社会をめざして
第5部 パネル・ディスカッション 高齢者ケアの展開・日本の将来像
http://nippon.zaidan.info/seikabutsu/1997/01326/contents/0019.htm
●司会
日野原重明 聖路加看護大学学長
紀伊國献三 筑波大学社会医学系教授
Robert Butler,M.D. マウントサイナイ医科大学老年病学教授
●パネラー
Gitte Ege,M.A. デンマークゲントフテ市・リューゴ高齢者総合センター所長
Carroll Estes,Ph.D. カリフォルニア大学教授
Lewis Lipsitz,M.D. ハーバード大学医学部内科助教授
Mathy Mezey,Ed.D. ペンシルベニア大学看護学部教授
長谷川和夫 聖マリアンナ医科大学神経精神科教授
鎌田ケイ子 東京都老人総合研究所主任研究員
中島紀恵子 日本社会事業大学教授
大熊由紀子 朝日新聞社論説委員
折茂肇 東京大学医学部老年医学教授
大塚俊男 国立精神・神経センター精神保健研究所部長
★
――――以下、一例――――
01/08/27 第1回長寿医療に関する基本計画検討会議事録
第1回 長寿医療に関する基本計画検討会
http://www.mhlw.go.jp/shingi/0108/txt/s0827-1.txt
1 日時 平成13年8月27日(月) 14:00〜16:00
2 場所 専用第24会議室
3 出席者 (委 員) 青柳委員、折茂委員、川村委員、北委員、小林委員、
祖父江委員、森委員、裄V委員、
欠 席 伊藤委員、森嶌委員
(事務局) 健康局長、国立病院部長、企画課長、政策医療課長、
経営指導課長、職員厚生課長、高度・専門医療指導官、
施設整備管理室長、首席営繕専門官
(オブザーバー)
国立療養所中部病院長
4 議 題 (1)検討会開催の趣旨
(2)長寿医療に係る経緯と現状
(3)今後の検討課題
■009 ■070426 [oi_ken:0047] 了解。補足説明。
皆様
天田です。
以下、簡単ですが、取り急ぎ。
★
> これは各人にとって副業領域なので、
> さくさく、と各人が業績・成果をあげていく
「さくさく」のニュアンスによりますが、以前からお伝えしているように、それぞれの人にとって益になる方法で効率的にやっていくのがよいかと思います。あくまでも皆さんにとって「副業」ですので、その優先順位と傾注の仕方をはっきりしつつ、学会報告や論文にしていくのがよいかと。
★
> 話し合いを6月の集まり
了解です。
日程等が決まりましたら教えてください。ちなみに、私は6月3日(日)、16日(土)、17日(日)などはすでに埋まっています。
★
> やはり「寝たきり老人」言説には、音楽療法の話
> は欠かせないよう。
この話は上記のような筋にはなっていないように思います。むしろ田中多聞という人の実践においてなされてきたわけで、「寝たきり老人」言説それ自体とはそれほどの関係でもないように思います。
★
それと、やや長くなりますが、年表的には、1956(昭和31)年に長野県で家庭養護婦派遣事業開始(老人家庭奉仕員(ホームヘルパー)の前身)が始まり、その後、1962(昭和37)年に老人家庭奉仕員制度実施――対象者は、当初「要保護老人世帯」、その後1965年(昭和40年)に「低所得の家庭」にまで拡大――、1963(昭和38)年には老人福祉法制定、特別養護老人ホーム等運営設備基準、そして1965(昭和40)年に「理学療法士及び作業療法士法」という流れできています。
1972(昭和47)年に老人福祉法改正(70歳以上老人医療費無料化)、そして1974(昭和49)年に例の褥瘡裁判が始まったように記憶しています。
1976(昭和51)年に例の田中多聞の『寝たきり老人は起ち上がれる―自立と看護の実際』、1978(昭和53)年に厚生省、寝たきり老人の短期保護事業(ショートステイ)を開始、なお、その年には東京都老人総合研究所編『寝たきり老人の看護と予防』(ゼロントロジー公開講座)(東京都老人総合研究所)が刊行されます。
なお、厚生労働省が「寝たきり老人」の統計的把握をはじめたのが、1979年10月の厚生省大臣官房統計情報部編『厚生行政基礎調査報告 昭和53年』からになります。そして、諸々があり、1982(昭和57)年の老人保健法につながっていきます。
1988年には『昭和63年度厚生科学研究特別研究事業・寝たきり老人の現状分析並びに諸外国との比較に関する研究・研究報告書』(厚生省大臣官房老人保健福祉部老人保健課)、1989年の厚生省大臣官房老人保健福祉部老人保健課『寝たきりゼロをめざして――寝たきり老人の現状分析並びに諸外国との比較に関する研究』(中央法規出版)が続きます。
そして、その後、高齢者保健福祉推進十ヵ年戦略(ゴールドプラン)策定、「寝たきり老人ゼロ作戦」へと続き、立岩さんがまとめた1990年代の「寝たきり老人」言説
http://www.arsvi.com/d/n01.htm
へとつながっていき、介護保険の制定、そしてその後の介護保険改正の中での「介護予防」の位置づけへと続いていっているように思います。
立岩さんの二木立の引用にあるように、
> 「そのために、自力では起きたり、歩けない、という意味
> での「寝たきり老人」を「寝たきり老人」にしないためには、
> これらの老人を介助によって起こしたり、歩かせるという
> 援助が不可欠である。そして、これを徹底的に行うため
> には、大量のマンパワーの投入が不可欠で、ゴールド
> プランとは桁違いの費用がかかる。」(二木立 19910720
> 『複眼でみる90年代の医療』pp.136-138)
> 「わが国では、ヨーロッパ諸国の在国ケアや施設ケアという、
> なぜか「寝かせきり」老人がいない<0144<ことに象徴される
> ケアの水準の高さのみが強調される。しかし、単なる延命
> のための医療を行っていないという選択もきちんと理解
> すべきである。
> 誤解のないようにうと、私は障害老人に対する単なる延命
> のための医療を一律禁止すべきだ、といっているのではない。
> しかし、事実として、延命治療よりもそれ以前のケアを優先・
> 選択する「価値観」「文化」を持っている国があることを見落
> とすべきではない。
> そして、わが国でも、今後は同じような「選択」が必要になる
> であろう。デンマークの福祉に詳しい有名な有料老人ホーム
> 経営者は、「わが国で、一方ではデンマークやスウェーデン
> 並みのケア、他方で効果の非常に疑問な末期の延命医療を
> 無制限に行うとなると、どんな立場の政府でも、その財政負担
> に耐えられない」といわれている。」(二木立 19921015 『90年
> 代の医療と診療報酬』,勁草書房[1992:142-144])
このように1990年代のお話が2000年以降の介護保険制定や一連の医療制度改革の布石になっていることがおおよそ見当つきます。また「延命治療の差し控え・中止」というお話と、介護予防(リハビリテーション)などのお話とつながりながら、今日にいたっていることが確認できるかと。
以上を含めて「安楽死・尊厳死」との接点を考えるのは面白い作業になるだろうと思っています。
http://www.arsvi.com/0p/et-1990d.htm
http://www.arsvi.com/0p/et-1997f.htm
http://www.arsvi.com/0p/et-2000d.htm
(西村周三の話などは80年代と90年代では微妙に違うところなども考えてみると面白いように思います。ただし、これは独り言)
取り急ぎ。
天田
■010 ■070529 [oi_ken:0051] 6月17日(日)の僅かであれば可能です
天田です。
> 6月16、17日あたり
> 別件で京都にゆく予定なのですが
> そのあたりで話し合いを入れ込むことは
> ぜんぜんダメでしょうか?
田島さん、6月17日(日)は特殊講義で10:00〜19:00
http://www.josukeamada.com/schedule2007.htm#6
まで講義ですが、9:00〜10:00ぐらいまでならば可能です。あるいは、19:00以降の1時間ほどでよければ、その時間帯でも可能です。
(6月16日(土)は終日研究会のため厳しいです)
ただ、皆さんで仕事を具体的にどのように進めるか、そして具体的にどのように分担して成果をあげるか、について共通了解をしておくことが大切ですので、場合によっては私なしで進めて頂ければと思います。
(あるいは、お昼休み?の時間帯20分ほどであれば皆さんが集まっている場所に行くことも可能です)
取り急ぎ。
天田
■011 ■070601 [oi_ken:0056] 日程調整について(天田)
皆様
天田です。
皆さんの予定を踏まえつつ、私の予定をお知らせ致します。
――――――――
野崎さん 6月30日、7月1日
堀田さん 17日(日) 30日(土)
北村さん 6月9日、10日 6月30日、7月1日は△
――――――――
野崎さん、堀田さん、北村さんは上記との予定ということ。
私は6月9日(土)、6月10日(日)、6月30日(土)、7月1日(日)のいずれも参加可能です。
皆さんの集まる日が調整可能であれば、それにあわせて参加したいと思っています。
取り急ぎ。
天田
■012 ■070601 [oi_ken:0057] Re: 日程調整について(天田)
天田です。
以下、公共のMLにも流しましたが、こちらでもお知らせ。
「寝たきり老人」言説も含みこめればと思いますが、一連の医療制度改革・介護保険改革・自立支援法などの制度関連について研究計画を思案中です。何かアイデア等がありましたら、天田までお知らせください。
取り急ぎ。
天田
----- Original Message -----
From: "天田城介" <josuke.amada@nifty.com>
Sent: Friday, June 01, 2007 1:23 AM
Subject: [ml-prosemip 4489] 民間研究助成(天田)
> 天田です。
> 以下、民間研究助成の幾つかの紹介です。
>
> おそらく私も今年度はそのうちのいくつかは申請します。
> 只今、医療福祉制度関連で研究計画思案中。
>
> 取り急ぎ。
> 天田
> ――――――――
> ■日本生命財団(2007年6月14日締切)
> http://www.nihonseimei-zaidan.or.jp/kourei/index.html
> ■勇美記念財団(6月29日(金)締切)
> http://www.zaitakuiryo-yuumizaidan.com/
> ■医療経済研究機構(2007年6月末日締切)
> http://www.ihep.jp/new/file/070330_bosyu.pdf
> ■三井住友海上福祉財団(6月30日締切)
> http://homepage3.nifty.com/mizuhofukushi/pdf/index.html
> ■フランスベッド・メディカルホームケア研究・助成財団(6月30日締切)
> http://www.fbm-zaidan.or.jp/
> ■ファイザーヘルスリサーチ振興財団(2007年7月6日締切)
> http://www.pfizer-zaidan.jp/va/researchgrant.html
> ■みずほ福祉助成財団(7月末締切)
> http://homepage3.nifty.com/mizuhofukushi/
> ■ユニベール財団(平成19年7月31日締切必着)
> http://www.univers.or.jp/univers.html
> ■日本証券奨学財団(平成19年8月10日締切)
> http://www.jssf.or.jp/info_03.html
> ■旭硝子財団(9月末?締切)
> http://www.af-info.or.jp/
> ■笹川医学医療研究財団 随時
> http://www.sasakawa-igaku.or.jp/jisseki_2006_qol.html
> ――――――――
■013 ■070602 [oi_ken:0062] 日程調整+年表について
天田です。
> 6月30日(土)
私はOKです。
ただ、その場では具体的にどのように取り掛かり、実際にブツを産出していくのかについて考えていく必要があるかと思っています。
私は、坂下さん、陳さんにも(30日の都合がつけばその場に参加してもらい、30日が日程調整困難であれば、ML上で参加してもらいながら)、現実にブツを産出していくことに関わってもらうことがよいと思っています。
★
田島さん、年表整理有り難うございました。細かく言えば、もっと沢山ありますが、それはおいおい。
私もこのMLに流したあとで、公共のMLに流そうと思っていたところでしたので、できれば、公共のMLにも情報を流してください。
取り急ぎ。
天田
■014 ■070603 [oi_ken:0066] 6月30日(日)について
皆様
天田です。
私は以下のような形でOKです。
> では、30日(土)、午前中に「老い研」 → 午後は「BAS研」
> という予定でよろしいでしょうか。
時間はいつでも構いません。
取り急ぎ。
天田
■015 ■070606 [oi_ken:0076] 坂下さん、参加とのこと(天田)
天田です。
昨日、坂下さんと面談しました。
坂下さんも(諸々の状況で多忙を極めているけれど)可能な限り、参加したいとの意思を確認しました。
(→坂下さん、よろしかったら、一言お願いします)
私としては、陳さんにもぜひ入って頂くのがよいかと思っています。陳さん、状況等の説明が必要であれば、面談して、私から直接お話しすることも可能です。
(ところで、陳さんはこのMLなどは受け取っている状況にあるのでしょうか? 以前、立岩さんが公共のMLで陳さんが受け取っているかどうかの確認をされていましたので、一応、お尋ねです)
取り急ぎ。
天田
■016 ■070613 [oi_ken:0080] 坂下さん「老い研」積極的参加可能
天田です。
田島さん、ファイル作成、ご苦労様でした。それと、6月30日(土)は11:00〜でよいのでしょうか。
あと場所が確定していましたら、教えてください。
(なお、多くの方が参加可能なように、上記が確定していましたら、公共MLにてアナウンスして下さい。どうぞ宜しくお願いします)
★
先日、坂下さんと面談。
坂下さんとしてはこれまで「音楽療法」に限定して研究をしてきたが、今後はむしろ「高齢者領域における療法の歴史」あるいは「寝たきり老人言説」などについて積極的にやっていきたいとの意向があります。したがって、このプロジェクトに積極的に関与して、生産物(ブツ)を産出していくことになっていくように思います。
また、30日(土)も(何とか日程調整をして、可能な限り)参加したいとおっしゃっていましたので、その方向で調整しているように思います。
→坂下さん、以上に補足して下さい。
また。今週金曜日に陳さんとも面談をすることになります。陳さんにもこのプロジェクトに関わってもらうようにすると私はよいと思っています。
取り急ぎ。
天田
■017 ■070613 [oi_ken:0087] Re: 障害学会・他
皆様
天田です。
障害学会でやること、私もよいことだと思います。
>> 「寝たきり」
>> 4本ぐらいやる。こないだの保健医療社会学会のように
>> 複数の報告者の順番をてきとうに決める。
>> ポスター発表でもあり、文章化けするのが前提
>> そして『Core Ethics』にも手をあげておく。
>> 最終段階で研究ノートへの乗り換えも可能だし。
> つまり、ポスターで分割したものを
> コアエシで、1つの論文にする
> みたいな格好にするわけだから
> なんとかなりそう、かもですね。
> 業績いっぱいになるし、おいしい企画かも。
ポスター発表の締切がいつかが分かりませんが、30日(土)にあってそのあたりをきちんと詰めましょう。
それと、ポスターで分割したものを1つの論文にする必要はないと思います。これらは『Core Ethics』も含めて複数の学会誌に投稿する形がよいかと思います。坂下さんはその上で自らで調べたものを単独で発表していくことも考えていく必要があります。
取り急ぎ。
天田
■018 ■070613 [oi_ken:0088] 陳娜さんのアドレス登録の確認
天田です。
このMLに陳さんは入っているかと思いますが、もしかすると
古いアドレス
[略]
で登録されているやもしれません。
陳 娜 さんの大学のアドレスは以下
[略]
になりますので、もし登録していないようでしたら、どうぞ宜しくお願いします。
→管理しているのは野崎さんになりますでしょうか?
すでに登録済みでしたら、陳さん、一言お願いします。
取り急ぎ。
天田
■019 ■070613 [oi_ken:0090] Re: 陳娜さんのアドレス登録の確認
野崎様
天田です。
早速のお返事、有り難うございました。
> 陳さんのアドレス
> Yahoo!のアドレスを登録
了解です。
届いているのであれば問題ないかと思います。
陳さん、よろしかったら、自己紹介など、よろしくお願いします。
取り急ぎ。
天田
■020 ■070616 [oi_ken:0097] 陳娜さんのアドレス再登録のお願い(天田)
野崎様 皆様
天田です。
本日、陳さんと面談して、「老い研」について説明をしました。
陳さんも30日(土)にアルバイトの日程調整をして、可能な限り参加するとのことでした。
なお、先日のMLにて野崎さんに確認して頂いたのですが、陳さんは(大学からメールアドレスをもらうまでのつなぎで)Yahoo!のアドレスを登録していたとのことですので――加えて、陳さんの中国製のOSが入っているパソコンでは日本語のYahoo!のアドレスを見ることができない状態になっているとのことです。つまり全く使っていないとのことです――、登録するアドレスを以下の大学のアドレスに変更してくださいとのことでした。
> 陳 娜 さんの大学のアドレスは以下
> [略]
> になりますので、もし登録していない
> ようでしたら、どうぞ宜しくお願いします。
>> 陳さんのアドレス
>> Yahoo!のアドレスを登録
野崎さん、お手数をお掛けしますが、再登録のほう、どうぞ
宜しくお願いします。
取り急ぎ。
天田
■021 ■070616 [oi_ken:0099] Re: 有り難うございました→野崎様
野崎様
天田です。
ご多忙中に、早速、陳さんのメールアドレスの再登録をして頂き、有り難うございました。
陳さん、宜しければ自己紹介などお願いします。
取り急ぎ。
天田
■022 ■070628 [oi_ken:0113] 30日(土)老い研について
皆様
天田です。
抜き書き作業等、ご苦労様です。
ただ、30日(土)11:00はまずはこれまでに集まったことがない人もいますので、今後のやるべきこととおおよその役割分担を決め、その上でいつどのように成果(ブツ)をあげていくかについて検討できればと思っています。
それよりも何よりも全員でおおよその「見取り図」「見立て」を共有しておくことが重要です。
「風呂屋の番頭」の役回りをする私としては、ぜひこの点を(さえ)共有できれば、あとはメールでのやりとりでよいかと思います。
(また、なかなかこうした作業をしたことがない人たちにはそうした「見立て」の中で本や論文を集め、読み進めていく「手立て」について、簡単に、私のほうから幾つかアドバイスします)
加えて、明後日は、それぞれが「本業」とこの「老い研」での「副業」との兼ね合いについてそれぞれが率直に意見を言い合うようにしておくとよいかと思っています。
という線でやっていければと思っています。
もちろん、抜き書きが手元にあれば、なおよいですので、できている方々はそれを持参して頂ければなお全員にとって有益かと思います。
取り急ぎ。
天田
■023 ■070703 [oi_ken:0122]障害学会ポスター発表に向けての準備等(天田)
天田です。
先日はご苦労様でした。
障害学会の抄録提出まで時間がありませんので、こちらは手分けしてやるということで。90年代以降の話はきちんとやろうとすれば、時間はかかりますが、立岩さん作成のファイルもあるので、さしあたりはそれを参照しつつ、抄録を作るということで。
70〜80年代班は(最初は)ちょっと時間がかかりますが、最初に調べておくと、芋づる式に出てきますので、抄録を形にすることが重要です。
> 8月25日(土)に集まる
> 本番原稿の締め切りは8月30日にしてくださると!
了解です。
この日程で着実にやっていきましょう。
★
陳さんには先日の話の概略と今後のことについて私から近日中に説明をしておきます。
→陳さん、このメールを読みましたら、天田までメールをください。
★
> あと、有吉さんは、有吉さんがもしよろしければ
> 90年代組への加入を提案されていたような。。。
有吉さんは予備論文を書くのが「本業」ですが、現在の人工腎臓の「中止・差し控え(非導入)」は圧倒的に高齢の人たちにおいて起こっていますし、また有吉さんとやりとりしながら、90年代の筋を作っていくためにも参加して頂ければと思って声をかけています(私が勝手に提案しました)。
したがって、直接に何か作業をして頂くのが難しいようであれば、このMLを通じて、あるいは(日程が合うようであれば)障害学会のための合評会(8月25日)に参加して頂いてコメントをもらうという形で考えています。
もちろん、「副業」として参加してもらえるようであれば、無理のない範囲で参加してもらえればなおよいことだと思っています。
→有吉さん、そんなところでお願いします。
簡単ですが、取り急ぎ。
天田
■024 ■070709 [oi_ken:0132]Re:障害学会ポスター発表に向けての準備等
堀田様 CC皆様
堀田さん、仲口さん、進捗状況等をお知らせ頂き、有り難うございます。
(→堀田さん なぜか私のパソコンでは堀田さんの送付してくれたファイルを認識せず、開くことができませんでしたので、宜しければもう一度送付して頂けると助かります。)
さしあたり障害学会エントリー(7月20日締切)までにML上でやりとりできればと思っています。
取り急ぎ。
天田
■025 ■070709 [oi_ken:0135]有り難うございました→堀田さん
堀田様 CC皆様
天田です。
早速返信して頂き、有り難うございました。
DMのほうでファイルは確認できました。
なぜかこのMLのほうではワードファイルが認識されない状況です。
取り急ぎ。
天田
■026 ■070709 [oi_ken:0138]勘違い、失礼しました
野崎様 CC皆様
天田です。
迅速な対応、有り難うございます。
仲口さんのメールを読んで、私のほうで勝手に勘違いをしておりました
(仲口さんは添付ファイルを読んでMLしているとばかり思っておりました)。
という勘違いが原因ですので、MLの設定変更で解決ということで了解です。
失礼を致しました。
取り急ぎ。
天田
■027 ■070709 [oi_ken:0140]有り難うございました→大谷さん・野崎さん
大谷様 野崎様
天田です。
ご説明、有り難うございました。
幾つかメールが交錯しているようですが、一応、記しておきます。
→大谷様
拡張子変更・保存でも(文字化けしていましたが)読めました。ただ、その後、野崎さんがMLの設定変更をしてくださったので、これで拡張子を変更することなく、ワードで読めます。
→野崎様
上記の通り、設定変更後は通常に読むことができるようになりました。これで問題は解決しました。有り難うございました。
取り急ぎ。
天田
■028 ■070715 [oi_ken:0160]90年代「寝たきり老人」言説
皆様(とりわけ90年代の皆様へ)
天田です。
返信がおそくなりまして、すみません。
忘れぬうちに一つ連絡をしておきます。
13日(金)に陳さんにお会いして、状況等を説明しました。陳さんは9月には中国に帰られるようですが、8月は日本にいるとのことですので、細かな内容までは関わることが難しい(そうだ)とのことでしたが、一緒に作業を進めて、今後の研究にいかしていきたいとのことです。また、陳さんのほうでは、日本ならびに中国の高齢者福祉&社会保障政策についての年表を作成するとのことでしたので、このあたりでも共同歩調が可能かと思っています。
→陳さん、ご自身の研究テーマも含めて一言よろしく
お願いします。
なお、中国の高齢者福祉&社会保障関連の文献としては以下のものを購入しています(現在、陳さんが読み込み中)。
他にもあるかと思いますが、取り急ぎ。
→陳さん、情報共有のため、MLでも流します。
取り急ぎ。
天田
――――――――――――――――
【中国の高齢者福祉&社会保障関連書籍(一部)】
◆沈 潔 編 2007/06/15 『中華圏の高齢者福祉と介護――中国・香港・台湾』,ミネルヴァ書房 238p ISBN-10: 4623047865 ISBN-13: 978-4623047864 4725.
http://www.amazon.co.jp/dp/4876481717/
◆広井 良典・沈 潔 編 2007/03/31 『中国の社会保障改革と日本――アジア福祉ネットワークの構築に向けて』,ミネルヴァ書房 329p ISBN-10: 462304792X ISBN-13: 978-4623047925 5040.
http://www.amazon.co.jp/dp/462304792X/
◆富田 武・李 静和 編 2006/12/25 『家族の変容とジェンダー――少子高齢化とグローバル化のなかで』,日本評論社 270p ISBN-10: 4535583994 ISBN-13: 978-4535583993 5775.
http://www.amazon.co.jp/dp/4535583994/
◆王 文亮 2006/11/10 『格差で読み解く現代中国』,ミネルヴァ書房 361p ISBN-10:
4623046850 ISBN-13: 978-4623046850 3675.
http://www.amazon.co.jp/dp/4623046850/
◆孫 暁冬 2006/08/20 『中国型ワークフェアの形成と展開――福祉資本主義と市場社会主義における福祉レジームの可能性』,昭和堂 336p ISBN-10: 4812206294 ISBN-13: 978-4812206294 5985.
http://www.amazon.co.jp/dp/4812206294/
◆沈 潔 2006/03/01 『地域福祉と福祉NPOの日中比較研究』,日本僑報社 234p ISBN-10: 4861850258 ISBN-13: 978-4861850257 6090.
http://www.amazon.co.jp/dp/4861850258/
◆王 文亮 2004/11 『九億農民の福祉――現代中国の差別と貧困』,中国書店 589p ISBN-10: 4924779822 ISBN-13: 978-4924779822 4,830.
http://www.amazon.co.jp/dp/4924779822/
◆田多 英範 編 2004/02/10 『現代中国の社会保障制度』,流通経済大学出版会 338p ISBN-10: 4947553308 ISBN-13: 978-4947553300 3150.
http://www.amazon.co.jp/dp/4947553308/
◆沈 潔 編 2003/08/01 『社会福祉改革とNPOの勃興―中国・日本からの発信』,日本僑報社 256p ISBN-10: 4931490557 ISBN-13: 978-4931490550 5040.
http://www.amazon.co.jp/dp/4931490557/
◆周 チン 2002/10/30 『中国における高齢者ターミナルケア』,草の根出版会 87p ISBN-10: 4876481717 ISBN-13: 978-4876481712 1050.
http://www.amazon.co.jp/dp/4623047865/
◆李妍= 2002/03/20 『ボランタリー活動の成立と展開――日本と中国におけるボランタリー・セクターの論理と可能性』,ミネルヴァ書房 333p ISBN-10: 4623035638 ISBN-13: 978-4623035632 4200.
http://www.amazon.co.jp/dp/4623035638/
◆王 文亮・和田 要 2001/05 『中国の高齢者社会保障――制度と文化の行方』,白帝社 274p ISBN-10: 4891744952 ISBN-13: 978-4891744953 2940.
http://www.amazon.co.jp/dp/4891744952/
◆片多 順 編 2000/11/10 『高齢者福祉の比較文化――マレーシア・中国・オーストラリア・日本』,九州大学出版会 210p ISBN-10: 4873786517 ISBN-13: 978-4873786513 2940.
http://www.amazon.co.jp/dp/4873786517/
◆沈 潔 1996/05/30 『「満洲国」社会事業史』(MINERVA社会福祉叢書),ミネルヴァ書房 313,22p ISBN-10: 4623026337 ISBN-13: 978-4623026333 6300.
http://www.amazon.co.jp/dp/4623026337/
■029 ■070715 [oi_ken:0161]90年代「寝たきり老人」言説・2
天田です。
皆さん、ご苦労様です。
堀田さんが整理された「筋」でよいかと思います。
私の言った「奇妙な捩れ」はどうでもよいことですのですが、多くの人たちは以下の本の引用の部分は流して読んでいたりしていることは確かだと思います。
http://www.josukeamada.com/bk/bs07-5.htm
どうでもよいことですが、この領域で「エコロジー」っぽいことや「繋がり」っぽいことを言う人は時として危うい話をしてしまうことが多々あります。
すみません。どうでもよいことでした。
> 余り欲張らず淡々と記述することかまず先決ですよね。
堀田さんがおっしゃるように、まずは淡々と記述することが大切かと思います。
★
それと、立岩さん作成の「死なせることを巡る言説」、とりわけ90年代の話は大変参考になるように思います。加えて、『寝たきり老人ゼロをめざして』ならびに『「福祉のターミナルケア」…』なども参考にするとよいように思います。
死なせることを巡る言説
http://www.arsvi.com/0p/et-1970d.htm
http://www.arsvi.com/0p/et-1980d.htm
http://www.arsvi.com/0p/et-1990d.htm
http://www.arsvi.com/0p/et-2000d.htm
『寝たきりゼロをめざして――寝たきり老人の現状分析並びに諸外国との比較に関する研究 第2版』
http://www.arsvi.com/b1990/9003kd.htm
『「福祉のターミナルケア」に関する調査研究事業報告書』(1997)〜
http://www.arsvi.com/0p/et-1997f.htm
取り急ぎ。
天田
■030 ■070715 [oi_ken:0162]70年代〜「寝たきり老人」言説
皆様 とりわけ70年代〜班の皆様
天田です。
資料が山盛り、何よりです。→田島さん
ただ、時間との関係もありますので、ざっと読み進み、必要なものを選択して読んでいくのがよいかと思います。
70年代の議論はリハ言説との兼ね合いから考えてみるとなかなか面白いと思います。
取り急ぎ。
天田
■031 ■070717 [oi_ken:0168]Re:70年代だけ→引き続きこの作業を続けるのがよいです
田島様 CC皆様
田島さん、ご苦労様です。
立岩さんの言うように、これらのファイルは70年代班でまとめるか、(個々の作業分については作成者を明記してでもよいので)、HTML化してアップするのがよいかと思います。
できれば、
http://www.arsvi.com/d/n01.htm
に年代ごとにまとまっているととてもよいことかと思ってます。
> d/n011970.htm
> とし、他の媒体からの引用などが加わり増えたら
> ファイルの分割を考えればよいと思います。
★
> 『理学療法と作業療法』の70年代だけ
一応、「筋」としてですが、概ね妥当していると思いながらも、多少のコメントをしておきます。参考にしてみて下さい。
> @「寝たきり老人」におけるリハは特養から始まったらしい。
↓
> Aただ、それと同時期に「在宅」での「寝たきり老人」も問題視され始める。
↓
> B1975年の第55回WHOで決議されたプライマリ・ヘルスケアの概念が紹介さ
> れ、包括的な地域医療として、在宅の寝たきり老人のケアの必要性が言われる
★
@はおおよそ間違いではないにしても、正確には以下のようではないかと推測されます。
1963(昭和38)年の老人福祉法には「リハビリについての規定」については明記されていなかったが、1965(昭和40)年の理学療法士及び作業療法士法を受け、 1966(昭和41年)に「養護老人ホーム及び特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準」が通達されたという中で、特養におけるリハビリが強調されるようになったということであろうかと。こうした歴史的文脈において、田中多聞『寝たきり老人は起ち上がれる―自立と看護の実際』が書かれているし、その前の(1960年代半ばからの)音楽療法などが試行的に実践されてきたであろうかと。
http://www.livingroom.ne.jp/w/tnktmn.htm
以上が特養におけるリハビリテーションにおける実践と同時に、「寝たきり老人」の言説がリハビリテーションの文脈において語られるようになったということです。
ただ、実際には、「寝たきり老人」へのリハビリテーションは、「特養から始まったらしい」とというよりは、まずは「病院」におけるリハビリとして実践されたということになるかと思います。このあたりは医学系の雑誌を拾っていけば幾つも出てくるように思いますが、今回の守備範囲ではないので、上記の記述も「限定的な記述」が適切だろうと思います。こんなところです。
★
Aはすでに60年代後半からは「寝たきり老人」調査――この時に「寝たきり老人」ではなく「寝たきりの」という形容詞で表現されていたように思いますが――が全社協や地方自治体や厚生省などで行われるようになっていますので、その調査との関わりの中で「在宅」の「寝たきり老人」が言及されるようになっているように思います。なお、私の知る限りでは、厚生省による「全国における統計的把握」は、1979(昭和54)年10月の厚生省大臣官房統計情報部編『厚生行政基礎調査報告 昭和53年』が最初であったと記憶しています。(少なくとも広く公表されたのは後者によってであったように思います)
★
なお、1968(昭和43)年の全国社会福祉協議会「居宅寝たきり老人の実態調査」や1975年(昭和50)年の「厚生省の調査」についても別途調べておくとよいかと思います。
このあたりか、1965(昭和40)年の「理学療法士及び作業療法士法」の手前あたりが最初の「寝たきり」あるいは「寝たきり老人」の走りのように思います。
> ★「痴呆」は当初「精神障害」として紹介されている。これが「痴呆」文献の先駆け
これは間違いです。1950〜60年代において「呆け」や「脳軟化症」という表現で「痴呆」「認知症」が語られていた論文はありましたし、そのような背景があったからこそ、1972年に有吉佐和子の『恍惚の人』が広範に受容されたということがあります。ちなみに、私は調べていませんが、1908(明治41)に呉秀三がDementiaの訳語を「痴狂」から「痴呆」に改めることを提唱したと言われていますが、正確なところはどうなのかは分かりません。
取り急ぎ。
天田
■032 ■070721 [oi_ken:0181]Re:大会報告の件
田島様
天田です。
今からヤング企画に出かけるので、簡単に。
> で、今回の1970年代までの資料を俯瞰してみても
> それで1学会報告で行けるのではないか?
今回は70年代まででいけるとは思います。ただ、個人的には、70年代〜90年代との言説の接合のあり方はなかなか考えるに値することのように思います。したがって、このあたりは簡単に「今後の課題」として触れておくか、あるいは「宿題」とすることでよいかと思います。
学会報告は(基本的には)締切厳守です。エントリーが少ない場合は若干待ってくれる時がありますが、今回はエントリーも多いとのことなので、可能な限り早めに提出してください。
> 報告者名(順)ですが、坂下正幸、伊藤美知子、北村
> 健太郎、田島明子でよいでしょうか? 学会報告は坂下
> さんが行って頂けるとおっしゃっておられたので
> 報告者が一番前にあったほうが良いかと思います。
このあたりは院生間で「貢献度」に応じて報告者の順番
を決定するとよいかと。
では、ヤング企画のため、大学に行ってきます。
取り急ぎ。
天田
■033 ■070722 [oi_ken:0193]障害学会ポスター発表について+
天田です。
MLへの返信が遅くなっています。すみません。
報告要旨はさしあたりはこのようでよいと思います。
一応、障害学会のポスター発表は以下のようになると考えてよいでしょうか。
――――――――
【70年代〜班】
◆1970年代のリハビリテーション雑誌のなかの「寝たきり老人」言説
坂下正幸・伊藤実知子・野崎泰伸・田島明子
【90年代班】
◆「1990年代の「寝たきり老人」をめぐる諸制度と言説」
仲口路子・有吉玲子・堀田義太郎
――――――――
細かいことを言うようですが、障害学会へのポスター発表の諸手続きは規定通り厳守していてください。立岩さんは大会長という、どの会員にも等しく開かれたように仕事を進める立場にありますので、その点、十分に認識して仕事を進めていきましょう。それと、メンバー間での仕事の調整も調整しながら進めていきましょう。
→とりわけ、坂下さんは仕事の状況を報告してください。
私が資料を通覧する限り、もっと多くのことが言えるように思います。必要あらば、私も参加(介入?)して研究を進めるようにしたいと思っています。必要に応じて、声をかけて下さい。
★
資料としては、今後、真面目に調べていけば、面白い+有益な研究になると思います。もし一定の成果があがれば、私の科研費などを使ってもらって、報告書でまとめるなり、あるいはどこかで院生主体の企画を年度末あたりに考えてもよいかと思っています。
★
陳さんもぜひ中国の高齢者福祉&社会保障の年表と資料の作成などができれば、こちらに報告をしてください。
では、がんばってください。
取り急ぎ。
天田
■034 ■070801 [oi_ken:0205]次回「老い研究会」の日程について
天田です。
田島さん、ご苦労様でした。皆さんもどうぞ宜しく。
> リハ雑誌のなかの「寝たきり老人」言説のデータ
> http://www5.ocn.ne.jp/~tjmkk/netakiririhagensetu.htm
それと、8月25日(土)に障害学会を前に老い研を開催するのであれば、時間・教室など確定しましょう。
取り急ぎ。
天田
■035 ■070804 [oi_ken:0211]第2回老い研究会の日程について・2(天田)
天田です。
田島さん、仲口さん、有吉さん、メールどうもです。
では、一応、日程案として以下のようにするという感じで進めるということでどうでしょう。
◆第2回老い研究会
日時:2007年8月25日(土)11:00〜16:00
場所:立命館大学 学而館 生命部屋
取り急ぎ。
天田
■036 ■070804 [oi_ken:0213]第2回老い研究会の日程について・3(天田)
天田です。
立岩さん、有り難うございます。
皆さんの都合がよいようであれば、この日程で決定して、公共MLにてアナウンスしたいと思っています。皆さんの都合を教えてください。
>> ◆第2回老い研究会
>> 日時:2007年8月25日(土)11:00〜16:00
>> 場所:立命館大学 学而館2階 共同研究室202(生命部屋)
取り急ぎ。
天田
■037 ■070804 [oi_ken:0220]了解です+急ぎ手続きをしてください(天田)
天田です。
有吉さん、堀田さん、野崎さん、田島さん、メールどうもです。
では、田島さん、公共MLでのアナウンス、どうぞ宜しくお願いします。一応、誰でも参加自由、出入り自由、食事は各自持参という形にしましょう。
あと、障害学会報告予定者でいまだ手続きをしていない方は急ぎ手続きをしてください。どうぞ宜しく。
私はこれから大学に行って事務仕事をしてきます。
取り急ぎ。
天田
■038 ■070814 [oi_ken:0227]来週の研究会までの作業の確認(障害学会ポスター発表に向けて)
天田です。
本日は幾つかMLを送付します。
次回の研究会は年8月25日(土)11:00〜16:00ですが、当日は以下の障害学会でのポスター発表の報告内容を確認する作業が中心になりますので、できれば、その手前の作業として「各班」の進捗状況など簡単に報告などして頂ければと思っています。このあたりの確認をメールにて相互にしていければと思っています。
障害学会第4回大会プログラム
http://www.arsvi.com/ds/jsds2007.htm#p
◆坂下 正幸・伊藤 実知子・野崎 泰伸・田島 明子 20070916-17 「1970年代のリハビリテーション雑誌のなかの「寝たきり老人」言説」障害学会第4回大会 於:立命館大学 P
http://www.arsvi.com/2000/0709sm.htm
◆仲口 路子・有吉 玲子・堀田 義太郎 20070916-17 「1990年代の「寝たきり老人」をめぐる諸制度と言説」障害学会第4回大会 於:立命館大学 P
http://www.arsvi.com/2000/0709nm1.htm
取り急ぎ。
天田
■039 ■070814 [oi_ken:0228]老い研究会→公共MLへ(天田)
天田です。
このMLにてやりとりしている状況や(作成途中の)成果など、できる限り、研究科の全ての院生、とりわけ公共の全ての院生に(公共のMLを通じて)常にアナウンスしていくことがよいかと思います。
(特段にこのテーマに関心のない人たちは削除するので、逐次、報告していくとよいと思っています)
それと、次回の研究会のあと、障害学会のあと、どのように作業を進めていくかも含めて調整できればと思ってます。
取り急ぎ。
天田
■040 ■070814 [oi_ken:0229]老い研究会MLバックナンバー掲載(天田)
天田です。
前便と深く関わることですが、天田発の「老い研究会」のMLのバックナンバーは以下に掲載しました。
http://www.josukeamada.com/gsce/ml-oi_ken2007-1.htm
個人のメールアドレスなどは削除しましたが、基本的にはそのまま(あまりチェックもせず)掲載していますので、もし不都合な部分等がありましたら、天田まで連絡を頂ければ早急に修正・削除をするように致します。
繰り返しますが、老い研究会のやりとりや状況や成果などは研究科の全ての院生、とりわけ公共の全ての院生に(公共のMLを通じて)常にアナウンスしていくことがよいかと思ってます。
取り急ぎ。
天田
■041 ■070815 [oi_ken:0231]障害学会ポスター発表に向けて・2
堀田様 CC皆様
天田です。
堀田さん、早速ご連絡頂き、有り難うございます。
http://www.arsvi.com/ds/jsds2007.htm#a
では以下のように掲載されていますので(私がその後の立岩さんのMLを見落としているだけかもしれませんが)、
@ポスター発表の形式について
A説明原稿の事前提出(締切日)について
B発表の体制などについて
このMLで確認していければと思っています。
――――――――
◇B)ポスター報告
*口頭説明をする場合は聴覚障害者用にテキストプリントを配布してください。
*ポスター掲示内容について、視覚障害者に配慮した音声(口頭もしくはデジタル音声など)での説明、テキストファイルの提供等を行なってください。
*紙媒体のポスター掲示だけでなく、PCによるマルチメディア掲示(音声と同期したスライドショーなど)も受け付けます。ただし、機器はすべて報告者が持参し、管理してください。
*ポスター報告についても説明原稿等の事前提出を求めます。その期限、ポスターの大きさなどについては追ってお知らせします。
――――――――
★
@の形式がA0などで設定されないようであれば、堀田さんに提案していただいたように、A4で16枚というのがよいかと思います(ただ、ポイントについては検討する必要があるかと)。
A説明原稿の事前提出はおそらく8月末あるいは9月上旬になるかと思いますので、来週の老い研にて確定して送付するということが最も合理的のように思っています。
Bについても事前にこのML等で確認していきましょう。
取り急ぎ。
天田
■042 ■070815 [oi_ken:0233]障害学会ポスター発表に向けて・3
田島様 CC皆様
天田です。
田島さん、ご連絡頂き、有り難うございます。
進捗状況などについておおよそ把握しました。おおよその「素材」は収集していますので、あとは「調理」ということかと思います。
すると、8月25日(土)11:00〜でやりとりをして、その後、数日内に説明原稿などを提出するという手順になるかと思います。
できれば、各自の状況などをMLを使って簡単にでも報告しあえればよいかと思います。
取り急ぎ。
天田
■043 ■070823 [oi_ken:0238] ご苦労様です(天田)
田島様
天田です。
資料作成、ご苦労様でした。
資料はこれから読みますが、明後日にメンバーで検討して、9月5日(水)24時までに「読上げ原稿」を送付するという手順でいければよいのではないかと思っています。
http://www.arsvi.com/0r/2007jsds.htm#13548
明後日の老い研究会は11:00〜16:00(於:生命部屋)ということにしていますが、私は、当日は終日時間は保できますので、必要があれば、その後も継続して検討することも可能です。
取り急ぎ。
天田
■044 ■070824 [oi_ken:0243] ご苦労様です→堀田さん、仲口さん
天田です。
堀田さん、仲口さん、有り難うございました。
明日、お会いして議論したいと思っていますが、言説としていかに語られてきたのかという話と、規範論的にどのように位置させることが可能かという話をいかに接合させるか、ということがポイントかなと思いました。
いずれにしても、以下の主張の根拠として残るのは「寝たきりにならないにこしたことはない(なったならば仕方がないので手厚い福祉を用意
すべきだが)」という認識」(のみ)と言えるかは、議論すべきところかと思っています。
> では、「寝たきりにさせる」福祉の不備を批判しつつ、「寝たきり」になった場合にも十分にニーズを満たす
> 福祉の必要性を主張する立場が採りうる根拠として残るのはなにか。
いずれにしても明日議論できればと思っています。
取り急ぎ。
天田
■045 ■070827 [oi_ken:0248] Re: 日程は進捗状況に応じてはいかがでしょうか
天田です。
皆さん、先日の老い研は、長時間、ご苦労様でした。
障害学会のポスター発表は期日は厳守ですので、残り1週間の中で最中調整をしていくとよいかと思っています。
> あと、決めないといけないのが次回日程でしたね。
> 10月末ということでしたが、10月27日(土)、
> 11月3日(文化の日)(土)あたりになりましょうか。
次回は、今後の論文作成に向けて、あるいは今後どのように進めるか(80年代あるいは00年代をやっていくか、あるいは陳さんの研究も含めて発表していく形にしていくのかなどの)検討していくことになっていたかと記憶しています。文献については揃えるべきものについては揃えておきます。
ただ、日程確定に関しては、MLでの連絡調整をしつつ、進捗状況などを踏まえて決定するのがよいかと思いますが、いかがでしょうか?
取り急ぎ。
天田
■046 ■070829 [oi_ken:0260] 障害学会発表準備+認知症QOLプロジェクト+「寝たきり老人」情報
皆様
天田です。返信が遅くなっています。すみません。
皆さん、障害学会ポスター発表の準備、ご苦労様です。
公共のMLにも書きましたが、来週、私はほぼ毎日大学に行っていますので、必要があれば声を掛けてください。
★
障害学会の抄録ならびに読み上げ原稿、更にはパワポの資料もホームページに掲載してもらうとよいかと思います。また、集めた文献からの引用については「文献紹介」にて掲載していきましょう。
http://www.arsvi.com
★
> http://www5.ocn.ne.jp/~tjmkk/otzyosei2007.htm
> の件で、来年のOT学会(平成20年6月20〜22日)
> 老い研のなかの1プロジェクトに中間入りさせて
> いただけたら、と思っております。できますれば、
> 天田先生にも連名者に入っていただき、あと、2名
> 程度加わって頂けたら、
私に関しては了解です。
また、上記のプロジェクトは(私が記憶している限りでは)この老い研の立ち上げの契機(の一つ)でもありますので、障害学会が終わりましたら、こちらも進めていきましょう。
★
なお、先ほどMLにて紹介した井口本の第1章第3節に
http://www.josukeamada.com/gsce/ml-prosemip2007-2.htm#197
「3-1 寝たきりへの「はたらきかけ」(1980年代前半)」という項があります。一応、ご参考まで。
取り急ぎ。
天田
■047 ■070831 [oi_ken:0263] ご苦労様です(天田)
天田です。
70年代〜班、90年代班、それぞれの皆さん、ご苦労様です。
だいぶ形になってきていると思いますし、障害学会ポスター発表に限らず、重要な資料が整備されていると思います。
伊藤さんの年表もぜひホームページに掲載しましょう。この年表では「寝たきり老人」言説が社会政策を背景にしながら言説化されてきているのが端的に分かります。ぜひ、掲載していきましょう(不足している部分についてはあとで増補してもよいかと思います)。
また、今回のポスター発表にあわせて引用している書籍、また引用している部分についても、「寝たきり老人」のページの増補をやっていきましょう。
取り急ぎ。
天田
■048 ■070904 [oi_ken:0271] とりあえずご苦労様でした(天田)
天田です。
70年代班の皆さん、90年代班の皆さん、とりあえず読み上げ原稿の提出、ご苦労様でした。あとは学会当日までの準備と発表になります。引き続き淡々と仕事を進めていきましょう。
障害学会が終わりましたら、「本業」を優先しながらですが――私はこのことばかり繰り返し言っていますが――、70年代班は80年代を、90年代班は00年代を調べていくとよいことになっていたかと思いますので、こちらの作業を進めながら、学会誌への投稿ならびに研究会(天田科研あるいはCOE研究会)を企画することも考えたいと思っています。
また、田島さんの認知症QOLプロジェクトも走っていくことになるかと思います。
上記も含めて諸々について(学会報告終了後に)検討しましょう。
取り急ぎ。
天田
■049 ■070909 [oi_ken:0274] 老い研究会プロジェクト(暫定)(天田)
皆様
天田です。返信遅くなりました。
田島さん、仲口さん、有り難うございました。
本日、第17回日本家族社会学会大会の「介護・世代間援助」の部会の司会をしてきましたが、
http://www.josukeamada.com/bk/bsp070908.htm
報告は、高齢者政策(家族介護政策)の歴史について、改正介護保険後の家族介護の編成され方の変容について、中国の高齢期における世代間援助について、日本・韓国・中国の比較分析を念頭にした世代間援助関係の分析についてでした。
(→陳さん、報告者の方を紹介しますので、日本に戻ったら連絡ください)
「寝たきり老人」言説分析プロジェクトにも、陳さんの研究にも関わるので、上記の資料(と報告者の方にいただいた報告書)と、(昔から収集していながら、どこかに散逸してしまっている)私の手元にある沢山の資料をお渡しします。
特に、「寝たきり老人」言説プロジェクトは、先日もお伝えしましたが、井口さんの『認知症家族介護を生きる』
http://www.josukeamada.com/gsce/ml-prosemip2007-2.htm#197
「第2章」とあわせて概観しておくとよいかと思います。
なお、井口さんの本の書評(を含む雑文)は、明日にアップします。
http://www.josukeamada.com/bk/bs07-7.htm
★
私の本はあまり参考にはならないので、
@「寝たきり老人」言説プロジェクト
A認知症QOLプロジェクト
B高齢者関連政策プロジェクト(日中韓?)
に関連する本を読んでいくとよいかと思っています。
ということで、私の愚書を読むよりは、むしろ立岩さんに提案していただいたように、「寝たきり」言説プロジェクトを「書籍化」する方向を念頭にその関連を丹念に読んでいくのがよいかと思っています。
取り急ぎ。
天田
■050 ■070912 [oi_ken:0287] 情報保障について(天田)
皆様
70年代〜班の皆さん、90年代の皆さん、ご苦労様です。
ポスター発表の準備、仲口さん、田島さんの線でよいかと思います(立岩さんは多忙を極めていますので、状況を確認するのであれば、北村さんあたりに確認して下さい)。
いずれにしても、@「ポスター」、A「読み上げ原稿」、B「資料」(A3拡大コピー数部も含め)、C「全ての資料のテキストデータが保存されているUSB」、D「(持参可能であればノート型)」があるとよいかと思います。(私もノート型を持参しますので、場合によっては私のを使って下さい)
いずれにしてもあと数日の準備ですので、がんばりましょう。
★
それと、愚書の読書会ですが、せっかく声を掛けて頂いたので、では、まずは「寝たきり老人」言説プロジェクトの書籍化と認知症QOLプロジェクトを走らせながら、その「合間」に多少の時間があればやるという感じにしましょう。
取り急ぎ。
天田
■051 ■070925 [oi_ken:0307] 今後の老い研究会について(天田)
天田です。
皆さん、障害学会ではお疲れ様でした。
「寝たきり老人」言説分析ですが、書籍化する話はぜひ作業と平行して検討していきたいと思っています。私は、日本家族社会学会大会(於:札幌学院大学)にて高橋さんにお会いした際にたまたまこの話となったという経緯です。
いずれにしても本にまとめる計画は着々とやっていければと思っています。ただ、上記の計画を着実に遂行するためにも――繰り返しますが、各自においてこの仕事はあくまで「副業」ですので(各自において「本業」は着実に進めてください)――、今後の各自においてどの程度、どの範囲で上記の計画における作業を担っていけるのかについて共通了解しておく必要がありますので、次回の老い研ではそのあたりについても話をしておきたいと思っています。
私が入るのはあまり好ましくないと思っていましたが、諸々のことを鑑み、必要に応じて私も関わることは可能ですので、そのあたりも含めて話をしておきたいと思っています。
以上について皆さんのご希望・ご意見をお聞かせ下さい。
取り急ぎ。
天田
■052 ■071005 [oi_ken:0310] Re: 今後の予定について(天田)
天田です。
仲口さん、有り難うございました。
障害学会のお疲れ様という場も含め、また、より重要なこととして、今後の書籍化プロジェクト(その手前で論文化あるいは他の学会での発表もあるかと思います)、あるいは田島さんの認知症QOLプロジェクト等について考える必要がありますので、もし皆さんの状況が調整可能であれば、具体的な研究会の日を調整してもよいかと。
ただ、できれば、「80年代」「00年代」あたりのことも含めて各自がそこそこの見通しをもって研究会に臨む形にしたほうが建設的であるかと思っていますが、いかがでしょうか。
このあたりの役割分担と今後の展開について話し合いをしつつ、今後の具体的な計画について議論ができればよいのではないかと思っています。
取り急ぎ。
天田
■053 ■071007 [oi_ken:0313] Re: 今後の予定について・2(天田)
田島さん 堀田さん 皆様
天田です。
田島さん、了解です。ご無理なさらないようにしてください。
> まず、認知症QOLですが、来年のOT学会(長崎)演題エントリ
> 締め切りが11月末に決まったようで、とにかく急がないと
> いけない状況です。
了解です。では、MLにて諸々について確定していきましょう。
そして、実際にOT学会の準備する中で最終的な筋を作っていければと思っています。
> 研究会+お疲れ様会???
堀田さん、有り難うございます。ただ、正直、できれば、私の本ではないほうがよいようにも思いますが、状況に任せます。
できれば、上記のOT学会演題エントリ締切――これはエントリだけの締切ですよね? 抄録などは提出する必要はないと考えてよいのですよね?→田島さん――が一息つくころ、田島さんが京都にこれる11月末〜12月上旬あたりがよいようにも思います。皆さんのご都合をお聞かせください。
取り急ぎ。
天田
■054 ■071008 [oi_ken:0315] Re: 今後の予定について・3
天田です。
堀田さん、有り難うございます。
私の予定は以下の通りです。
> 11/18(日) ×
> 11/25(日) ○
> 12/01(土) ○
> 12/02(日) ○
> 12/08(土) △
> 12/09(日) ×
場合によっては、私のほうで「寝たきり老人」について、あるいは「痴呆性老人(認知症高齢者)」に関連する文章を用意しても構いません。
皆さんの希望に応じてやっていきたいと思っています。
取り急ぎ。
天田
■055 ■071009 [oi_ken:0318] Re: 今後の予定について・4
天田です。
田島さん、了解です。
研究会の日程は他の方の返信をまって決定するとして、まずは田島さんの認知症QOLプロジェクトを考えていきましょう。11月末までに、おおよその「筋」だけは確認しておき、その報告も含めて12月上旬あたりに研究会を開催するというのが現実的かと思っています。
> それが、抄録の締め切りなのです。
> その抄録を元に査読がされますので、11月末には
> それなりにきちんとしたものになってないとまずいのです。
田島さん、宜しければ、認知症QOLのもともとの研究の骨子などをこのMLに投げていただけますか? MLを活用して、様々に議論していきましょう。
それと、陳さんも中国で幾つかの資料を集めてこられてきていますので、可能であれば、報告など宜しくお願いします。他の方も適宜報告など宜しくお願いします。
取り急ぎ。
天田
■056 ■071010 [oi_ken:0322] Re: 今後の予定について・5
天田です。
韓さん、仲口さん、有り難うございました。(韓さん、全くそのようなことはありませんので、ご心配せぬよう)
> 12/01(土) ○ ○ ○ ○
> 12/02(日) ○ ○ ○ ○
堀田さん、韓さん、田島さん、仲口さん、天田の予定としては上記のいずれかになるかと思っています。他の方の予定などお知らせ頂ければと思っています。
取り急ぎ。
天田
■057 ■071015 [oi_ken:0331] Re: 今後の予定について・5
天田です。
皆さん、返信、有り難うございました。
では、他の方も宜しいようであれば、以下のようにしましょう。
――――――――
第3回 老い研究会
日時:12月02日(日) 12:00〜17:00?
場所:創思館のどっか(日時が確定したら予約しておきます)
――――――――
堀田さん、韓さん、田島さん、仲口さん、有吉さん、北村さん、野崎さん、天田の予定は確認しています。
上記以外の方々、予定をお知らせ頂ければと思っています。
→伊藤さん、坂下さん、陳さんほか
(ただ、伊藤さんの場合はとにかく予備論文に集中することをお勧め致します)
取り急ぎ。
天田
■058 ■071017 [oi_ken:0338] Re: 来年OT学会の内容について(認知症QOL)
田島様 皆様
天田です。
返信、遅くなりました。すみません。
> それで、内容なのですが、さしあたり
> 「寝たきり老人」のマネをして
> 1970〜1990年代(介護保険前)あたりで、
> 痴呆性高齢者の支援についてリハ雑誌で
> どのようなことが言われてきたか、言われて
> こなかったかを整理してみようかなと思います。
認知症QOLに関連する文献は大量にありますので、守備範囲をどのあたりにするかが重要です。その上で、「リハ雑誌」に限定するかどうかですが、時間的に可能であれば、まずはざっとでよいので新聞・雑誌記事や抄録のみを読み進め、その中で「守備範囲」を確定することが大切のように思います。
以上の作業をした上で、OT学会での発表ですので、あえて「リハ雑誌」に限定化するということはありかと。
取り急ぎ。
天田
■059 ■071017 [oi_ken:0339] 第3回老い研究会(天田)
皆様
天田です。
皆さん、メール、有り難うございました。
仲口さん、了解です。陳さんも参加ということで了解です。
それでは、皆さんから異論がないようですので、次回の研究会は以下の通りとします。
――――――――
第3回 老い研究会
日時:12月02日(日) 12:00〜17:00?
場所:創思館のどっか(日時が確定したら予約しておきます)
――――――――
明日にも場所を確定します。→公共MLにも告知しておきます。
取り急ぎ。
天田
■060 ■071017 [oi_ken:0340] Re: 井口高志さん
田島様 仲口様 皆様
天田です。
田島さん、仲口さん、どうもです。
> どなたか
井口高志(信州大学)さんですね。
http://www.arsvi.com/b2000/0706it.htm
井口本についての天田の書評は以下。
http://www.josukeamada.com/bk/bs07-7.htm
障害学会にて参加しており、私もちょっと話しましたが、
皆さんの研究に関心をもって下さっているようでした。
取り急ぎ。
天田
■061 ■071017 [oi_ken:0341] Re: 認知症介護研究会
仲口様 皆様
天田です。
仲口さん、研究会の参加、了解です。伝えておきます。
http://www.josukeamada.com/og/ssdc.htm#071020
日時:2007年10月20日(土)14:00〜18:00
場所:高齢者福祉総合施設 ももやま 交流室
報告:「死に放擲される老い・2」
http://www.josukeamada.com/bk/bsp071020.htm
天田城介(立命館大学大学院先端総合学術研究科)
他の方で参加したい方も気軽にどうぞ(前便の井口さんも
参加する可能性あり)。
いまだ準備をしていませんが、当日までには何とか。
取り急ぎ。
天田
■062 ■071024 [oi_ken:0342] 第3回老い研究会・2(天田)
皆様
天田です。教室確保しながら、お伝えするのを忘れていました。
――――――――
第3回 老い研究会
日時:12月02日(日) 12:00〜17:00?
場所:創思館312
――――――――
内容は、80年代、00年代をあれこれと考えあぐねる作業と仕事の分担になるかと思います。
あと、田島さんの認知症QOLプロジェクトについても話ができればと思っています。
取り急ぎ。
天田
■063 ■071107 [oi_ken:0346] Re: 認知症QOL
田島様 CC皆様
天田です。
田島さん、認知症QOL関連作業、ご苦労様です。
> 12月1日ですが、もし、これがある程度整理でき
> 報告できそうなら、報告させていただき、
> 天田本についてはどなたかご準備頂き、
> 天田論から本研究内容を批判的に捉えてみていただけると
> うれしいような感じしてます。
次回は田島さんの報告準備を検討することにしましょう。
途中で送ってくれたらコメントします。また、11月末抄録
提出ということですので、ML上で調整を進めていきましょう。
ちなみに、次回の研究会は12月2日(日)です。
http://www.josukeamada.com/gsce/ml-oi_ken2007-1.htm#062
取り急ぎ。
天田
■064 ■071107 [oi_ken:0347] 企画を考えることも可能です(天田)
天田です。
> なんかお話させていただきたいような感じです。
「寝たきり老人言説プロジェクト」「認知症QOL研究プロジェクト」など一段落ついたら、何らかの企画を考え、お呼びすること可能かと思います。
これらについても別途考えていきましょう。
取り急ぎ。
天田
■065 ■071108 [oi_ken:0349] Re: 『現代思想』
皆様
立岩さん、情報、有り難うございます。
本来は4〜5本に分けられる論文ですが、もし可能であれば1970年代〜2000年代の寝たきり老人言説をまとめて(あるいは1990年代〜現在までに限定して)書くというのはありかと思います。皆さんが書く意思がありながらも時間的な制約等々から厳しいということであれば、私もできる限り関わるようにしたいと思います。
⇒皆さんの意思をお聞かせ下さい。
12月の研究会では田島さん認知症QOLプロジェクトと(私の愚書を読むのは今回は止めて)上記の作業を進めるというのはいかがでしょうか。やれるところまでやってみて、ダメであればダメでよいかと思います。(かりにボツになったとしても後日大幅に改稿した上で書籍化計画に組み込むなどもありかと思います)
私のほうで幾つかの資料を用意することも可能です。
@認知症QOLプロジェクト(抄録などの確認)
A寝たきり老人言説プロジェクト(論文化作業の確認)
B寝たきり老人言説プロジェクト企画の相談(3月企画+書籍化)
取り急ぎ。
天田
■066 ■071109 [oi_ken:0353] 次回研究会までの作業案【返信下さい】
堀田様 田島様 皆様
天田です。
堀田さん、田島さん、返信有り難うございました。
論文を書くとすれば、2月号は1月上旬締め切り、3月号は2月上旬締め切りになるかと思います。
したがって、堀田さんに提案して頂いたように、【A】執筆希望者をまずはこのMLにて確認したいと思っています。
【B】その上で、具体的な作業をそれぞれで進め、【C】12月2日(土の研究会の際に検討会のような形で進めるのがよいのではないかと思っています。
田島さん、堀田さんのほかで執筆可能という方はぜひ教えて頂ければと思っています。
⇒確定する必要がありますので、どうぞ宜しく。
その意味で、次回の研究会は以下のような内容で進めるのがよいかと思っていたところです。
(Aを中心に進めつつ、@の内容検討などもやっていくとよいかと思っています。Bは時間的にはかかりませんので、ちょっとだけ話ができればよいかと)
> @認知症QOLプロジェクト(抄録などの確認)
> A寝たきり老人言説プロジェクト(論文化作業の確認)
> B寝たきり老人言説プロジェクト企画の相談(3月企画+書籍化)
ということで、お願いします。
取り急ぎ。
天田
■067 ■071109 [oi_ken:0357] Re: そういうことで
立岩さんの指摘の通りかと思います。
まずは、執筆「希望」かつ「可能」な人たちは
> http://www.arsvi.com/d/n01.htm
至急、体裁にはこだわらず――後日修正をすることにして――、増補していき、その上で判断してもらうことになるかと思います。
ということで。
天田
■068 ■071121 [oi_ken:0365] 認知症QOLプロジェクト・1(天田)
田島様 仲口様
天田です。
田島さん、仲口さん、メール有り難うございました。
> 認知症高齢者に対する生活支援の構造化の試み
> 2000〜2007年の日本作業療法学会誌を手がかりにして
ざっとですが、ファイル確認しました。「介入」の視点から当該学会誌を読み解くという主旨は悪くはないかと思いますが、ファイルを見た限りでは(論文を読んでいないので)どのような筋が作れるのかについてはやや考えあぐねています。
田島さんなりの「見立て」のようなものがあれば、それをまずは提示して頂けるとこちらもとしてもコメントしやすくなりますので、そのあたり、可能でしたら、どうぞ宜しく。
★
> 連名
連名については、私は基本的にコメントをしているだけですので、必要ありません。実質的に作業をした方々で報告するのがよいかと思います。
★
> 2000〜2007年の作業療法学会誌
2000年を越えて、――年によってバラツキがあるにせよ――概ね20〜30件あるので、このあたりの詳細を確認していくことがさしあたりは可能かと思いますが、以下の論文との異同、あるいは差異を明確に提示する必要もあります。
> 2003 6 ● 2gsg287 痴呆に関する作業療法研究――
> 日本作業療法学会誌10年間の概要
ざっとした内容で構いませんので、この論文の要点を教えて頂けると助かります。
ということで、抄録送付の締め切りも近づいていますが、がんばってください。
取り急ぎ。
天田
■069 ■071123 [oi_ken:0368] 認知症QOLプロジェクト・2(天田)
田島様 皆様
天田です。
田島さん、早速のレスポンス有り難うございました。
>> 連名
「迷惑」ということでは一切ありませんので、その点誤解なきよう。コメントその他は私の仕事であり、また実質的に研究・報告に関与した人が名前を入れるというのがよいと私は(常々)思っていることから前便のように書いたところです。
「筋」としては、00年代の『日本作業療法学会誌』が「認知症」の何をいかに言及してきたのかということの「まとめ」としては概ね指摘の通りのことが言えるのだと思います。
――――――――――――――――
> 6項目
> 1 対象者理解の視点
> 2 対象者への介入の視点
> 3 介入規模・時間の柔軟な活用
> 4 介護者負担のための支援
> 5「チームによる関わり」
> 6 「多様な介入が可能な場としてのデイケアの活用」。
> 「1対象者理解」の3つの視点
> 1 生活上の認知症症状による理解(重症度モデル)
> 2 意志を持った主体としての理解(主体モデル)
> 3 その人のありのままを承認し、周囲の補いにより社会的適応に導こうという理解(承認モデル)
――――――――――――――――
認知症の人たちの症状を理解した上で――「重症度モデル」として様々な情報を参照した上で――、その人たちを自らの意思をもった人たちとして理解し――「主体モデル」としての理解――、その人の《ありのまま》を受け入れていこうとする――「承認モデル」としての実践――、このような構図において「認知症」の人たちが位置されてきたことが言える、云々。
このような指摘はその通りであるのですが、認知症の人たちは――明確な意思を持った主体であるにもかかわらず――自らの意思を表明することが困難な状況にあるがゆえに、その人の言葉を否定するのではなく、受け入れて支援をしていこうとするような理解モデルが提示されてきているのである……といった自明なこと「以上」のことを言えるとよいかと思います。
ちなみに、「家族介護者」の現実を踏まえて、井口本では
http://tateiwa.kir.jp/b2000/0706it.htm
そのような「理解モデル」になったゆえに、「私の介護(働きかけ)がまずかったのではないか」という感情(有責性)をもたらしてしまう結果、皮肉にも、その「理解モデル」の目標である「認知症の人たちを「人間」として配慮すること」を裏切ってしまうことを指摘しています。また、現実には、そのような「私の介護(働きかけ)がまずかったのではないか」と考えるのではなく、「病気のせい」にすることによって自らのの振る舞いに帰責することなく、家族介護者は理解しているが、日常のやりとりを通じて家族介護者は「正常な人間」として解釈できるような認知症の人たちの現実も目にするがゆえに、たんに「病気のせい」という理解のみで彼/女らを理解することも困難になること、ただし、その後の家族介護者は様々な支援を受け取る中で「意思・意図をもった『人間』」として彼/女らを理解することを辛うじて保持していくことが指摘されます。
※詳細については以下参照
http://www.josukeamada.com/bk/bs07-7.htm
いずれにしても、「主体モデル」×「承認モデル」という「理解モデル」のように現実はいかないこと、逆に厄介なことを引き起こしてしまうことが指摘されるわけです。
すると、作業療法の学会誌においてそのような困難や厄介事がどのように語られていないのか(あるいは部分的に言及されているのか)、あるいは「病気のせいにすること」と「主体モデル」がどのように接続されて語られているのか、などを押さえておくとよいかと思います。
★
> さらに介入を行う際には、認知症を持つ人の特性から規模・時間等
> を柔軟に変化させたり、チーム連携を行き届かせたりすることにより
> 効果的な介入が可能となること、在宅生活の継続のための支援と
> しての介護者負担のための支援の必要性、デイケアにおける多様な
> 関わりが多くの成果をもたらしていることが再確認された。
加えて、上記のような「介入」がどのような文脈において言及されてきたのか、あるいは「何」についての「介入」として言及されてきたのかは――老いを考える上で――非常に面白い点であります。このあたりも検討をされておくとよいかと思います。
ざっとですが、取り急ぎ。
天田
■070 ■071123 [oi_ken:0369] Re: 文献内容
田島様 皆様
天田です。
確かに重ならない内容ですね。抄録読むだけでも、ひどくつまらない内容ですね。
一つにはKJ法などの方法は(キーワード的に並置してしまうことによって)多くの作業においてしばしばむしろ逆効果になることがあります。
むしろ、どのあたりに困難や行き止まりがあるかを自らの視点において考えていくほうが大切なことが多々あります。
いずれにしても、田島さんの報告は「抄録」提出の段階で一まとめして、その上で報告するまでに再検討するという方向でよいかと思います。がんばってください。
取り急ぎ。
天田
■071 ■071124 [oi_ken:0373] 認知症QOLプロジェクト・3(天田)
天田です。
返信遅くなりました。先日の田島さん発のMLも「迷惑メール」に割り振られていることを先ほど発見しました。失礼しました。
抄録はひとまずはこれでよしとするにしても、今後、その結果をうけていかに考えたのかについて書いていく作業が必要になります。このあたりを次回の老い研究会にて検討しましょう。
★
>>> 連名
前便のMLは私の説明不足であったようです。
今から無理に私の名前を外せということは申しませんが、基本的には(この点は何度も繰り返しますが)コメントその他諸々は私の「仕事」ですので、ほとんど例外なく全ての発表・論文等において連名にする、あるいは謝辞等を記すなどは一切必要はありません。一応、この点は皆さんにお伝えしておきます。
では、田島さん、次回の研究会までにボチボチと上記について考えてみてください。がんばってください。
取り急ぎ。
天田
■072 ■071205 [oi_ken:0382] 先日はご苦労様でした(天田)
皆様
天田です。
先日の「老い研」はご苦労様でした。田島さんの報告を固める意味でも今後の進展を考える意味でも、よい時間となったように思います(繰り返しますが、あくまで「副業」ですので、「本業」は各自で着実に進めてください)
先日お伝えしたように、以下の点について検討しました。
http://www.josukeamada.com/gsce/ml-oi_ken2007-1.htm#066
> @認知症QOLプロジェクト(抄録などの確認)
> A寝たきり老人言説プロジェクト(論文化作業の確認)
> B寝たきり老人言説プロジェクト企画の相談(3月企画+書籍化)
@は概ね「筋」を相互に議論できましたので、あとは次回の研究会にて予行的に報告するなどしていきましょう。その上で、田島さん中心に2008年6月20日(金)〜6月22日(日)で発表するという線でやっていきましょう。
http://jotc42.nagasaki-ot.com/index.htm
Aについては、来年度の『障害学研究』もにらみつつ、3月締め切りの『保健医療社会学論集』などに投稿も考えるという線でやっていくのがありかと思います。その他、『社会政策研究』『福祉社会学』などもありますので、いずれにしても3月あたりをメドに論文化していくといった流れでやっていくことになるかと。
Bについては、研究会で名前が挙がった洛南病院の森さん、井口さんあたりを考えておきます。ただ、先日もお伝えしましたが、「政策」については面白いところではありますので、このあたりは別途考えることにします。書籍化についても出版社と早速交渉を始めてみます。
★
堀田さん、三島さんの新著のご紹介、有り難うございました。
★
別件については別便にて。
取り急ぎ。
天田
■073 ■071205 [oi_ken:0383] 短文(天田)
皆様
天田です。公共MLにも同文を送付しますが、田島さんからの紹介で、以下の連載を書いています。ご存知のとおり、10月中旬のハードディスク大破+全てのデータ消失などがあって送付が遅くなったので、第1回目は以下の号(42巻1号)よりも遅くなるかもしれません。
1600字では何も書けませんが、一応ということで。
取り急ぎ。
天田
――――――――――――――――
◆天田 城介 2007/12/27 「この世界を社会学すること・1」(OTのための教養講座 Lesson1:社会学)
『作業療法ジャーナル』(42巻1号).**-**.(三輪書店)
http://www.josukeamada.com/bk/bs08-1s.htm
■074 ■071205 [oi_ken:0384] 今後の老い研の予定案(天田)
皆様
仲口さん、田島さん、メール有り難うございました。
先日の研究会の中で出た問題についても「本業」と常に関連づけて考えていくとよいかと思います。
とりあえず、論文化の作業を進めていくことが必要です。もし共著で書くならば、各自が役割分担も含めて、また作業可能な時間と労力も含めて事前に確認・調整しておくことが必要です(執筆をする人はこのMLにて意思表示をしてください)。この点どうぞ宜しく。
3月あるいは4月に開催する予定の企画案についてもこのMLにて出して頂ければ調整をします。あるいは(昨日ちょっと出た)保健医療社会学会での発表等を考えるのであれば、3月あたりに「筋」を考えておくことも可能かと。ただ、他の学会などもありかと思いますので、このあたりの情報共有もしておきましょう。
(なお、必要な情報は公共MLでも告知していきましょう)
★
ちなみに、次回の大会は以下のとおりです。
――――――――――――――――
■第34回日本保健医療社会学会大会
日時:2008年05月17日(土)・5月18日(日)
会場:首都大学東京
http://square.umin.ac.jp/medsocio/box/info.htm
――――――――――――――――
取り急ぎ。
天田
■075 ■071205 [oi_ken:0385] 「調停主義」は残らざるを得ないことについて(天田)
野崎さん、有り難うございました。
只今、別の編集関連の仕事を片付けているため、後日、MLしますが、簡単に返信させていただきます。
先日の老い研究会にて、(特に実践をしている人たちから)「あんたの言っていることはその通りだ。けどね、現実にこの社会はこのように回っていて、それで様々に金も手も足りない中では、現実的に、「調停主義」でやっていくしかないでしょ。それは私も『よい』とは思わないが、少なくとも『仕方ない』『やらないよりはマシ』でしょ」、と言われてしまうことがある。これは「エコノミー」の話ではあり、「その問いには答えない」という選択肢もある。では、それで答えずに話は終わるか。たぶん、終わらない。すると、何を言うか。
こんな話が話題になったのです。
(以上、先日の研究会に参加していない方への説明)
一応、文脈のみ説明しておきました。
取り急ぎ。
天田
■076 ■071214 [oi_ken:0386] 『恍惚の人』(天田)
天田です。
以下、基本的なことですが、一応、お知らせ。
取り急ぎ。
天田
――――――――――――――――
◆有吉佐和子.1972.『恍惚の人』新潮社.→2003.『恍惚の人』(改版)新潮社(新潮文庫).ISBN:9784101132181(4101132186).\629(税込\660).
http://www.amazon.co.jp/dp/4101132186
の一文。それ以外にも「ネタキリ老人」「寝たきり」など何度も言及されています。
http://www.josukeamada.com:80/bk/bs07-10.htm
「『この特別養護老人ホームというのは、なんでしょうか』/『ネタキリ老人とか、人格欠損のある方を収容する施設です』/寝たきり老人というのは一つの熟語として専門用語になっているらしいと分かったが、人格欠損は分からない。質問してみると、相手はちょっと昭子の顔を見て口籠もりながら、『失禁するとかですね……排泄物を食べたり……躰になすりつけたりするような老人の場合ですね』と言ったから、昭子も驚いた。」(有吉 1972→2003:308)
■077 ■071214 [oi_ken:0388] 『恍惚の人』2(天田)
天田です。
立岩さん、有り難うございます。皆さん、特に70年代・80年代を調べている方々は、多少の参考になるかと思います。
以下、今朝のMLの「中略」の部分も加えて全文を再送。
取り急ぎ。
天田
――――――――――――――――
◆有吉佐和子.197206.『恍惚の人』新潮社,312p. ASIN: B000J95OE4 →19820525.『恍惚の人』新潮社(新潮文庫)→20030525.『恍惚の人』(改版)新潮社(新潮文庫),437p. ISBN-10: 4101132186 ISBN-13: 978-4101132181 660 [amazon]/[boople]
http://www.amazon.co.jp/dp/B000J95OE4/
http://www.amazon.co.jp/dp/4101132186
【内容(「BOOK」データベースより)】
文明の発達と医学の進歩がもたらした人口の高齢化は、やがて恐るべき老人国が出現することを予告している。老いて永生きすることは果して幸福か?日本の老人福祉政策はこれでよいのか?―老齢化するにつれて幼児退行現象をおこす人間の生命の不可思議を凝視し、誰もがいずれは直面しなければならない“老い”の問題に光を投げかける。空前の大ベストセラーとなった書下ろし長編。
【著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)】
有吉 佐和子
1931‐1984。和歌山生れ。東京女子大短大卒。’56(昭和31)年「地唄」が芥川賞候補となり文壇に登場。代表作に、紀州を舞台にした年代記「紀ノ川」「有田川」「日高川」の三部作、一外科医のために献身する嫁姑の葛藤を描く「華岡青洲の妻」(女流文学賞)、老年問題の先鞭をつけた「恍惚の人」、公害問題を取り上げて世評を博した「複合汚染」など。理知的な視点と旺盛な好奇心で多彩な小説世界を開花させた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
――――――――――――――――
以下、同書の一文。当該箇所以外にも「ネタキリ老人」「寝たきり」など何度も言及されています。
http://www.josukeamada.com:80/bk/bs07-10.htm
◆有吉佐和子.197206.『恍惚の人』新潮社,312p. ASIN: B000J95OE4 →19820525.『恍惚の人』新潮社(新潮文庫)→20030525.『恍惚の人』(改版)新潮社(新潮文庫),437p. ISBN-10: 4101132186 ISBN-13: 978-4101132181 660 [amazon]/[boople]
「私こそ気の毒なのだと言いたいのを昭子は喉許(ルビ:のどもと)で抑えて、黄色いパンフレットを指さして訊いた。
『この特別養護老人ホームというのは、なんでしょうか』
『ネタキリ老人とか、人格欠損のある方を収容する施設です』
寝たきり老人というのは一つの熟語として専門用語になっているらしいと分かったが、人格欠損は分からない。質問してみると、相手はちょっと昭子の顔を見て口籠もりながら、『失禁するとかですね……排泄物を食べたり……躰になすりつけたりするような老人の場合ですね』
と言ったから、昭子も驚いた。」(有吉 1972→2003:308)
「はっきり分かったのは、今の日本が老人福祉では非常に遅れていて、人口の老齢化に見合う対策は、まだ何もとられていないということだけだった。もともと老人は希望とも建設とも無縁な存在なのかもしれない。が、しかし、長い人生を営々と歩んで来て、その果たてに老耄が待ち受けているとしたら、では人間はまったく何のために生きたことになるのだろう。あるいは、彼は、もう終った人間なのかもしれない。働き、子孫を作り、そして総ての器官が疲れ果てて破損したとき、そこに老人病が待っている。癌も神経痛も痛風も高血圧も運よくくぐりぬけて長生きした茂造のような老人には、精神病が待ちかまえていたのか。」(有吉 1972→2003:314)
「信利も箸を置いて、黙っていた。彼はこの日、目も見えず、耳も聞こえず、食物を <0326< 咀嚼することもできなくなった寝たきり老人の話を聞いたばかりだった。鼻孔からプラスティック製のチューブを挿入して液状化した食物をポンプで送りこむ。しかも、そうした状態で、人間はポンプの故障でもない限り、二十年から生きられるのだという。おそらく茂造以上に老耄した頭の中で、その老人は何事を考えて日を送っているのだろうか。躰の寒くなるような話だった。それを聞かしてくれた男は、信利の表情を読んで、もうそれ以上は言えないと言った。信利も訊けなかった。医学の進歩も残酷なものですよ、生かさず殺さずということですからな、と言ってから、相手は更に驚くべきことを、一度は口籠った話を続けた。プラスティックのチューブは差しこみっぱなしにしてあるので、鼻孔の入口を摩擦して皮膚が次第に腐り始める。うっかりすると蠅がそこにたかって卵を産みつけ、蛆がわき出すというのだった。いつ思い出しても信利の全身が寒くなってくる。
さらに信利は別の知人から聞いた話も思い出していた。戦後の日本では急速に人口の老齢化が起っていることを、その男はいらいらするほど正確な数字や百分比をあげて説明したのだ。本当か嘘か知らないが、今から何十年後の日本では六十歳以上の老人が全人口の八十パーセントを占めるという。つまり一人の若者のまわりに四人の老人が取り囲んでしまう社会が現出する。生活力を持たない四人の老人を、一人の若者 <0326< が養わなければならない大変な時代がくる。なぜそんなことになるかといえば、フランスのように日本の人口も、ある時期から出生率が急激に減退し始め、しかも医学の進歩によって老人の死亡率は低くなっているからだ。それを要するに老齢人口の急増という。
これを現実に考えれば、何十年後には信利も昭子も完全に老人と呼ばれるべき年齢になっていて、敏は一個の社会人として老化した両親の他に赤の他人の古ぼけたのを二人抱えて生きなければならないということになる。また別の男の口からは、違う数字が聞かされた。昭和八十年には六十歳以上の人口が三千万人を超え、日本は超老人国になる運命をもっているという。そうなるまでには、なんとか死んでいたいと思うが、その話を妻にする元気は信利にはなかった。それでなくても彼の耳の奥には、ずっと前に敏が言い捨てた言葉がこびりついている。パパも、ママも、こんなになるまでに長生きしないでね。」(有吉 1972→2003:325-327)
■078 ■071218 [oi_ken:0392] 幾つかについて(天田)
天田です。
諸々でバタバタしており、ご連絡が遅くなっています。(けっして仕事をサボっているわけではありません……)
★
野崎さん、ご連絡有り難うございました。野崎さんの報告の内容など後日教えていただければ幸いです。
★
堀田さん、詳細にお伝え頂き、有り難うございました。以下、簡単ですが、私見を記しておきます。
> が、しかし実際に「家族の会」の内部でどういう話があったのか、
> を知るのはなかなか困難かもしれません。
「家族の会」の書籍では「尊厳死」あるいは「医療的介入(とりわけ中止・差し控え)」についての言及は全くと言ってよいほどありません。
このあたりは当時の「家族の会」のメンバーに聞くこともありますが、ここでの大きな主題ではないので、まずは他の文献から押さえておくことが優先順位になるように思います。私のほうでも(書籍引越にともなって(いままだ整理することが全くなかった書籍を)整理ますので)言及文献がありましたら、MLにてお知らせ致します。
それと、ざっとですが、別便にてウェブ上で参照できるもの「のみ」お知らせします。「政策」との絡みで考えるのもありかと。
取り急ぎ。
天田
■079 ■071219 [oi_ken:0402] 『死は誰のものか』からの引用(天田)
天田です。
堀田さん、仲口さん、大谷さん、有り難うございます。
一点だけ、立岩さんが公共ML【[ml-prosemip 6110] 呆け老人を…/尊厳死協会】にて提供してくださった情報との関連で以下を記しておきます。
これも立岩さんが言及していますが、斎藤本
http://www.arsvi.com/0w/ts02/2003008.htm
◆斎藤 義彦 20021225 『死は誰のものか――高齢者の安楽死とターミナルケア』,ミネルヴァ書房,240p. ISBN:4-623-03658-8 2000
において、以下「呆け老人を抱える家族の会」の「申し入れ」についての言及の箇所を引用。長文ですが、ご容赦を。
ちなみに、私、多大なる時間を要した編集業務に従事することに。
取り急ぎ。
天田
――――――――――――――――
第7章 「末期」「尊厳死」概念の混乱 (の冒頭部分からの引用)
「痴呆症にも尊厳死」
「重度痴呆になったら延命措置はやめて――。リビング・ウィル(延命措置に関する事前指示書)で末期状態の延命措置を拒否する「尊厳死」を、日本で広めようと運動している「日本尊厳死協会」(事務局・東京都)は、一九九三年、協会の発行するリビング・ウィルを変更し、「重度の認知症になったら尊厳死」を行う条項を加えるかどうかの検討を行なった。会員から「生き恥をさらしてまで生きていたくない」「介護で家族が苦しむ」などの声が寄せられたためだ。同年に内部に委員会を設置、リビング・ウィル修正を検討し始めた。一九九五年には会員に対するアンケートも実施。八五%の賛成意見が寄せられた。そこで、リビング・ウィルとは別の紙に「重度老年期痴呆になったら延命措置を拒む」ことを書く試案が作られた。日時や場所を認識で<184<きない/徘徊(ルビ:はいかい)する/夜中騒ぐ/便を食べたりする――などの症状が出て、複数の医師が「重度の老年期痴ほうで回復の見込みがない」と診断したケースで、他の疾患を併発した場合などに延命措置を断るとしている。たとえば、肺炎などの合併症が出ても抗生物質の投与など治療は行なわず、体が衰弱しても栄養補給の措置はとらないこと――などを求めることができるという。
一見、リビング・ウィルは痴呆症にも有効のように見える。しかし「痴呆症の尊厳死」は、「延命措置中止」の基準から大きく逸脱している。前章でみた東海大病院事件の判決にある通り、消極的安楽死を含めた「治療行為の中止」が社会的に許されるためには、@治療を中止する時点で患者の意思表示がある、A患者が回復不可能で、死が避けられない末期状態にあること――が最低条件だ。しかし、痴呆症は「死が避けられない」状態でも「末期状態」でもない。死が迫っていない人が肺炎などを起こした時、故意に治療しなければ、それは間違いなく「殺人」だ。本人からの要請があるといっても、自殺ほう助や嘱託殺人罪に問われる可能性が高い。
この修正案は痴呆老人を支える家族に強い衝撃を与えた。この問題がマスコミで取り上げられたことをきっかけに、一九九六年七月、市民団体「呆け老人をかかえる家族の会」が「『ぼけ』への偏見、誤解がある」として「ぼけ」を「尊厳死」の対象としないように求め、尊厳死協会に申し入れを行なった。申し入れは@ぼけは死に直面していない、Aぼけの人が重篤になれば、症状は他の病気と共通で、わざわざ「ぼけ」をうたう必要はない、B「ぼけ」は、周囲の対応の仕方や福祉の充実で人間らしく生きていくことができる、Cぼけに対する保健・医療・福祉の充実が<149<先決――と訴えた。
くするぶ危うい議論
同協会は理事会で対応を検討。一九九六年七月、リビング・ウィル修正を「時期尚早」と見送った。この問題はそこで終了しているはずだった。しかし、議論はその後もくすぶり続ける。協会の理事長は当時、成田薫弁護士がつとめていた。成田弁護士は一九六二年、寝たきりの父親に殺虫剤入りの牛乳を飲ませ、死なせた男性に、嘱託殺人の有罪判決を下した名古屋高裁の裁判官の一人だった。元々、より刑の重い尊属殺人で起訴された事件だったが、裁判所の主導で、訴因が嘱託殺人に変更された。この判決は安楽死が許される六つの要件を示し、それは、東海大病院事件の判決で出された積極的安楽死を認める四要件の基礎になった。
成田理事長は、同年九月、「家族の会」に申し入れの回答を送った。回答は議論の打ち切りを知らせてはいたが、「痴呆症の尊厳死」への強いこだわりを示していた。「議論の中心は、助かる見込みのない重度老年期痴呆に限られており、しかもその人の人生最後の、唯一の願(事前の自己決定)を容れて、延命措置だけをやめるなら、法的にも人道的にも、それがむしろ当然の措置でなんら問題はないはず。どうしてこれが世間の一部の人が言うように、弱者の切り捨てになるのか、どうして福祉の充実に逆行するというのか全く理解しがたく、誤解も甚だしいと評する外ない」。「家族の会」との認識のズレは一向に埋まっていないことを示す内容だった。<150<
成田弁護士は一九九七年、毎日新聞のインタビューに応じ、「重度老年期痴呆は尊厳があるとは言えない。理性も知性も失われた動物に近い状態で生き恥をさらしたくない、という会員の願い強い。痴呆条項について、時期尚早として議論を打ち切ったが、否決したわけではない。数年後に、議論する時期がくる」と、協会が議論を蒸し返す可能性を示唆した。
(中略)<151<
重度の認知症は立派に生きている人間だ。そして医療の「自己決定権」は「死ぬ権利」ではない。末期でも、死が迫っているわけでもない人間に「痴呆症はみじめでいや」「介護の負担が大きい」など、一方的な価値観や社会制度の貧困を理由に「死」をもたらしてもよいとする論理は、「生きる価値がない」と障害者を大量に安楽死させたナチスと変わりがない。」(齋藤 2002:148-152)
――――――――――――――――
◆成田薫については以下のページにも言及あり。
http://www.arsvi.com/b2000/0202fh.htm
http://www.arsvi.com/d/et-nsk.htm
197707 成田薫「安楽死について」 於:九州大学医学部
〔以下略〕
◆成田 薫 編 1996 『年表が語る協会20年の歩み』,日本尊厳死協会
◆成田 薫 編 1996 『そこが聞きたい知りたい尊厳死問答集』,日本尊厳死協会
◆成田 薫(日本尊厳死協会会長) 19980110 「尊厳死思想とその根底にあるもの」,日本ホスピス・在宅ケア研究会編[1998:41-51]*
◆名古屋安楽死6要件(1962年)名古屋高等裁判所 当時 成田薫主任判事
■080 ■071219 [oi_ken:0403] 高齢者医療福祉政策をめぐる言説の幾つか(90年代後半〜)(天田)
天田です。
以下、20分ほどで作成したサイト情報の簡易版。
90年代後半〜00年代の高齢者医療福祉政策(特に、医療的介入をめぐる彼是)の情報です。一応、ということで。
手元に本もないので、ちゃんとしたものは、後日、時間をつくって作ります。ではでは。
天田
――――――――――――――――――――――――――――――――
■■1997〜
■『「福祉のターミナルケア」に関する調査研究事業報告書』(1997)〜
http://www.arsvi.com/d/et-1997f.htm
■19971217 介護保険法(平成九年十二月十七日法律第百二十三号)
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H09/H09HO123.html
■19971217 介護保険法(平成九年十二月十七日法律第百二十三号)
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H10/H10SE412.html
■■1998〜
■199802〜『社会保険旬報』における石井暎禧氏・横内正利氏・広井良典氏による「論争」
◆石井暎禧
http://www.arsvi.com/w/ie01.htm
http://www.sekishinkai.org/ishii/index.htm
◆横内正利
http://www.arsvi.com/w/ym05.htm
◆広井良典
http://www.arsvi.com/w/hy02.htm
■19980311〜第142回国会衆議院厚生委員会
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/142/0223/14203110223003c.html
■井藤英喜・井口昭久・佐々木英忠・鳥羽研二.19980511.「〔座談会〕老年医学の新たなる展開――介護保険導入を前に」週刊医学界新聞、第2288号(1998年5月11日).
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n1998dir/n2288dir/n2288_01.htm
■19981224 介護保険法施行令(平成十年十二月二十四日政令第四百十二号)
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H10/H10SE412.html
http://www1.mhlw.go.jp/topics/kaigo99_4/kaigo5.html (Q&A)
■■1999〜
■■2000〜
■2000401〜介護保険法施行 平成9年法律第123号
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H09/H09HO123.html
■西村 周三 20000220 『保険と年金の経済学』,名古屋大学出版会,236p. ASIN:
4815803722 3360 [amazon]/[boople] ※, b m/e01 ts2007a
http://www.arsvi.com/b2000/0002ns.htm
■■2001〜
■2001年6月13日 「高齢者の終末期の医療およびケア」に冠する日本老年医学会の「立場表明」
http://www.jpn-geriat-soc.or.jp/tachiba/index.html
■■2002〜
■■2003〜
■■2004〜
■終末期医療に関する調査等検討会.200407.『終末期医療に関する調査等検討会報告書――今後の終末期医療の在り方について』(平成16年7月).
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/07/s0723-8.html
■■2005〜
■20051001 介護保険法の一部改定
http://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/hoken/seido.html
■■2006〜
■厚生労働省.200603「介護保険制度改革の概要〜介護保険法改正と介護報酬改定〜」(平成18年3月発行)
http://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/topics/0603/index.html
http://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/topics/0603/dl/data.pdf
■厚生労働省研究費補助金長寿科学総合研究事業「高齢者の終末期ケアと医療と福祉の分担と連携に関する研究」.200603.平成17年度総括・分担研究報告書及び平成16年度,17年度総合研究報告書.(勝又義直)2006.3. -- 27p ; 30cm JP:
21014090
http://www.ndl.go.jp/jp/publication/jnbwl/jnb_b200619m.html
■厚生労働省研究費補助金長寿科学総合研究事業(国際共同研究事業)「高齢者の終末期ケアと医療と福祉の分担と連携に関する国際共同(国際比較)研究」.200603.平成17年度総括・分担研究報告書及び平成16年度,17年度総合研究報告書(勝又義直)2006.3. --
72p; 30cm JP:21014094
http://www.ndl.go.jp/jp/publication/jnbwl/jnb_b200619m.html
■社会保障審議会後期高齢者医療の在り方に関する特別部会.20070411.「後期高齢者医療の在り方に関する基本的考え方」(平成19年4月11日).
http://www.wam.go.jp/wamappl/bb11GS20.nsf/0/b439b6a5ee444ea4492572bf0005b4a5/$FILE/20070416_1shiryou1.pdf
◆学術の動向.200606.『学術の動向』(特集 終末期医療─―医療・倫理・法の現段階)2006年06月号.
http://www.h4.dion.ne.jp/~jssf/text/doukousp/2006-06.html
■町野朔.200606.「終末期医療─―医療・倫理・法の現段階」(特集 終末期医療─―医療・倫理・法の現段階)『学術の動向』2006年06月号.
http://www.h4.dion.ne.jp/~jssf/text/doukousp/pdf/200606/0606_0809.pdf
■垣添忠生.200606.「終末期医療の医療的側面」(特集 終末期医療─―医療・倫理・法の現段階)『学術の動向』2006年06月号.
http://www.h4.dion.ne.jp/~jssf/text/doukousp/pdf/200606/0606_1015.pdf
■金澤一郎.200606.「アルツハイマー病とALSの終末期医療」(特集 終末期医療─―医療・倫理・法の現段階)『学術の動向』2006年06月号.
http://www.h4.dion.ne.jp/~jssf/text/doukousp/pdf/200606/0606_1619.pdf
■水田代.200606.「小児医療におけるターミナルケアー」(特集 終末期医療─―医療・倫理・法の現段階)『学術の動向』2006年06月号.
http://www.h4.dion.ne.jp/~jssf/text/doukousp/pdf/200606/0606_2026.pdf
■植村和正.200606.「高齢者の終末期医療」(特集 終末期医療─―医療・倫理・法の現段階)『学術の動向』2006年06月号.
http://www.h4.dion.ne.jp/~jssf/text/doukousp/pdf/200606/0606_2733.pdf
「「立場表明」作成の過程で、倫理委員会案に対する日本老年医学会学術評議員全員へのアンケート調査が行われた。「立場表明」を出すことを含めて倫理委員会案に対してほとんどの評議員から賛同が得られたが、反対意見もあった。それを要約すると以下の二点である。「高齢者の終末期には未だ明確な基準がない。時期尚早である。このような時期に学会としての立場を表明すると医療費抑制のよりどころとして行政に利用されかねない」、「高齢者の終末期は老年医学会だけが責任を負うものではない。この国のすべての学会あるいは医師会などが責任を負うものである」(植村2006:)
「上述した高齢者特有の事情により、終末期の医療およびケアにおいていくつかの問題が生じることになる。老衰等の死に向かう過程で生じる「摂食不能」がその一つである。摂食不能を放置したいわゆる老衰死の場合、それは脱水死であり通常苦しみは少なく死亡までの期間も短く治療による苦痛もない。ヨーロッパ諸国ではこのような場合に人工栄養を施さないで安らかに「死なす」ことが社会的合意として定着しているようである 2)。しかしながら、日本ではこのような場合に補液などの医療処置を行わな
い例はきわめて少ない」(植村 2003:28)
※上記2)の参照文献は以下。
2)横内正利.1998.「高齢者の終末期とその周辺─―みなし末期は国民に受け入れられるか」『社会保険旬報』1976.13-19.
http://www.arsvi.com/w/ym05.htm
■川村佐和子.200606.「ALS患者の在宅医療をめぐる諸問題」(特集 終末期医療─―医療・倫理・法の現段階)『学術の動向』2006年06月号.
http://www.h4.dion.ne.jp/~jssf/text/doukousp/pdf/200606/0606_3438.pdf
■井田良.200606.「日本の安楽死裁判」(特集 終末期医療─―医療・倫理・法の現段階)『学術の動向』2006年06月号.
http://www.h4.dion.ne.jp/~jssf/text/doukousp/pdf/200606/0606_3944.pdf
■矢島基美.200606.「終末期医療と憲法」(特集 終末期医療─―医療・倫理・法の現段階)『学術の動向』2006年06月号.
http://www.h4.dion.ne.jp/~jssf/text/doukousp/pdf/200606/0606_4549.pdf
■厚生労働省保険局.20060922.「後期高齢者医療の在り方に関する特別部会の設置について」
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/09/s0922-4.htm
後期高齢者医療の在り方に関する特別部会 委員
遠藤 久夫 学習院大学経済学部教授
鴨下 重彦 国立国際医療センター名誉総長
川越 厚 ホームケアクリニック川越院長
高久 史麿 自治医科大学学長
辻本 好子 NPO法人ささえあい医療人権センターCOML理事長
糠谷 真平 独立行政法人国民生活センター理事長
野中 博 医療法人社団博腎会野中医院院長
堀田 力 弁護士・さわやか福祉財団理事長
村松 静子 在宅看護研究センター代表
(50音順、敬称略)
◆後期高齢者医療の在り方に関する特別部会資料
http://www.mhlw.go.jp/shingi/hosho.html#koureil
http://www.wam.go.jp/wamappl/bb11GS20.nsf/aCategoryList?OpenAgent&CT=10&MT=010&ST=170
第1回社会保障審議会後期高齢者医療の在り方に関する特別部会資料(平成18年10月5日)
http://www.wam.go.jp/wamappl/bb11GS20.nsf/vAdmPBigcategory10/9D17DF2F2F39C32A49257203001651DC?OpenDocument
第2回社会保障審議会後期高齢者医療の在り方に関する特別部会資料(平成18年10月25日開催)
http://www.wam.go.jp/wamappl/bb11GS20.nsf/vAdmPBigcategory10/B5AA02D99204F26B492572140006A4E2?OpenDocument
第3回社会保障審議会後期高齢者医療の在り方に関する特別部会資料(平成18年11月6日開催)
http://www.wam.go.jp/wamappl/bb11GS20.nsf/vAdmPBigcategory10/696B815286F0EA584925722000061055?OpenDocument
第4回社会保障審議会後期高齢者医療の在り方に関する特別部会資料(平成18年11月20日開催)
http://www.wam.go.jp/wamappl/bb11GS20.nsf/vAdmPBigcategory10/4CF3CFC1122C33354925722D0026DFD6?OpenDocument
第5回社会保障審議会後期高齢者医療の在り方に関する特別部会資料(平成18年12月12日開催)
http://www.wam.go.jp/wamappl/bb11GS20.nsf/vAdmPBigcategory10/23CE16303DBC18BB4925724300097C6B?OpenDocument
第6回社会保障審議会後期高齢者医療の在り方に関する特別部会資料(平成19年2月5日開催)
http://www.wam.go.jp/wamappl/bb11GS20.nsf/vAdmPBigcategory10/D198A1185C72410F4925727B000434B6?OpenDocument
第7回社会保障審議会後期高齢者医療の在り方に関する特別部会資料(平成19年3月29日開催)
http://www.wam.go.jp/wamappl/bb11GS20.nsf/vAdmPBigcategory10/EE9BF9B445894EAF492572B2000557EF?OpenDocument
第8回後期高齢者医療の在り方に関する特別部会資料(平成19年6月18日開催)
http://www.wam.go.jp/wamappl/bb11GS20.nsf/vAdmPBigcategory10/1020E30DDD00473449257300001E60AB?OpenDocument
第9回後期高齢者医療の在り方に関する特別部会資料(平成19年7月6日開催)
http://www.wam.go.jp/wamappl/bb11GS20.nsf/vAdmPBigcategory10/585E814525748F6549257313002CAC5A?OpenDocument
第10回社会保障審議会後期高齢者医療の在り方に関する特別部会資料(平成19年7月30日開催)
http://www.wam.go.jp/wamappl/bb11GS20.nsf/vAdmPBigcategory10/11FB8202CB81E0884925732A000BE535?OpenDocument
第11回社会保障審議会後期高齢者医療の在り方に関する特別部会資料(平成19年9月4日開催)
http://www.wam.go.jp/wamappl/bb11GS20.nsf/vAdmPBigcategory10/634E8961B6C858FB4925734D002C5785?OpenDocument
第12回後期高齢者医療の在り方に関する特別部会資料(平成19年10月4日開催)http://www.wam.go.jp/wamappl/bb11GS20.nsf/vAdmPBigcategory10/E6A694FA4F15ECBF4925736F002655D2?OpenDocument
社会保障審議会後期高齢者医療の在り方に関する特別部会「後期高齢者医療の診療報酬体系の骨子」の公表について
http://www.wam.go.jp/wamappl/bb11GS20.nsf/vAdmPBigcategory10/F0A0397154A377F44925737D000BE35D?OpenDocument
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/10/s1010-7.html
■■2007〜
■社団法人日本老年医学会.20070313.「後期高齢者の医療および医療保険制度に関する日本老年医学会の考え方」(平成19年3月13日).
http://www.wam.go.jp/wamappl/bb11GS20.nsf/0/b439b6a5ee444ea4492572bf0005b4a5/$FILE/20070416_1shiryou1.pdf
■社会保障審議会医療保険部会.20070412.「07/04/12 第26回社会保障審議会医療保険部会の議事録」
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/04/txt/s0412-1.txt
「原課長 医療課長でございます。前回、3月1日の医療保険部会で、後期高齢者医療のあり方に関する特別部会での、医療のあり方に関する基本的考え方のたたき台をお示しいたしまして、委員の方々から御意見をいただきました。私どもで、委員の方々の御意見を取りまとめた上で、おおむね、たたき台の流れの中で読めるというふうに考えておりまして、今回、この基本的考え方の中では、前回のたたき台での柱立ての項目を、さらに説明する形で、今回、この考え方を作成いたしました。おおむね先生方の意見を取り入れられたものと考えております。
■三浦 久幸・太田 壽城.200703.「高齢者の終末期医療――倫理ジレンマを乗り越えるために」『日本老年医学会雑誌』44巻2号.162-164 .
http://www.jstage.jst.go.jp/article/geriatrics/44/2/162/_pdf/-char/ja/
■081 ■071220 [oi_ken:0410] Re: ウェブに掲載しています→大谷さん(天田)
天田です。大谷さん、ご指摘有り難うございます。
私のところに到着したMLは文字化けがなかったのですが、一応、以下に正確な文章を記しておきます。
http://www.josukeamada.com/gsce/ml-prosemip2007-4.htm#328
取り急ぎ。
天田
■082 ■071220 [oi_ken:0415] 老いファイルについて(天田)
天田です。
私が言える立場ではありませんが、日々の仕事を着々としていきましょう。
立岩さんは膨大な仕事をこなしているので、ファイル作成はどなたかが調整・管理してくださるとよいです。どうぞ宜しく。
(私もちょっと落ち着いたら自分で「生存学仕様」のhtmlファイルが作成できるよう取り組む予定です。ちなみに、現在、私はホームページの作成作業に(面倒な)ホームページビルダーを使っております)
★
> http://www.josukeamada.com/bk/bs08-1s.htm
雑文です。なお、次回は(今回の続きで)「再帰性」とか言ってしまう社会学(者)の怪しさについて考えるという筋になります。
★
今夜にも「怪しげな人たち」の話をちょっと抜書きして送付します。→90年代・00年代の担当の方々へ
皆さん、仕事しましょう。
取り急ぎ。
天田
■083 ■071222 [oi_ken:0417] 『患者追放』からの「横内氏による学会『立場表明』批判」の箇所を引用(天田)
天田です。
一応、前便にてお知らせしていた日本老年医学会の「立場表明」
http://www.jpn-geriat-soc.or.jp/tachiba/index.html
の補足です。マニアックな情報ですが、大切なことでもあります。
http://www.josukeamada.com/gsce/ml-prosemip2006-2.htm#124
http://www.josukeamada.com/gsce/ml-prosemip2006-2.htm#126
http://www.josukeamada.com/gsce/ml-prosemip2006-2.htm#127
http://www.josukeamada.com/gsce/ml-prosemip2006-2.htm#128
では「『福祉のターミナルケア』に関する調査研究報告書」(1997年)に関する記述部分を引用をしましたが、今回は向井本の中から別の箇所を。
歴史的文脈としては、前者があったのちに、以下の「横内氏による学会「立場表明」批判」があったということになります。マニアックですが、一応の情報提供ということで。
――――――――――――――――
◆向井 承子 20030825 『患者追放――行き場を失う老人たち』筑摩書房,250p. ISBN:4-480-86349-4 1500
http://www.arsvi.com/b2000/0308ms.htm
高齢者の終末期と「医学論争」([向井 2003:174]の冒頭部分からの引用)
「二〇〇一年一〇月、第一三回日本生命倫理学会年次大会が名古屋で開かれた。学問には無縁の私だが、演題にいくつか気になることがあって傍聴を申し込んだ。
まずは当日のランチョンセミナーで、日本老年医学会が六月に発表した「高齢者の終末期医療に関する立場表明」を説明するというのに関心があった。また、演題のいくつかに、「死の義務」、「トリアージ」など、数年前から気になっていたキーワードが散在しているのにも興味があった。「高齢者の終末期医療に関する立場表明」自体は、「高齢であることや自立能力が低下しているなどの理由などにより、適切な医療およびケアが受けられない差別に反対する」(立場1)など一三項目の宣言文からできていて、高齢者が医療を受ける権利が薄められる一方の時代に、医師の側から社会的責任の一環として問題提起を試みたという前向きの印象を受けるものだった。(中略)<174<
だが、その「立場表明」はどうも「議論は錯綜して明確な結論を得られない」まま発表したものらしかった。というのも、日本老年医学会自らが生命倫理学会の予稿集にその旨を記していたからである。
議論が錯綜した最大の理由は、肝心の「高齢者の終末期」の定義、いったいどういう状態ならば「終末期」といえるのか、ということだったらしい。(中略)<175<
ところが、最終報告でさらに不思議な一文が加えられた。高齢者の場合、終末期の定義ははっきりしない、しかも余命の予測もできない。ではなぜ、「近い将来死が不可避」と言い切れるのだろう。さらに、最終報告には、「将来の検討課題」として、「痴呆疾患の終末期」、「悪性腫瘍の終末期」、「脳卒中の終末期」、「呼吸不全の終末期」など、「個別疾患ごとの検討が必要」という文章も加えられた。つまりは、高齢者の終末期は病気によっても違うし、一概には論じられない、医学的にはまだ定義することができない、それは「今後の課題」ということなのだろうか。(中略)<176<
しかし、不思議だったのは、「日本老年医学会では高齢者の終末期医療に対する学会としての立場を表明することを迫られており……」と予稿集が説明しているところだった。いったいなぜ、老年医学会はまだ「曖昧」でよくわならないらしい「高齢者の終末期」のことで、なんらかの立場表明を「迫られ」なければならなかったのだろう。
「将来の検討課題」というなら、「適切な医療およびケアは侵すことのできない基本的人権。重度痴呆患者など判断力が低下している患者にあっても保障されるべきものである」(立場1)とまず第一に掲げた「医療を受ける基本的人権」が侵されていないかどうかを、臨床現場をあげて実情を調査する、そのイニシアティブをとることの方が、まずは求められる。それが科学者の社会的責任というものなのだと私には思われた。
「見解」批判の先鋒となり、高齢者の終末期論争に火をつけた形の同学会評議員の医師、横内正利氏はつぎのように記していた。
「たとえばアルツハイマー病の場合、どのような状態になったら終末期と診断されるのだろうか。あるいは老衰の場合はどうだろうか。案では、恣意的な差別を引き起こす可能性があるため、具体的な規定は設けなかったとしているが、定義をあいまいにしたまま議論を進めることこそ、かえって重大な差別を招くことになりかねない……過小医療に警告を発するという学会の意図とは逆に、高齢者の医療打ち切りに悪用される危険は大きく、そのことに対する配慮が足りない。もし本当に過小医療に反対するというのならば、『安易に終末期と判断してはならない』と警告す<177<るべきであろう」(11)
横内氏は同時に、二〇〇一年の秋からほぼ平行して学会が取り組んでいた「高齢者終末期医療における輸液治療のガイドライン」作成作業との関連をも案じていた。口から食事や水分がとれなくなった患者に静脈を通じて水や電解質を補給する方法である。ここでも「終末期」とは「見解」と同じく、「近い将来の死が不可避となった末期の状態」とされていた。ガイドラインは、老いて病が重くなり、弱りきったおとしよりを「終末期」と診断した場合、水分や栄養の補給をどうするのか、続けるのか打ち切るのかを判断する手順を示すためのものだが、「事実上、『高齢者の終末期では輸液や人工栄養を行なってはいけない』という精神が貫かれている」(12)と横内氏は指摘していた。こちらも「議論錯綜」のためか、ガイドライン作成作業は二〇〇三年春の段階では頓挫したままのようである。」(向井 2003:174-178)
※上記で引用されている文献(以下は向井[2003;219]の表記のとおりに記す)
(11)横内正利 「日本老年医学会『立場表明』は時期尚早」(『Medical Tribune』メディカル・トリビューン社、二〇〇一年二月一五日)
(12)横内正利 「再論・日本老年医学会『立場表明』――高齢者医療打ち切りになる恐れあり」(『Medical Tribune』メディカル・トリビューン社、二〇〇一年一〇月四日)
――――――――――――――――
※参考情報
◆2001年6月13日 「高齢者の終末期の医療およびケア」に関する日本老年医学会の「立場表明」
http://www.jpn-geriat-soc.or.jp/tachiba/index.html
――――――――――――――――
上記については前便にてアナウンスしたとおり。
上記の横内論文、研究室か自宅のどこかにあります。必要な方がいれば探しておきます。
取り急ぎ。
天田
■084 ■070122 [oi_ken:0419] 『私が決める尊厳死』における横内氏の引用(天田)
天田です。
昨夜(またしても切手張りやら糊付けやら何やらの手仕事のため)送付できなかったので、以下に送付します。
> 今夜にも「怪しげな人たち」の話をちょっと抜書きして
> 送付します、→90年代・00年代の担当の方々へ
以下の「一部のヨーロッパ諸国では、……」において引用表記はありませんが、以下の植村論文でもそうであるように横内論文が参照されています。ある種皮肉な引用のされ方でございます。
◆植村 和正 200606 「高齢者の終末期医療」(特集 終末期医療――医療・倫理・法の現段階)『学術の動向』2006年06月号
http://www.h4.dion.ne.jp/~jssf/text/doukousp/pdf/200606/0606_2733.pdf
「……ヨーロッパ諸国ではこのような場合に人工栄養を施さないで安らかに「死なす」ことが社会的合意として定着しているようである 2)。……」
※2)は「横内正利 1998 「高齢者の終末期とその周辺――みなし末期は国民に受け入れられるか」『社会保険旬報』1976 13-19」です。
立岩さんの
◆立岩真也 2007/01/26 「おわりに――よい死・18」,『Webちくま』[了:20070126]
http://www.arsvi.com/d/n01.htm
「デンマーク他には「寝たきり老人」がいないという報告にもそのような効果があった。……そこでは、たんにケアが充実しているというだけでなく、あるいはそのケアを充実させるためにも、ある時点で医療を停止していることを知り、そのことを報告する人たちがいる。」
という指摘にも関係することです。
――――――――――――――――
■日本尊厳死協会東海支部編著・日本尊厳死協会発行 20070720 『私が決める尊厳死――「不治かつ末期」の具体的提案』 中日新聞社,159p. ISBN-10: 4806205486 ISBN-13: 978-4806205487 1000
http://www.arsvi.com/b2000/0707ns.htm
◆高齢者 井戸豊彦・益田雄一郎(日本尊厳死協会東海支部編 2007:61-91)からの引用
「今まで「末期医療」で議論されてきたのは、主に65歳未満の若年者の悪性腫瘍j(ルビ:しゅよう)患者(以下、悪性腫瘍は「がん」と表記)を対象としたものが多かったと思います。高齢者もがんで死亡する場合が少なくないのですが、やはり若年者と異なった病態・経過・転帰(行き着く先)を示す例が多く、また高齢者の場合、がん以外の疾患で死亡する患者も少なくありません。やはり、高齢者の「末期医療」は、若年者の末期医療と比較して相違点が存在するのです。
この章では、高齢者の末期を考えるにあたり、対象となる疾患に「脳血管障害」「パーキンソン病」そして「認知症」の中のアルツハイマー病(アルツハイマー型認知症)を選択しました。
認知症全体をとり上げずアルツハイマー病と限定したのは、脳血管性認知症の場合は、脳血管障害と内容が重複すること、また他の神経編成疾患は比較的まれえだること、さらには全身性疾患によるものは早期の診断で治癒するものがほとんどであること、を考慮したからです。
認知症そのものでの死亡はありませんが、アルツハイマー病を高齢者に特有な疾患として、議論の対象としました。
「老衰」については不治とか末期といった項目は設けず、一部言及するにとどめました。その理由は「老衰」が疾患概念を意味する言葉ではないこと、かつては「老衰」を死因としてきましたが、近時は死因とはできないとする意見のあることを考慮したからです。
脳血管障害の不治、末期とは、様々な機能障害を引き起こし、すでに全面介助状態となった人が、合併症として肺炎や心不全、あるいは褥瘡(ルビ:じょくそう)(床ずれ)から敗血症などの感染症を引き起こし、それ<63<らの合併症が治癒せず不治、末期となった状態に陥ったときです。
一般的にいえば合併症の多くは治癒が可能です。しかし高齢者の場合、治療を実施に行なってもその効果はなく、末期の状態に陥ることが少なくありません。
一方、合併症がなく、比較的全身状態がよい状態であれば、嚥下(ルビ:えんげ)機能(飲み込むこと)が傷害され、食事がとれなくても、また意思疎通の能力を喪失して会話が全くできなくても、いわゆる不治、末期とはいえないと思います。
パーキンソン病やアルツハイマー病については、病態が進行し全身状態が悪化してくると、薬物療法の効果も限定的となり、いわゆる寝たきりとなります。その際、嚥下機能や意思疎通能力も喪失することがほとんどです。そしてその末期ですが、肺炎や心不全、敗血症などの感染症に侵され、それらの合併症の治癒が見込めないときに、不治、末期である、といえます。
これらの経過とは別に、全体としてみれば特定の疾患や臓器不全によるものというより、固体全体の「老化」の結果というべきものである場合も多いと思います。老化によって寝たきりや全面介助状態に至ることも少なくありません。いわゆる「老衰」ですが、この状態に陥った場合も、「末期」と考慮すべきです。(筆者注は略)<64<」(日本尊厳死協会東海支部編 2007:63-64)
「老衰による死について
高齢者の病態を全体としてみれば、特定の疾患や臓器不全によるものというより、個体全体の「老化」の結果というべきものである場合があります。寝たきり、全面介助状態に至ったときのことです<65<<66は表1のみ掲載<が、この状態をわれわれは老衰といい、「末期」に準じて考えるべきだ、と思います。
この場合、寝たきり、全面介助状態は6ヶ月を超えることが少なくありません。老衰の過程で生じる「摂食不能」を放置すれば死に至りますが、この老衰死は主に脱水死であり、通常、苦しみは少なく、死亡までの期間も短く、治療による苦痛もない、ある意味で受け入れやすい死に方といえます。
一部のヨーロッパ諸国では、このような場合に人工栄養を施さないで安らかに「死を迎えさせること」が社会的合意となっているようです。しかしながら、わが国ではこのような場合に、補液などどの医療措置を施さない例はあまり多くないと思います。それは、ひとつにはこの場合の摂食不能が「不可逆的」であると判断することが困難だからです。老衰の経過中に生じる摂食不能は肺炎などの急性疾患が原因のことが多く、これを治療すれば摂食可能となる場合が少なくないからです。
もう一つ大事な点は、一部のヨーロッパ諸国と異なり、日本ではこのような場合の医療措置に対する国民的合意が成立していないことです。一般国民を対象にしたアンケートによれば「たとえ持続的植物状態に陥ったとしても、人工栄養などの医療措置を希望する」が少数ながら存在し、しかも高齢者ほどその比率が増加します。医療における「自己決定権」の行使が、慣習としても制度としても成熟しているとはいえない日本社会では「老衰の過程においては医療措置を施さない」という社会的合意の形成は容易でない背景があります。<67<」」(日本尊厳死協会東海支部編 2007:65-67)
「末期を定義するにあたっては、生命予後を目安に定義していく考え方があります。生命予後6ヶ月以内の状態を「末期」と定義する場合がその例です。しかしながら死亡期間を正しく予測できないことは既に指摘されています。
清水哲郎は末期医療を考える際に予後の長さが本質的要素ではないとし、末期の基準を「治療方針を決める際に、患者がそう遠くない時期」に死に至るであろうことに配慮するかどうかにある」と考えるのが適当としています(文献)。高齢者の場合は具体的定義がさらに困難と思われます。その理由は病態の多様性が背景にあるからです。」(日本尊厳死協会東海支部編 2007:73)
■引用文献、参考文献(日本尊厳死協会東海支部編 2007:90-91/文献は同書の表記の通りに記す)
今堀和友:老化とは何か 岩波新書(1993)
Christakis NA, Lamont EB. Extent and determinations of error in doctors' prognoses in terminally ill patients: prospective cohort study. BMJ 2000; 320: 469-473.
Fox E et al. Evaluaton of prognostic criteria for determing hospice eligibility in patients with advance lung heart, or liver disases JAMA 1999; 282: 1638-1645.
清水哲郎:終末期医療としての高齢者医療―患者・家族・医療者間の倫理をめぐって― Geriatric Medicine 2006; 44: 51-56
村井淳志:第7章終末期医療. 1.救命・延命の医療と終末期医療.新老年学(第2版)(折原肇編).pp1273-1275 東京大学出版会(1999)
横内正利:高齢者の終末期とその周辺、みなし末期は国民に受け入れられるか.社会保険旬報 1999;1976:13-19.
大友栄一:長寿社会総合研究平成3年度研究報告4:245-247(1992).
植村和正:「高齢者の終末期の医療およびケア」に関する日本老年医学会の「立場表明」.日老医誌:41(1),45-47.2004.
AGS Ethics committee: The care of dying patients; A position statement from the American Geriatric Society: JAGS 43:577-578, 1995
WHO編:がんの痛みからの解放(第2版).金原出版(1996)
森田達也、角田純一、井上聡、千原明:高齢者癌患者の緩和ケアの特徴.Geriatric Medicine 1997; 35: 1505-1511
星野一正:医療の倫理.岩波新書(1999)
益田雄一郎、井口昭久:米国の死ぬ権利の現状―Advance Directiveに焦点をあてて― 海外社会保障情報 1997;118:29-41.
Masuda Yuichiro, Iguchi Akihisa et al.. Physicians' reports on the impact of living wills at the end of life in Japan. Journal of Medical Ethics 2003; 29: 248-252
――――――――――――――――
ちなみに、益田氏は以下のような本を書いてもいますね。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4890145532.html
なお、どうでもよいことですが、上記の共著者の井口昭久氏には以下の論文と本があります。
http://kenpro.mynu.jp:8001/Profiles/0006/0000694/31thesess.html
http://kenpro.mynu.jp:8001/Profiles/0006/0000694/16thesess.html
http://kenpro.mynu.jp:8001/Profiles/0006/0000694/44thesess.html
http://kenpro.mynu.jp:8001/Profiles/0006/0000694/64thesess.html
http://kenpro.mynu.jp:8001/Profiles/0006/0000694/65thesess.html
http://kenpro.mynu.jp:8001/Profiles/0006/0000694/72thesess.html
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/481580382X.html
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4833131412.html
加えて、昨日お知らせした日本老年医学会倫理委員会の委員長だったりもしました。
特段に意味はありません。一応ということで。
取り急ぎ。
天田
■085 ■071222 [oi_ken:0420] 日本老年医学会の「立場表明」に至るごく簡単な概説(天田)
天田です。
次々と長文ですが、きちんとやれば(誰もやった人がいないので)きちんとした仕事になるかと思います(お前がやれという話でもありますが)。
★
以下のページに、2001年6月13日の「高齢者の終末期の医療およびケア」に関する日本老年医学会の「立場表明」に至る簡単な概説あり。
http://www.jpn-geriat-soc.or.jp/tachiba/index.html
ちなみに、前便にてお知らせしたとおり、日本ならびに米国の老年医学会の「立場表明」は
■日本尊厳死協会東海支部編.20070720.『私が決める尊厳死――「不治かつ末期」の具体的提案』中日新聞社.
http://www.arsvi.com/b2000/0707ns.htm
の文献としても引かれています。
(それ自体がどうということではありませんが)
言うまでもなく、2001年6月13日の日本老年医学会の「立場表明」は1995年の米国老年医学会の「立場表明」を(一定度)受けてのことです。
■AGS Ethics committee: The care of dying patients; A position statement from the American Geriatric Society: JAGS 43:577-578, 1995.
※米国老年医学会の「立場表明」の全文は以下を参照。
■American Geriatrics Society (AGS) Position Statement.THE CARE OF DYING PATIENTS.AGS Ethics Committee. *Last Updated 2007*
http://www.americangeriatrics.org/products/positionpapers/careofd.shtml
取り急ぎ。
天田
――――――――――――――――
■社団法人全国老人保健施設協会.1999.報告書『介護保険制度の展開と老人保健施設の役割――21世紀の社会保障制度をめざして 5』
の「第2部 老人保健施設におけるターミナルのあり方に関する調査研究」の「はじめに」
http://www.roken.or.jp/member/book/houkokusho/h11/a-terminal.htm
「米国老年医学会では、1995年高齢者のターミナルケアに関する「立場表明」を行い、基本的方針を明らかにした(AGS Ethics Committee : The care of dying patients: A position statement from the American Geriatrics Society. J Am Geriatr Soc 43:577-578,1995)。そこでは、高齢者の人生の終末期になっても、症状を和らげ安楽でいられ、人間としての尊厳性と自己管理ができるケアを希望している現状を踏まえ、将来に絶望しないよう効果的なケアを提供することが骨子とされた。
更に、終末期のケアの質を複数の諸団体が糾合して改善するための提言がなされた(Commentary: Measuring quality of care at the end of life: A statement of principles. J Am Geritr Soc 45:526-527,1997.)。
本邦においては、京都老人のターミナルケア研究会の報告書(村井淳志:日本老年医学会雑誌34:34,1997)により、高齢者の享受したいターミナルケアの要素についてのアンケート結果や、東京都老人医療センターにおける外来患者調査により末期医療の具体的な質問がなされた(松下:日本老年医学会雑誌1999、36:45-51)。
1998年から、厚生省長寿科学のターミナルケアに関する研究班(班長:内藤通孝名古屋大学老年科学助教授)が組織され、日本老年医学会倫理委員会(委員長:井口昭久名古屋大学老年科学助教授)による、高齢者終末期医療に関する立場表明の作成と発表などの取り組みがようやく地に着いたところである。」
――――――――――――――――
なお、「京都老人のターミナルケア研究会」については以下。
http://www.so-net.ne.jp/medipro/isyk/new_info/9711/77020-m.htm
日本老年医学会倫理委員会については別便にて。
取り急ぎ。
天田
■086 ■071222 [oi_ken:0421] 京都老人のターミナルケア研究会(天田)
天田です。
長文メールの連続、すみません。必要ない人は削除してください。以下、前便の「京都老人ターミナルケア研究会」についての情報。
先日の老い研究会の時に話した家族の会とターミナルの微妙な関係について知ることがうかがい知ることが可能です。
――――――――――――――――
■琵琶湖長寿科学シンポジウム実行委員会・村井淳志編.亀山正邦監修.199711.「高齢者の介護とターミナルケア」 『総合ケア・別冊』110p. NDC:369.26 \2,800 (税込\2,940)
http://bookwebpro.kinokuniya.co.jp/wshosea.cgi?W-NIPS=9971430606&REFERER=0
http://www.so-net.ne.jp/medipro/isyk/new_info/9711/77020-m.htm
http://www.ishiyaku.co.jp/search/details.cfm?bookcode=770200
■19980613 京都老人のターミナルケア研究会主催「高齢者の終末期ケア講演会」
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n1998dir/n2287dir/n2287_08.htm
※以下、講演会の部分を上記から引用。
●高齢者の終末期ケア講演会
開催案内 6月13日/京都市
京都老人のターミナルケア研究会が主催する「高齢者の終末期ケア講演会」が,きたる6月13日,「最期まで人間らしい生を 老いて死にゆく人へのケア」をテーマとして,京都市の京都アスニーで開催される。
・プログラム
〔基調講演〕ここまでできる高齢者の終末期ケア(高知愛和病院長 村井淳志)
〔パネルディスカッション〕座長=弥栄町国保病院長 三宅貴夫,滋賀県立成人病センター部長 藤本直規
※その他,現場からの報告として,終末期を介護した家族の体験などが 披露される
・事務局:〒780-8130 高知市一宮3894-2 高知愛和病院(村井淳志)
TEL(0888)45-1641/FAX(0888)46-2811
■小川直.20020205.「本の紹介/村井淳志監訳『重度痴呆性老人のケア−終末期をどう支えるか』」『京都保険医新聞』第2259号.3面.
※以下の京都府保険医協会のホームページより全文引用.
http://www.healthnet.jp/syuchou/pages/2001/02/k01020503.html
本の紹介/村井淳志監訳『重度痴呆性老人のケア−終末期をどう支えるか』2000年4月発行/医学書院、3,000円(外税).
http://www.amazon.co.jp/dp/4260330616/
終末医療が抱える現状を問い直し、医療の一方的な働きかけに提言
「父から医院を継承して5年、循環器内科を専門としてきた私にとって「痴呆」という疾患はあまりなじみのないものでした。地区医師会の理事として地域医療、在宅事業に関わりを持ち始めた頃、在宅介護支援センターの職員から「先生の近くのAさん宅に至急来てください」と連絡がありました。早速走って行くとAさんが裸で、水の入っていないお風呂の中でじっとしておられました。入浴後出てこられなくなり、困ったご家族が「水を抜いたら出てくるのではないか」「水をかけたらどうか?」「お湯をかけたらどうか?」等々苦労のあげく在宅介護支援センターに助けてほしいと連絡があったというのがその顛末でした。その後も5名のアルツハイマーと思われる痴呆患者さんと巡り会い、2名を在宅で看取らせて頂きました。
本書にも書かれていますが、末期の痴呆患者さんは無動、寝たきり、嚥下障害、反復感染という経過をとるのが通常と言われています。私のつたない臨床経験における常識では嚥下ができなくなれば胃管、胃ろうやIVHによる栄養補給を行う、感染が起これば感染に対する治療を当然行うものだと疑いもしませんでした。
重度痴呆に緩和ケアの手法が取り入れられ、また「感染症に対してさえも重症の痴呆患者さんは緩和ケアのみと積極的治療とでその生存曲線に変化がない」「不治の病で死に行く患者は飲食物を拒むのはふつうであることを知るべきである」という本書の記載は私にとっては驚きでした。
本書を読ませていただき、私の今までやってきたことは、人を人として尊厳をもって接するのではなく、むしろ医療従事者側のエゴで医療を一方的に医療側の価値観で押し売りをしてきたのではないかと思わざるを得ませんでした。末期癌に対してすら、ホスピスケアが十分浸透していない我が国において、痴呆に対してのホスピスケアをいきなり受け入れる土壌は、まだ十分整備されていないのではないかと考えます。しかし、医療従事者である我々から意識改革をはかり、目を開かねばならない、在宅医療の現場で接する我々から意識を変えなければならないと痛感しました。そのために本書は非常に役立つものであると思います。
本書は「京都老人のターミナルケア研究会」の10周年記念として村井淳志先生と会員の先生方によって翻訳、発行されたと聞いておりますが、付け加えたいのは訳者の先生方が書かれているコラムのすばらしさです。各先生方が本書の内容にしばられず、ご自分の視点でご自分の言葉でお書きになっておられます。短いコラムの中に先生方のご経験のエッセンスが凝縮されている気がします。
私のような臨床経験の浅い若輩者のみでなく、豊富な臨床経験をお持ちの先生方にとっても役に立つ一冊ではないでしょうか。
(伏見・小川 直))
【京都保険医新聞_第2259号_2001年2月5日_3面】」
■京都老人のターミナルケア研究会.村井淳志・川合一良・塩榮夫・奈倉道隆・三宅貴夫・藤本直規.2007「高齢者福祉施設における終末期ケアの手引き」『日本老年医学会雑誌』Vol.44.No.1.126.
http://www.jstage.jst.go.jp/article/geriatrics/44/1/44_126_3/_article/-char/ja
http://www.jstage.jst.go.jp/article/geriatrics/44/1/126_3/_pdf/-char/ja/
引用文献
1) Commentary: Measuring quality of care at the end of life: A statement of principles. J Am Geriatr Soc 1997; 45: 526-527.
――――――――――――――――
なお、京都老人のターミナル研究会のメンバーであった、現 社団法人認知症の人と家族の会(旧:呆け老人をかかえる家族の会)顧問でもある三宅貴夫氏のホームページは以下にあります。
■三宅貴夫
http://www2f.biglobe.ne.jp/~boke/boke2.htm
http://www2f.biglobe.ne.jp/~boke/profile.htm (プロフィール)
http://www2f.biglobe.ne.jp/~boke/miyake.htm (論文集)
「呆け老人をかかえる家族の会」の活動
http://www2f.biglobe.ne.jp/~boke/fcg.htm
なお、三宅氏のホームページ
http://www2f.biglobe.ne.jp/~boke/news3tx.html
に掲載の「尊厳死協会」の記事の紹介についての箇所を以下に全文引用。
★「日本尊厳死協会 延命措置中止の判断基準などで試案」(4月14日/毎日新聞)
[略]
追加情報:「疾病ごと延命中止基準、終末期を定義…尊厳死協会報告」(読売新聞)
[略]
編者:終末期については以下の定義などがあります。
終末期の定義:「積極的な医療行為がないと生命の維持が不可能であり,またその医療行為を必要としなくなる状態には回復する見込みがない状態」(編者三宅貴夫)
高齢者の終末期の定義:「病状が不可逆的かつ進行性で,その時代に可能な最善の治療により病状の好転や進行の阻止が期待できなくなり,近い将来の死が不可避となった状態」(日本老年医学会2001年)
認知症の人の終末期の定義:「狭義の終末期:以下をすべて満たす。@認知症である。A意志疎通が困難か不可能な状態である。B認知症の原因疾患に伴い嚥下が困難か不可能な状態である。Cこうした状態が非可逆的である。広義の終末期:狭義の終末期の状態である。または治癒しない認知症で、認知症とは直接関係ない身体疾患が終末期の状態である」(三宅貴夫)
「認知症の高齢者の体と病気 5.認知症高齢者の終末期ケア」(編者三宅貴夫著 中央法規出版「りんくる」2006年6月より2007年4月まで隔月掲載)
■087 ■071222 [oi_ken:0422] 『老年医療の歩みと展望』からの引用(天田)
天田です。
以下の本から抜粋。ややマニアな話が続いていて、すみません。
ただ、この種の話は掘り出せばそれなりの論文ができると思います。
以下、日本老年医学会倫理委員会の設立の経緯とメンバーなどを記しておきます。
そして、この中で生まれた「立場表明」が「横内氏による学会「立場表明」批判」へとつながってくるのです。
以下の論文の目次と本文中からの抜粋。
――――――――――――――――
■植村和正 20031220 「終末期医療」.日本老年医学会編『老年医療の歩みと展望――養生訓から現代医療の最先端まで』メジカルビュー社.222-225.
1.はじめに (植村 2003:222)
2.倫理委員会の発足 (植村 2003:222)
3.第一回倫理委員会(平成10年9月4日) (植村 2003:223)
4.第二回倫理委員会(平成10年11月20日) (植村 2003:223)
5.第三回倫理委員会(平成11年4月13日) (植村 2003:223)
6.第四回「老年医学」市民公開講演会「終末期医療の目標――日本老年医学会の立場」 (植村 2003:224)
7.第四回倫理委員会(平成12年5月31日) (植村 2003:224)
8.第42回日本老年医学会学術集会シンポジウム(平成12年6月17日) (植村 2003:224)
9.学術評議員に対するアンケート調査 (植村 2003:224)
10.第五回倫理委員会(平成13年3月27日) (植村 2003:224)
11.「高齢者の終末期の医療およびケア」に対する日本老年医学会の「立場表明」 (植村 2003:225)
12.今後の課題と展望 (植村 2003:225)
「平成10年9月4日、日本老年医学会老人医療委員会のもとに「老年医療の分野における終末期医療のあり方を含めて広く倫理的諸問題について検討し、理事会の諮問に応じて協議答申すること」を目的として倫理委員会が発足した。当初の委員は以下である。
委員長 佐々木秀忠 東北大学老年・呼吸器内科教授(平成12年より交代)
副委員長 井口昭久 名古屋大学老年科教授(平成12年より委員長)
委員 飯島節 国際医療福祉大学教授(現筑波大学心身障害系教授)
遠藤英俊 国立療養所中部病院医長
加藤正弘 江戸川病院院長
小出五郎 NHK解説委員
袖井孝子 お茶の水女子大学生活学部教授
野口美和子 千葉大学看護学部成人看護教授
松下啓 東京都老人医療センター副院長(現勝楽堂病院)
幹事 植村和正 名古屋大学第三内科助手(現名古屋大学病態内科助手)
ここに、昨今のわが国の高齢者医療、とりわけ「終末期医療」を取り巻く複雑多岐にわたる諸問題に対する日本老年医学会の倫理的立場は如何にあるべきか、検討する場が設置された。本節では設置以来の倫理委員会の議論を中心にこの問題に対する日本老年医学学会のこれまでの活動をふりか<222<えり、今後の課題や展望にまで言及したい。」(植村 2003:222-223)
「平成12年秋に行なわれたアンケート調査では全評議員617名に発送され268の回答総数であった。ほとんどの評議員が「立場表明」の必要性を認めた(95.5%)。反対意見はわずかであったが傾聴に値するものであった。要約すると以下の2点からなるものであった。
@高齢者の終末期にはいまだ明確な基準がなく時期尚早である。このような時期に学会としての立場を表明すると医療費抑制のよりどころとして行政に利用されかねない。
A高齢者の終末期は老年医学会だけが責任を負うものではない。この国すべての学会、あるいは医師会などが責任を負うべきである。」(植村 2003:224)
――――――――――――――――
◆日本老年医学会編集 日本老年医学会発行 20031220 『老年医療の歩みと展望――養生訓から現代医療の最先端まで』, 329p.メジカルビュー社 ISBN-10: 4758302677 ISBN-13:978-4758302678 8400
http://www.amazon.co.jp/dp/4758302677/
http://bookwebpro.kinokuniya.co.jp/wshosea.cgi?W-NIPS=9977814198&REFERER=0
■内容(「MARC」データベースより)
世界最長寿国・日本の老年医療はどのようになっているのか。老年医療の萌芽、老年疾患への取り組み、日本から発信した老化研究の変遷、わが国の老年医療を支えた人たちなど、老年医療と介護の最前線からの寄稿をまとめる。
■《内容》 社団法人日本老年医学会の編集・発行による老年医療に携わる第一線の専門家たちが、わが国の老年医療の歴史と今後の展望、進むべき方向も示し、まとめた書。
■《目次》
年表:老年医療・医学史年表―日本と世界における系譜 鈴木 裕介・酒井 シヅ
序論 折茂 肇
第1章 老年医療の萌芽,変遷
1 老年医療
1) プライマリケアと老年医療のアイデンティティ 柳澤 信夫
2) これからの高齢医療をめぐる視点 祖父江逸郎
3) 老年者医療への対応−活動的な人生100年に向けて− 飯村 攻
4) 老年医療の定義 佐々木英忠
5) 老年者の社会的位置付け 鳥羽 研二
6) 老年医療とsubspeciality 土居 義典
7) 老年医療への期待 袖井 孝子
2 老年医学
1) これからの老年医学における臨床研究の手法に関する提言 高崎 優
2) 日本における老年医学の課題 島田 和幸
3) 老年医学近未来の課題 森本 茂人
4) 老化医学の回顧と展望 阿部 裕
5) 日本老年医学100年の推移と21世紀の展望と希望 勝沼 英宇
6) 老年医学界の変遷 佐藤 秩子
3 日本の老年者の生活と健康 松林 公蔵
4 医療経済
1) 医療経済 井藤 英喜
2) 老人医療施設 大塚 宣夫
5 社会制度と介護保険
1) 社会制度(介護保険) 難波 吉雄
2) 介護保険と老年科医に期待されるもの 浅井 幹一
3) 全世代対象の「老年医学」 小出 五郎
6 教育
1) 老年医学教育の変遷 五島雄一郎
2) 老年医学教育のあり方 入來 正躬
3) 日本における老年学の研究と教育 柴田 博
4) 教育機関と教育 寺本 信嗣・松瀬 健
5) 大学における老年医学教育 横野 浩一
7 日本老年学会,老年医学会の歴史 大内 尉義
8 雑誌発刊 長瀬 隆英
9 国立長寿医療センター
1) 国立長寿医療センターの設立 井形 昭弘
2) 国立長寿医療センター病院の役割 木谷 健一
3) 国立長寿医療センターの設立経緯,長寿医療のあり方,期待される展開 太田 壽城
10.高齢者のケア
1) 高齢者ケア職の協働に向けて 野口美和子
2) 老年者を診る,診る人を育てる科学 齋藤 康
第2章 老年疾患への取り組み
1 痴呆症
1) 先が見えてきたアルツハイマー病 田平 武
2) 老年期痴呆の治療 中村 重信
3) 痴呆症:治療 本間 昭
4) 痴呆症研究の歴史と日本人の貢献 荒井 啓行
2 脳神経疾患
1) 脳血管障害の疫学(久山町研究) 藤島 正敏
2) パーキンソン病 犬塚 貴
3 精神疾患
1) 老年期のうつ状態・うつ病 大森 健一
2) 妄想・せん妄 工藤 喬・武田 雅俊
3) 失語症概念の変遷からみたコミュニケーション障害 小高 文聰・笠原 洋勇
4) 高齢者の統合失調症 松下 正明
4 循環器疾患
1) 高齢者心疾患診療における最近の進歩 松本 正幸・岩井 邦充
2) 動脈硬化性疾患に対する分子治療 青木 元邦・森下 竜一
3) 老年医療における循環器疾患 金政 健
4) 老年者不整脈の100年と今後の展望 橋場 邦武
5 高血圧症
1) 老年者高血圧症の変遷 荻原 俊男・福尾 惠介
2) 食塩感受性高血圧 日和田邦男
3) 高齢者高血圧・循環器疾患を中心に 島本 和明
6 呼吸器疾患
1) 誤嚥性肺炎 関沢 清久
2) 在宅医療の進歩−在宅酸素療法にみる発展の歴史− 木田 厚瑞
7 消化器系の疾患 千葉 勉
8 糖尿病
1) 加齢と糖尿病 大庭 建三
2) 高齢者糖尿病の治療の変遷について 成田 琢磨・伊藤 正毅
−合併症発症進展防止における高血圧治療の重要性について−
9 内分泌疾患(女性ホルモン) 秋下 雅弘
10 腎・泌尿器疾患
1) 腎不全 井上 剛輔
2) 高齢者腎疾患医療と今後の展望 土井 俊夫
3) 尿失禁 飯島 節
11 血液疾患 今村 雅寛
12 膠原病−関節リウマチ 後藤 眞
13 骨疾患
1) 整形外科医として老人医療に携わって 林 泰史
2) 骨粗鬆症:病因・診断(転倒,骨折) 細井 孝之
3) 骨粗鬆症の治療の進歩 長屋 政博
14 皮膚疾患 種井 良二
15 口腔・歯の疾患
1) 高齢者の口腔ヘルスケア 渡邉 郁馬
2) 高齢者への歯科医の関わり 田中 健藏
16 摂食・嚥下障害 才藤 栄一
17 老年者の機能評価 小澤 利男
18 百寿者研究のエポックメーキング 広瀬 信義
19 老化に関する長期縦断疫学研究 下方 浩史・安藤富士子
20 終末期医療 植村 和正
第3章 わが国から発信した老化研究の変遷
1 老化と寿命−ウエルナー症候群 三木 哲郎
2 テロメア 石川 冬木
3 老化と寿命:Klotho遺伝子 鍋島 陽一
4 線虫からヒトへの道 鈴木 (堅)之
5 ポストゲノム時代の老化研究 後藤佐多良
第4章 わが国の老年医療を支えた人たち
1 尼子富士郎先生 大友 英一
2 冲中 重雄先生 小坂 樹徳
3 村上 元孝先生 蔵本 築
4 山田 弘三先生 鈴木 裕介
5 村地 悌二先生 板垣 晃之
6 関本 博先生 土屋 博
7 桂 英輔先生 横出 正之
8 葛谷 文男先生 遠藤 英俊
9 原澤 道美先生 福地義之助
10 吉川 政己先生 江藤 文夫
第5章 長寿への取り組みと展望
1 取り組み
1) 長寿達成 亀山 正邦
2) 養生訓 貝原 信明
3) 統合としての老年医療,科学的精神,老化の研究 松下 哲
4) 「お達者健診」の意義と実践 鈴木 隆雄
5)長寿国世界一を支える老年医学 水島 豊
2 展望
1) 老年学の提唱 井口 昭久
2) 老年医学への関わりと今後のわが国の老年科の位置付け 高柳 涼一
3) 老人による老年病の症候学・療養法のテキストを 後藤 由夫
4) 日本における高齢者医療と老年医学の将来 平井 俊策
5) 長寿への道 長谷川恒雄
6)老年病予防時代の到来 木村 郁郎
7)老年者を診る心 橋爪 潔志
■088 ■071223 [oi_ken:0424] 兎にも角にもまとめましょう(天田)
天田です。
田島さん、有り難うございました。
兎にも角にも(「副業」として)まとめましょう。諸々で時間的制約はありますが、情報提供は私のほうからもしていきます。それと、老い関連の文献は創思館416にほとんど置いてあります。
→そういえば、皆さんに20冊以上?お貸ししていますが、年を明けたら、(遠隔地の人は次に大学に来た時にでも)一度、創思館416に戻していただき、「台本版」で借りる手続きをしてもらえると他の人にとってもよいかと思いますので、どうぞ宜しくお願いします。
(そういや、私は先端研の院生に50冊は優に超える本を貸し出していますが、戻ってきていませんので、この点は公共MLでもアナウンスします)
★
> このMLのメンバーがだれかよく
> わかってないのですが
そういえば、私も完全に把握いるわけではありません。
野崎さん、すぐに分かるようでしたら、MLに流していただけるとよいかと。
取り急ぎ。
天田
■089 ■071223 [oi_ken:0425] 「寝たきり老人」「三郷中央病院事件」への言及(天田)
天田です。
以下のような「武蔵野方式」を進め広めたとの山本茂夫氏の本があります。
(自宅のダンボールの中にありましたので、必要な人にはお貸しします)
「寝たきり老人」への言及あり。
また、「三郷中央病院事件」についての言及もあります。こちらは別便でお知らせします。
――――――――――――――――
◆山本 茂夫 199503 『福祉部長 山本茂夫の挑戦』朝日カルチャーセンター,226p. ISBN-10: 4900722146 ISBN-13: 978-4900722149.\1,456(税込\1,529).
http://www.amazon.co.jp/dp/4900722146/
http://bookwebpro.kinokuniya.co.jp/wshosea.cgi?W-NIPS=9950229677&REFERER=0
【内容(「BOOK」データベースより)】
武蔵野市福祉公社をつくった山本茂夫が血ぬられた銘刀で、官僚主義と福祉行政をバッサ、バッサと斬りまくる、痛快、感動のドキュメント。
【内容(「MARC」データベースより)】
老後福祉の前線自治体で、その歴史をきり拓いてきた著者が、福祉の原点と問題をリアルに明快に示す。「寝たきり老人」を大量生産するニッポンにはびこる官僚主義と福祉行政をバッサバッサと斬りまくる。
【[BOOK著者紹介情報]】 (山本茂夫 200104 『定年後は心なごむ「レストラン」を始めよう』の著者紹介情報から引用)
山本茂夫[ヤマモトシゲオ]
1934年、樺太生まれ。終戦で山形へ。55年、日本社会事業短期大学卒業。同年、東京・武蔵野市福祉事務所に就職。1963年、早稲田大学第二文学部卒業。主に高齢者福祉の分野を歩み、93年、福祉保健部長。この間、“武蔵野方式”といわれる先端的な高齢者福祉を進め、関係者に注目される。95年、定年退職。翌年、障害者の子息との約束を果たすべくランチ専門「レストランえりか」を開店。現在、早稲田大学第二文学部、日商簿記三鷹福祉専門学校講師、西水元ナーシングホーム(特養)施設長を務める。著書に『福祉部長山本茂夫の挑戦』『新しい老後の創造』がある。
第1部 地方公務員 山本茂夫の四十年
第2部 これで良いのか福祉行政
第3部 介護地獄をなくすために
第4部 特別対談 土屋正忠市長、武蔵野市の福祉を語る―豊かで安らぎのある武蔵野市を
◆山本 茂夫 198210 『新しい老後の創造――武蔵野市福祉公社の挑戦』,ミネルヴァ書房,240p. ASIN: B000J7K3GA.→2000 『新しい老後の創造――武蔵野市福祉公社の挑戦』ミネルヴァ書房,247p. ISBN-10: 4623014398 ISBN-13: 978-4623014392
http://www.amazon.co.jp/dp/B000J7K3GA/
http://www.amazon.co.jp/dp/4623014398/
ちなみに、上記以外に以下のような本もあるようです。
◆山本 茂夫 200104 『定年後は心なごむ「レストラン」を始めよう』 ,亜紀書房,230p. ISBN-10: 4750500194 ISBN-13: 978-4750500195 1575
http://www.amazon.co.jp/dp/4750500194/
http://bookwebpro.kinokuniya.co.jp/wshosea.cgi?W-NIPS=9974630746&REFERER=0
■090 ■07123 [oi_ken:0426] 「三郷中央病院事件」(天田)
天田です。
前便にて紹介した「三郷中央病院事件」についての簡単な情報提供。
この事件についてのウェブ情報は驚くほどないですね。抜書きは後日します。
■大熊一夫 19810820 『ルポ・精神病棟』朝日新聞社.
http://www.arsvi.com/b1900/8108ok.htm
の翌年です。「悪徳病院批判」がどのような文脈から出てきて、どのような道筋を辿ってきたのかを確認しておくことも悪くはないかと思います。
取り急ぎ。
天田
――――――――――――――――
■■1982年3月〜 三郷中央病院事件
◆大熊由紀子 200304〜「物語・介護保険」(呆け老人をかかえる家族の会の機関誌『ぽ〜れぼ〜れ』、社会保険研究所刊「介護保険情報」の連載より)
http://www.yuki-enishi.com/kaiho/kaiho-00.html
↓
■大熊由紀子 200406「第4話 「日本型福祉」が生んだ「日本型悲劇」」『月刊・介護保険情報』2004年6月号.
http://www.yuki-enishi.com/kaiho/kaiho-04.html
◆雨後の竹の子のように生まれた老人病院では
「グラフは人口1000人当たりのベッド数です。日本(赤線)だけが、奇妙に増え続けています。そのかなりの部分が老人病院と精神病院でした。
「老人病院」の経営実態の多くは闇の中でした。例外的に明るみに出たのが、埼玉県にある三郷中央病院でした。
見るに見かねて県に内部告発した職員がいたのです。
「東京医科歯科大学出身の院長、新潟大学出身の副院長、1カ月3万円で完全看護」が売り物でした。事務職員は東京・千葉・埼玉の福祉事務所を熱心に回り病院をPRしました。集められたお年寄りの7割が東京と千葉の住民でした。
1980年75床で開院、半年後には177床に膨れ上がりました。
「三郷中央病院事件とその教訓」という県のマル秘文書からうかがわれる、そこでの「診療」は、たとえば、次のようなものでした。
・入院した人にはすべて「入院検査」と称して31種類の検査を受けさせ、その後も毎月「監視検査」という名で21種類の検査。
・検査はやりっばなしで、検討された形跡はなし
・ テレメーターによる心臓の監視の架空請求で1000万円を超える収入
口から食べられる人にも点滴が行われ、お年寄りの顔はむくんでいました。
点滴を無意識に抜いたりするとベッドの柵に縛りつけられました。写真Aのような褥瘡、尿路感染、肺炎、……そして、平均87日で死亡退院。
このような現実に、伊藤さんたちがどう立ち向かっていったかは、後の物語で。」(大熊 2004)
■和田努 医療ジャーナリスト和田努の「医療・健康・福祉」を考える「CONSUMER HEALTH」
http://wadajournal.com/index.htm
↓
http://wadajournal.com/profile/katsudo.htm
◆老人医療制度を変えたスクープ
「私がジャーナリストとしてスタートした70年代は、人口の高齢化が本格的にすすむ時代でした。高齢者問題に力を入れてきました。埼玉県三郷市に「三郷中央病院」がありました。この病院は老人を食い物にする悪徳病院でした。丹念に取材して、廃院に持ち込みました。この事件は国会問題にもなり、厚生省が老人医療を見直しするきっかけになった事件でした。私としては思い出深いスクープです。
武蔵野市福祉公社をつくり、老人福祉の歴史を拓いてきた山本茂夫さんが『福祉部長 山本茂夫の挑戦』という本のなかで私のことを紹介してくれています。いささか長くなるが引用させていただきます。
老人病院の実態を見聞する機会は多いが、それを取り上げ、論じるのは、ごく少数のジャーナリストだけで、老人福祉の専門家や政治家たちは、言の葉にも乗せず、知らんふりをきめ込んでいる。
月刊誌『宝石』(昭和57年3月号)で、NHKディレクターであった和田努氏が三郷中央病院を告発したのが、老人病院の非情な処遇を取り上げた最初のものであった。
和田氏は病院関係者の研究会の席上、私立病院の管理職だった人から、悪質病院の話を聞き、病院に勤めて要る職員や退職した人、家族などから困難な事情聴取を重ね、埼玉の三郷中央病院が典型的な悪質病院であることに確信を持ち、病院の名前を明記して実態を公表することを決意し、記事にした。それに先立って、和田氏は、病院院長から「名誉毀損で訴えるぞ」などの嫌がらせを受けながら、さらに『老人でもうける悪徳病院』(エール出版)で、薬づけ検査づけの実態やお年寄りをベッドに縛り付ける看護婦の姿を詳細に伝えている。
三郷中央病院は、許可された病床が177床なのに、200人以上の患者がつめ込まれ、いやがる老人をベッドに縛り付けて、検査と点滴を行っていたと和田氏は告発した。
昭和56年一年刊に200人近くの老人がこの病院で亡くなり、退職した職員は「ふとんを強いた殺人工場です」と語ったという。
和田氏の告発を契機に、厚生省は検査づけ点滴づけの老人医療を改善するために、昭和58年老人保健法を制定した。一ジャーナリストの果たした社会的意義は大きい。(山本茂夫著『福祉部長山本茂夫の挑戦』より)」
■和田 努 198208 『老人で儲ける悪徳病院』,エール出版社,187p. ASIN:B000J7FAQS
http://www.amazon.co.jp/dp/B000J7FAQS/
■091 ■071223 [oi_ken:0427] 『高齢社会を生きる』(天田)
天田です。
以前、たしか大谷(い)さんからも公共MLで紹介がありましたが、
詳細な目次を以下に掲載。ご参考まで。
――――――――――――――――
◆清水哲郎編 20071020 『高齢社会を生きる――老いる人/看取るシステム』,東信堂,208p. ISBN-10: 4887137915 ISBN-13: 978-4887137912 1890.
http://www.amazon.co.jp/dp/4887137915/
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4887137915.html
現場から考える高齢者の生・死・看取り。
知の新しい道しるべ。
家庭や地域における高齢者医療の現状と課題を捉え直し、新たな実践の場として「ナラティブホーム」をドキュメントする。
日本学術振興会人社プロジェクトの成果。
清水哲郎 「序 高齢者にとっての生と死」 清水編[2007:3-11]
T 家庭と医療現場をつなぐ
清水哲郎 「第1章 人生の終末期における医療と介護――意思決定プロセスをめぐって」 清水編[2007:15-46]
日笠晴香 「第2章 予め決めておく――事前指示をどう考えるか」 清水編[2007:47-68]
会田薫子 「第3章 食べられなくなったとき――胃瘻という選択肢の意味」 清水編[2007:69-91]
U 地域社会における生と死
竹之内裕文 「第4章 看取りの文化」の再構築へむけて――「間」へのまなざし」 清水編[2007:95-116]
田代志門 「第5章 「看取り」を支える市民活動――ホスピスボランティアの現場から」 清水編[2007:117-138]
V 高齢化医療システムの現状と課題
西本真弓 「第6章 さまよえる高齢者の現実――療養病床を持つ病院の個人データからみえてくるもの」 清水編[2007:141-164]
吉田あつし 「第7章 高齢者をめぐる医療システムのこれから――お金は大事だがすべてではない?」 清水編[2007:165-184]
佐藤伸彦 「第8章 医師が目指す「ナラティブホーム」」 清水編[2007:185-207]
【BOOK著者紹介情報】
清水哲郎[シミズテツロウ]
1947年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科次世代人文学開発センター・上廣死生学講座・教授。研究テーマは医療現場に臨み、患者・家族および医療従事者たちと共に、意思決定の進め方(臨床倫理学)や、死生をめぐる価値の問題(臨床死生学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■092 ■071224 [oi_ken:0429] 『老いと死を生きる』(天田)
天田です。
こちらで時間的制約の中で提供できる情報はお伝えしていますので、皆さん、どうぞ宜しく。
引用の「悪徳老人病院の告発記事……」は昨日お知らせした「三郷中央病院事件」などです。こちらについての情報は別便でも送付します。また、老人保健法前後の歴史的文脈についても確認することができます。
「資料」として読み解きつつ、使えるものは使うといった感じで進めるのがよいです。 その他も諸々ありますが、別便にて。
――――――――――――――――
◆新福 尚武 監修 20040521 『老いと死を生きる――老人病院医師へのインタビュー』,老人病院情報センター ,223p. ISBN-10: 4990198301 ISBN-13: 978-4990198305 2100.
http://www.amazon.co.jp/dp/4990198301/
http://bookwebpro.kinokuniya.co.jp/wshosea.cgi?W-NIPS=997858823X&REFERER=0
※以下、http://www32.ocn.ne.jp/~rojin_byouin_ic/rhic0145.htmlから引用(一部、加筆・修正)。
これまで語られることのなかったテーマ!
自分の死、親の看取り、患者の看取りを
老人病院の医師5人が語る
目次
まえがき
よく老い、老いをよく生きる
老人病院医師への九つの質問
第一章 天本宏(天本病院理事長) 在宅重視の二四時間体制コミュニティケア
自分の死――わがまま体制を整え、セルフィッシュを貫く
親の看取り――看取りにいたるまでの関わりを重視
患者さんの看取り――在宅ケアの条件は本人の意思決定
医師になった理由――広島で被爆
高齢者医療に向かっていった動機――高齢者の地域調査がきっかけ
老人病院の建設――付き添いなしのトータルケア
印象に残った死――祖父の死、先輩の死
家族へのアドバイス――時代のニーズは自由な環境
宗教――自分の物差しを持つのに役立つ
インタビューを終えて
第二章 漆原彰(大宮共立病院理事長) 医療、介護施と在宅支援のシステムづくり
自分の死――発達した裁量の医療を受けたい
親の看取り――医師としてよりも子どもとして
患者さんの看取り――苦痛をとるターミナルケア
医師になった理由――建築家か医師か
高齢者医療に向かっていった動機――核家族時代にバックアップ体制
老人病院の建設――医療と福祉の合体を先がける
印象に残った死――眠るように逝った祖母
家族へのアドバイス――家族観の変化と階後の社会化
宗教――袈裟を着て診察する自分の姿
インタビューを終えて
第三章 新貝憲利(成増厚生病院院長) 痴呆専門病院を開設、痴呆老人のケアと看取り
自分の死――僕は寂しがりや、日替わりメニューできてほしい
親の看取り――居心地の良い空間を用意
患者さんの看取り――孤立感、孤独感のない最期
医師になった理由――医師である父への反発
高齢者医療に向かっていった動機――僕が痴呆を治す
老人病院の建設――痴呆老人のターミナルケア
印象に残った死――数えきれないほど立ち会った
家族へのアドバイス――病気・障害・人間性をみる
宗教――僕の宗教観はあるがまま
インタビューを終えて
第四章 大塚宣夫(青梅慶友病院理事長)
大往生・終いの住処としての施設
自分の死――死はいつもすぐ隣りにある
親の看取り――親をみるために病院を建てた
患者さんの看取り――家族も医療者も後悔しない看取り
医師になった理由――一族のなかに医師をひとり
高齢者医療に向かっていった理由――長生きした罰・人間収容所にショック
老人病院の建設――家族も癒される施設
印象に残った死――厳かな死
家族へのアドバイス――設備、技術、知識、システムの揃った施設の活用
宗教――人は一度しか死なない
インタビューを終えて
第五章 新福尚武(元東京慈恵会医科大学精神医学科教授)
大正・昭和・平成の時代を生きて
年齢とともに死生観が変わってきた
不可知なるものの存在
宗教と精神医学の一体化
二一世紀の精神医学の目指すもの
活発に生きるヒント
挨拶をして穏やかに死を迎える
インタビューを終えて
あとがき
★
【書評】
斉藤弘子 20060625 「語り考える人生の最期/『老いと死を生きる――老人病院医師へのインタビュー』」『北海道新聞』(2006年6月25日)
http://www5.hokkaido-np.co.jp/books/20060625/1.html
■『老いと死を生きる――老人病院医師へのインタビュー』(新福尚武監修 老人病院情報センター 二一○○円)
<略歴>しんふく・なおたけ 1914年生まれ。精神医学者。著書に「さわやかに老いる知恵」など。
語り考える人生の最期
誰も避けることができない「老いと死」という事象に、どう向き合っていけばよいのか。親の看(み)取りや迫りくる自らの老いを前にして、これは中高年世代にとって切実な問題である。本書は、そういった命題に対し、高齢者医療の草分けともいえる五人の医師が「自分の死、親の看取り、患者さんの看取り、印象に残った死、家族へのアドバイス」などの問いに答える形で自らの思いを語ったインタビュー集である。
介護を必要とする高齢者を抱えた家族のために、病院情報を中心にした相談業務と情報提供を行っている「老人病院情報センター」の設立十五周年記念出版であり、同センター代表の川添みどり氏がインタビューを行っている。それゆえ、「自分の親がこの病院に入院したら」という視点でこれまで多数の老人病院を取材してきた川添氏の姿勢が随所に表れている。そのひとつは、「自分の親にしてもらいたくないことを患者さんにしてはならない」という大塚宣夫医師(青梅慶友病院理事長)の言葉への共感であり、川添氏はこの言葉を高齢者医療や介護職の関係者にぜひ伝えたいと強調する。
高齢者医療の先駆者たちの考え方や生き方をはじめ、現場の移り変わりを知るためにも、また医療・介護の仕事に携わる人にとっても、本書は貴重な資料になる。また、「老いと死」に向き合った多くの高齢者とその家族の姿をみつめてきた医師の言葉には、現場を背景にした生と死の哲学がある。とくに「老年精神医学の父」といわれる監修者・新福尚武氏のメッセージには、「よく老い、老いをよく生きる」ためのヒントが含まれている。ただ、自らの老いや死を受容する過程で、葛藤(かっとう)する高齢者の心、家族と織りなす人間模様なども描き込まれれば、生と死の哲学にもっと深みが出たのではないか。
家族観や高齢者をとりまく介護・医療事情の変化とともに、いま、「老いと死」はお任せではなく自ら創(つく)る時代になった。本書は、ケアを受ける側にとってもケアを提供する側にとっても、最終ステージの生き方を考えるうえでの指南書になるだろう。
評・斉藤弘子(ノンフィクションライター)
★
「天本 一九八五年に『老人の専門医療を考える会』は、できました。僕や青梅慶友病院の大塚先生が、病院を建てたのは一九八〇年です。その頃は、悪徳老人病院の告発記事が新聞に掲載されて、老人病院バッシ<35<ングの時代です。我われのやっていることすべてが否定されました。
お世話料の問題もそうですし、付き添いもつけないでやってるとか、痴呆症の人にリハビリさせているとか。必要な治療としての点滴注射もぜんぶカットされ、仲間の医者からも否定された。我われは現場で医療、ケア、リハビリも必要だと思うからしているんだけど、学問的にも誰も肯定しないし、いろんなことで叩かれた。
それに憤りを感じた人達が集まってきた。なんとなく集まってというふうにしていたら、そこに青梅慶友病院の大塚宣夫先生がいて僕がいた。老人病院の中でも真剣に取り組んでいる姿を、当時の厚生省の人がみていて、中核になるような人に声をかけたんじゃないでしょうか。
ある意味では『老人の専門医療を考える会』で、大塚先生と僕がやってきたことが今のような形になってし、組織をつくって良くしていかなきゃいけないという発想でした。そして僕がその会の初代の会長になりました。」(天本 2004:35-36[新福監修 2004:35-36])
「――(聞き手は川添みどり) 漆原先生は病院だけではなく、いろいろな施設やシステムをつくって、患者さんの希望する介護体制を支援します、という形をとってらっしゃいますね。先生ご自身は死について、どう考えておられるかうかがいにまいりました。ご自身の死について考えたことはありますか。具体的にどういうふうな死に方をしたいと思っていますか。
漆原 基本的には考えたことはありません。正直いって考えたくないっていうか。(中略)<50<
治療が必要な状態になって死ぬならば、無理に医療を在宅に持ち込んで死のうとは思わない。在宅での死って突然死に近い状態か、長期の要介護状態の先にある死だけだと思うな。家族の負担もあるし。でも家族には見送ってほしいとは思うけどね。
―― 事故だとか、重篤な病気とかじゃなくて、ある程度人生を全うしたであろうお年寄りの死と、若い人の死とは違いますよね。
漆原 それはまったく違いますね。若い人の場合は普遍的な経過や自然さがないからね。高齢者の死は誰もが早晩避けられないものだと知っ<51<ていて、ある程度は本人も周りも自然に受容してくるものだと思う。死に対する恐怖や不安といったものは確立が高まる分だけ高齢者のほうが強く自覚していて、死に直面するといろんな反応をあらわすんだ。高齢者でも加齢によってだけ死ぬことは少なくて、医学的には病的な状態をへて死ぬと考えていいんだと思うな。人生を全うした先の死だとしても自然で安楽な死って、ほとんどないと思ってるけど、違うかな。」(漆原 2004:50-52[新福監修 2004:50-52]/過括弧内補足は引用者)
「――(聞き手は川添みどり) この頃、胃ろう造設が増えてきました。食べ物が飲み込めず、口からの栄養補給が難しい人に、嚥下訓練をするには非常にいいそうですね。食べられるようになればやめられますから。また、生きたいと願う本人の思いが強ければ、胃ろうの造設も当然の処置だと思います。けれど本人の意思も確かめられない状態で、胃ろうの造設手術をしますと担当医からいわれて、困惑している家族も多いようです。入院するまではいっていた特別養護老人ホームは、胃ろうをすれば再入所が可能だというそうですが、本人は意思表示ができないのに、本人以外の誰かが決めるのは難しいですよね。
漆原 そんな時、決めているのは実際は家族なんだけど、本人以外の<76<家族や介護者が決めていいのかどうかは疑問だよね。医師に、これをしなければ死にますけどどうししますかっていわれると、とりあえずはやってくださいという。それと患者さんや家族と医師の関係には、まだまだ温度差があるよね。患者さん側には医師のすすめる処置を拒否できない雰囲気があるよね。胃ろうをすすめられたさっきのケースのように、その後のケア施設の入所がかかっている場合など、本人や家族のほんとうの気持ち以外の要因で決められることになる。結構多いよ、そういうこと。
――そうなんです。だからこの本をつくったのは、自分の死に方を決めておこうということと、親の死に方に対しての覚悟を決める時に、胃ろうや気管切開などの処置が、どういうことかを知っておこう、そういう想いからです。
漆原 胃ろうだって気管切開だって必要な医療処置の手段段だよ。ただ、どんな状態で、なんの目的で行なうかが問題だと思う。本人が判断できないんなら、やっぱり家族だよね決めるのは。死に直面してい<77<る状態や、回復が望めない状態なのは、担当の医師にはわかっているんだけど、医師によっても捉え方や死が迫っている基準が少しずつ違う。生きている価値観なんだ相当違うからね。今は正解なんてないんだ。医師はそれを決める家族に十分情報提供をして、制約をつけないで考えてもらうのがいいと思う。聞かれれば意見はいうけど、最後の延命的な処置をどこまでするかくらいは、元気のうちに自分のことも家族のことも話し合って、決めておけるようになればいいと思うよ。」(漆原 2004:76-78[新福監修 2004:76-78]/過括弧内補足は引用者)
「――(聞き手は川添みどり) それが今の老人病院(青梅慶友病院)のはじまりですね。何年のことですか。
大塚 一九八〇年、昭和五五年です。この頃っていうのはね、老人病院花盛りなんですよ。あちこちにたくさんできたけど、行き場のないお年寄りを預かってベッドに縛りつけて点滴する、大量の薬を服ませる。介護といえば、家族が直接雇った付き添いまかせの状態でした。今朝までご飯を食べていたお年寄りが、入院した途端に突然点滴されて、しばらくすると動けなくなって、それで床ずれができて、1ヶ月もすると肺炎を起こして死んじゃう。これがお決まりだったんですよ。
―― 社会問題になりましたよね。<141<
大塚 ある新聞が告発記事を書いたこともあって、それで老人病院=悪徳病院という図式ができてしまいました。だから私が老人病院を建てるといった時は、「お前ねぇ、そんなにしてまでお金儲けがしたいのか」っていわれましたよ。
だけど、病院を始めてみて、実際にはいってくる人は寝たきりに加えて脱水状態であったり、低栄養状態であったりする。あるいは大声を出すとか、徘徊する、暴力をふるうといった、活発な問題行動を伴う痴呆老人が大部分でした。ところが、対応する方法といえば、我われが知っているのは医療技術だけですから、それを駆使して、なんとかこの人の状態をコントロールしようと思う。そうるすと、落ち着く先は点滴でったり、強い鎮静剤という話になるわけですよ。
ある時、気がついたら、私は一生懸命やっているのに、よその悪徳病院といわれるところと結果はそんなに違わなかった。これが結構ショックだったんです。ほどなく医療保険の支払い機関から、お前の病院は医<142<療費がかかりすぎて怪しからんと呼びだしを受けたんです。私としては治療でお金を稼ぐためにやっているわけじゃなかったのに。そこで、もうそんなにいわれるなら、点滴もなにもしないで様子をみてやるよとばかりに、ぜんぶやめてしまったんですよ。医師や看護師はやることがないから、患者さんの傍に行って遊んだり、寝ている患者さんを起こしてレクリエーションなんかするでしょ。それまでは入院してだいたい1ヶ月もすると寝たきりになっていたのが、寝たきりにならなくなってきた。痴呆の人なんかも薬を使わなくても結構落ち着いてきた。
この体験でケアの大切さを知り、今までの医療を中心とした対応が、いかに無力かというよりも、有害かを思い知らされた。
もうひとつ、病院をはじめて半年くらいで大きな発見をしました。それは、老人病院というのはお年寄り本人というより、家族のための施設だということです。家族が困り果てて連れてくる。病院を選ぶのも、その後お金を払ってくれるのも、病院の評判を外部に伝えてくれるのも<143<家族。となれば家族の要望に、しっかりとこたえる運営にすればいいと考えた。当時の家族の要望は、ずっと入院させてくれること、預けることに後ろめたさを感じなくてもいいような対応をしてくれるkと、本人に痛い思いや辛い思いをさせるような医療を、しないことだと知ったことです。二、三年してヨーロッパの老人施設をみて、また大ショックを受けた。同じような状態のお年寄りを対象にしながら、対応がまったく違う。寝たきりや点滴をしている人が皆無。私がなんとなく思っていたことを決定的に裏づけた。ともかく、もう全員ベッドから離して起こした方がいい。ケアの大事さ、生活環境を整えるのが大事だっていうのがわかってきた。」(大塚 2004:141-144[新福監修 2004:141-144]/過括弧内補足は引用者)
「新福 (中略)もうひとつは精神学会が、『老年の精神医学』のシンポジウムを持ったことです。それに大阪大学の金子仁郎教授、横浜私立大学の猪瀬正教授、そして私の三人が演者になった。一九五五年ですが、これが日本の老年精神医学の研究にも、私どもの研究にも大きな弾みになりました。」(新福 2004:194[新福監修 2004:194])
――――――――――――――――
【関連情報】
■1983(昭和58)年5月 「老人の専門医療を考える会」設立 (初代会長 天本宏/2代 大塚宣夫/3代 平井基陽)
http://ro-sen.jp/
http://ro-sen.jp/tokai/nenpyo.html
http://ro-sen.jp/tokai/history.html
「老人の専門医療を考える会」設立の発端は、昭和50年代後半、老人医療の理想と現実が大きくかけ離れていたことにある。高齢化が急速にすすむわが国で老人病院の数が増大する中、昭和58年2月1日(1983年2月1日)に老人保健法が施行され、診療報酬が一部包括化された特例許可老人病院が生まれた。しかし、老人医療の現場では、質の確保、財政面など様々な課題を抱えており、このような社会背景の中で、全国から老人医療の専門性の確立を目指して意を同じくする有志数名が勉強会を始めた。昭和58年(1983年)、8名が世話人代表となり「老人の専門医療を考える会」を立ち上げ、事務分担は、東京都の天本病院、青梅慶友病院、上川病院で行うこととした。初代会長は天本宏氏。
その設立目的は、「今後急速に進むであろう高齢化社会の中で老人病院の果たす役割と専門性を考え、わが国における理想的な老人医療のあり方を追求し、全ての老人が安心してより良い医療を受けられる環境を実現させること」であり、25年目の現在も変わっていない。記録が確かな昭和60年以降の老人の専門医療を考える会の歩みをたどってみよう。(肩書きは当時のもの)
■20061116 老人の専門医療を考える会.「高齢者の終末期ケアのあり方について――老人の専門医療を考える会の見解」
http://ro-sen.jp/tokai/terminalcare.html
「…(略)…したがって、管の挿入や人工呼吸器の装着については、開始するかどうかにすべてが掛かっていると言っても過言ではなく、この時点での患者・家族およびスタッフとの合意が、すべてである。少なくとも医師一人の判断で、生命維持に直結する処置の中止は厳禁であると心得るべきである。…(略)…」(老人の専門医療を考える会 20061116)
「…(略)…現在の慢性期医療費抑制策は、二木立氏が指摘するように「日本療養病床協会が介護力強化病院の時代から営々と築いてきた高齢者への『良質な慢性期医療』の提供が根底から崩され、30年前の『悪徳老人病院』が復活する可能性」の危機に瀕している。今回の提言が「高齢者の尊厳ある死」の実践に役立てば幸甚である」(老人の専門医療を考える会 20061116)
■大熊由紀子.200503.「第12話 「悪徳」老人病院からの脱出」『月刊・介護保険情報』2005年3月号.
http://www.yuki-enishi.com/kaiho/kaiho-12.html
「(略)
この出会いが一つのきっかけになって、天本会長、吉岡事務局長、小山・勝手連的広報担当の「老人の専門医療を考える会」が誕生することになりました。
会誕生のきっかけは、もう2つありました。
埼玉県の老人福祉課長として三郷中央病院を徹底的に究明した荻島國男さんが83年4月、老人保健課の課長補佐になって厚生省に戻ってきたのです。荻島さんは、若くして、「いずれ厚生省の事務次官」と衆目の一致する人物でした。
小山秀夫さんの父で社会保険審議会と老人保健審議会の会長だった路男さんと荻島さんは同じ高校の先輩後輩という縁もあって旧知の間柄。その上、荻島さんが秀夫さんの論文を読んでいたこともあって二人は意気投合しました。
小山さんは、天本さんの1年後に青梅慶友病院を開設していた大塚宣夫さんを荻島さんに引き合わせました。ところが、その日のうちに大喧嘩になってしまいました。
三郷中央病院の一件もあって医師不信状態の荻島さんが「患者をビジネスの対象にする、医者なんてロクなもんじゃない」と言ったのが始まりで、大塚さんが激怒。「僕は、オフクロにちゃんとした専門医療をしたいと思って始めた。あなたが見た病院のようなものばかりと思うなんて、許せない」
そのころ、天本さんも、怒り心頭状態でした。「痴呆性老人に運動療法は妥当とは思えない」と診療報酬を大幅に削られたからです。
2人のこの怒りが発火点になって、83年、「ほんとうの老人医療を極めて広めよう」と研究会が発足することになりました。
荻島さんはこんどは、最大の理解者になりました。(略)」
――――――――――――――――
■天本宏(天本病院理事長)
http://sun.ten-ou-kai.or.jp/aisatsu.html
■漆原彰(大宮共立病院理事長)
http://www.omiya-kyoritsu.or.jp/html/goaisatu-annai.html
■新貝憲利(成増厚生病院院長)
http://www.mhcg.or.jp/narimasu/about/gaiyou.php
■大塚宣夫(青梅慶友病院理事長)
http://www.keiyu-hp.or.jp/outline/target.php
http://tateiwa.kir.jp/b1990/9009on.htm
■新福尚武(元東京慈恵会医科大学精神医学科教授)
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/%90V%95%9F%8F%AE%95%90/list.html
■093 ■071224 [oi_ken:0430] Re: 有り難うございました→野崎さん(天田)
野崎様
天田です。
野崎さん、有り難うございました。了解しました。
> 現在のメンバー
このMLのメンバーは全て公共MLにも入っているので、最近送付している情報は、重複受信を避けるためにも公共MLのみに送付しようかとも思いましたが、一応、2つに送付しますので、どうぞ宜しくお願いします。
皆さんからも情報がわんさと流れてくることを期待しています。それとこの数日の情報はすぐに簡単に入手できます。時間が全くかからない仕事でもありますので、どうぞ宜しく。
取り急ぎ。
天田
■094 ■071225 [oi_ken:0431] 『あなたの「老い」をだれがみる』(天田)
天田です。
「大熊一夫」「大熊由紀子」「老人の専門医療を考える会」の系列で。
「三郷中央病院事件」をはじめとする「悪徳病院批判」と「寝たきり老人」、そして老人保健法施行の歴史的文脈をきちんと追いましょう。
――――――――――――――――
◆大熊一夫 19860531 『あなたの「老い」をだれがみる』朝日新聞社,朝日ノンフィクション,261p. ISBN-10: 4022555408 ISBN-13: 978-4022555403 1100.→199003 朝日新聞社,朝日文庫,307p. ISBN-10: 4022605898 ISBN-13: 978-4022605894 480.
http://www.amazon.co.jp/dp/4022555408/
http://bookwebpro.kinokuniya.co.jp/wshosea.cgi?W-NIPS=9860184720&REFERER=0
http://www.amazon.co.jp/dp/4022605898/
http://bookwebpro.kinokuniya.co.jp/wshosea.cgi?W-NIPS=9900122909&REFERER=0
■内容(「BOOK」データベースより)
かつて、アル中患者になりすまし精神病院に潜入、『ルポ・精神病棟』を著して衝撃を与えた朝日新聞の大熊一夫記者が、このたびは「ボケ」「寝たきり」問題に鋭く切り込んだ。現代姥捨病院の実態、ボケ研究の現状のほか、家庭の悲劇、年寄りとつき合う法、寝たきりをつくらぬ秘訣、住宅のあり方、在宅老人救済網の実例など、「老い」が抱える多くの問題とケースをとり上げ、長寿国日本の「老い」の実相を鮮かに描き出すとともに、明日のあなたや、あなたの家庭の問題でもある「老い」をとりまく環境の改革と高齢化社会の展望を切り開くことが、われわれにとっての緊急課題であることを切々と訴える。
★以下、引用。
「本書は、『週刊朝日』昭和60年(1985年)3月22日号と同年7月19日号からどう12月20日号、および昭和61年(1986年)1月31日号に掲載された『ルポ 老人病棟・あなたの「老い」をだれが看る』をまとめたものである。」(大熊 1986:6)
「閉鎖性の強い精神病院に閉じ込められている人々は、この世でも最も虐げられた階層である。そんな病棟の中でさらに最下層におかれているのが、いわゆる「ボケ老人」たちであることを、私は初めて知った。人生の最終楽章をこんな形で送る人々がいるのは、ひどく気になった。
その後、老人たちをめぐる情勢は逼迫(ルビ:ひっぱく)の一途をたどっている。日本の平均寿命の長さは昭和六〇年で三年連続世界一。とくに、女性の皆さまはこの年、世界ではじめて八十歳代にのった。(以下、略)」(大熊 1986:8)
「小説『楢山節考』でおりん婆さんが捨てられたのは、人里は離れた雪山だった、しかし、現代の姥捨山(ルビ:うばすてやま)は、大都会周辺部の田んぼの中に立っていた。
首都高速を筑波の例の科学万博会場方面へ二十分ほど走り、三郷(ルビ:みさと)インタで降りてUターンし、南へ六、七キロ下ったあたり、そこに三郷中央病院はあった。(中略)<28<
いったい、どんな診療が行なわれていたのか。
埼玉県生活福祉部には「三郷中央病院事件とその教訓」と題した取扱注意のマル秘文書がある。それによれば、その乱診乱療ぶりは、次のような<29<経過で明らかになっていった。
同病院から提出された国民健康保険のレセプト、つまり診療報酬請求明細書によれば、五十六年六月から同年十一月までの月割りの患者一人当たり請求額は七十五万余円。これは、県内五十以上の老人病院の中でも群を抜いて高かった。埼玉県の五十五年度の国保での老人一人当たり入院費は約四十万円だった。この県内平均四十万円という額自体も高すぎて、埼玉県内の老人病院がおしなべてあまり上等ではなさそうな雰囲気を感じさせる。
権が同病院のレセプトの内容を分析してみると次のような疑問が出てきた。
@入院時の病名、入院後の併発病名などが、画一的である。
A注射や検査も画一的で本当の病名にそっているとは思えない。
B内服薬は種類、量とも多すぎる。
C禁忌(ある病気にはけっして使ってはいけない)薬剤が数ヶ月にわたって処方されている。
D点滴が異常に多く、請求額の六〇〜八〇パーセントを占めている。
Eテレメーター(患者の心臓の動きをFM電波によって遠隔監視する装置)による連日監視が多すぎて、レセプトの治療内容にそぐわない。
Fおびただしい検査が行なわれ、しかも医師がその結果に応じた治療処置をやっているとは思えない。
七つの疑問を解くため、同部は五十七年三月末に立ち入り検査を開始した。(中略)<30< (中略)<31<
悪徳病院と「点滴ぜめ」は、切っても切れない関係にある。もっとも、最近は「点滴ぜめ」はやや下火で、代わりにチューブで胃へ直接に液状の食物を送り込む「経管栄養ぜめ」が、悪い病院で流行しはじめたという。
ボケが進み、体力もないお年寄りには、こんな点滴はこたえたと思われる。元職員たちの記憶によれば、点滴を受けると、どの顔もむくんでいった。肝臓の処理能力を超えて液体が血中に入っていた証拠である。
点滴を嫌って逃げ回る人もいた。また、無意識に動いて注射器を抜いてしまうような人も大勢いた。<32<そんな人々は、ベッドの柵に腕をしばりつけられた。こうして「寝かせきり」にしておくと、たちまち「寝たきり老人」になってしまう(第19章に詳述)。筋肉や関節というものは、使い続けていないと、たちまち衰えて使いものにならなくなる。しかも元に戻らなくなる。実際、この病院に入った老人は、次々と「廃用性歩行不能」になってしまった。
なんの楽しみもない病棟で、おむつをあてられ、点滴ぜめにされれば、食欲も細る。体も弱る。褥瘡(ルビ:じょくそう)もできる。尿路感染症、肺炎も起きやすくなる。かくして……。
大半の職員は、院長の命ずるままに黙々と働いた。しかし、少数ながら、この事態を見るに見かねて県に内部告発した職員がいた。五十七年二月になると、新聞が乱脈ぶりを報道し始めた。四月には警察も動きだした。県は、五月末で院長の保険医の資格を、また病院の保険医療機関としての資格を取り消した。病院は、五十七年六月一日、廃院届を県に出した。」(大熊 1986:28-33)
「「老人病院」には、どこか、うさん臭いイメージがついてまわる。そうなった理由は、はっきりしている。
この日本には、残念ながら、医療の名に値しない姥捨山的な病院がすくなからず存在する。そのいくつかが、あまりにもあこぎに走りすぎて新聞記者や警察に尻尾をつかまれ、おそるべき実態の一部が世に知られるところとなる。本書第3章に紹介した三郷中央病院、幽霊看護婦で荒稼ぎをして、六十年夏に話題になった北九州グループ、チェーン病院のナkでお年寄りをタライ回しにして巨額の収入をあげ、脱税し、院長がおめかけさんに入れあげていた荻中病院などは、その見本である。
一方で、お年寄りの身を案じてくれる真面目な老人病院が、ないわけではない。そのいくつかは本書にも登場した。実際の数はつかみにくいが、しかし世の人々が「良い病院」を探すときのなみなみならぬ苦労から推して、真面目派病院は多数勢力になり得ていないようである。(中略)<212<
そのうえ、もっといまいましいことがもちあがった。三郷中央病院など悪徳病院の摘発をきっかけにして、昭和五十八年二月に生まれた「老人保健法」という法律のおかげで、お年寄りの患者によかったと思われる診療が十分にできにくい雰囲気になってしまった、というのである。
そんな状況に腹をすえかねて、立ち上がった老人病院の院長さんがいる。東京・多摩ニュータウン近くにある天本病院(多摩市買取)の天本宏院長は、五十九年秋、同じく志を抱く老人病院の院長に呼びかけて「老人の専門医療を考える会」をつくった。「本物の老人医療を志向する院長さんたは、この指とまれ」というわけである。そして、この一年で、四十人の病院長が天本院長の指にとまった。」(大熊 1986:212-213)
「天本さんは「お年寄りだから」という理由で、治療の手を差しのべないのは罪悪だと考えている。
こんな事件があった。
老人保険法が施行されて四ヶ月後の五十八年六月、医療費請求額三千万円のうち約一割の三百万円分が保険の審査会でバッサリ減額された。「減点通知書」にはこう書かれていた。
「特定患者収容管理料算定の症例に対する運動療法は妥当と認められません」
この患者さんは、ひらたくいえば、寝たきりで全面介護を必要とする鼻腔栄養の人であった。寝たきりになった人にはリハビリは不必要だから、そんな請求はダメだというのである。「脳軟化症の(人の)腰痛に運動療法は認められません」という通知書もあった。これに対して、天本さんは猛然と意義を唱えた。」(大熊 1996:217)
■095 ■071225 [oi_ken:0432] 『病いの戦後史』からの引用(天田)
天田です。
1982年の老人保健法前後の「三郷中央病院事件」などの「悪徳病院批判」について流しましたので、今度は「80年代の「寝たきり老人」をめぐるお金の話」を記しておきます。極めて基本的な情報ですが、知らない人もいるようです。
今後も70年代・80年代の情報を(時間があれば)流します。→70年代・80年代担当者の方々へ
――――――――――――――――
■向井 承子 19900320 『病いの戦後史――体験としての医療から』,筑摩書房,246p. ISBN-10: 448085536X ISBN-13: 978-4480855367 1495
http://www.arsvi.com/b1990/9003ms.htm
http://www.amazon.co.jp/dp/448085536X
http://bookwebpro.kinokuniya.co.jp/wshosea.cgi?W-NIPS=9900142179&REFERER=0
★「絶版」ですが、立岩さんのところで買えます。
http://www.arsvi.com/b/s.htm
■「寝たきり老人を大量生産する」(向井 1990:169〜)以降からの引用
「それにはもちろん、費用がかかる。私たちは、区役所に行って、東京都が行なっている「寝たきり老人福祉手当」の対象者として登録した。初めて私たちが登録した時は月額一万七五〇〇円だったが、一九八九年一〇月から四万一〇〇〇円と、じりじり上がってきている。介護手当も月に七〇〇〇円出る。そして、行政が行なっている対策で利用できるものはなんでも利用することにした。そんな流れの中で、在宅寝たきり老人を訪問してくれた保健婦さんのお世話で、シャワー・イスも無償で風呂場に備えることができた。その椅子は、つい最近までよそのお年寄りが使っていたのだが、<171<亡くなった方のでもいいですか、と尋ねられたものだった。(中略)
繰り返すが、この全てが費用がらみである。それができる、という程度の生活を私たちがどうにかしているという証明なのだろう。でも、母自身の収入といえば、月三万円足らずの老齢福祉年金だけで、収支のバランスは全くとれない。老人福祉手当は、そんな自立を助けるための費用としては、少しは役に立つものだった。この制度ができたのは昭和四七年(1972年/引用者補足)一〇月、シビル・ミニマムなどの地方自治の発想を基本に福祉を重点に据えた美濃部都政が始まった時だった。その遺産である福祉の制度を鈴木都政も引き継ぎ成長させている。首都圏の他県とは桁外れの高額の「手当」を、私たちはありがたく利用させてもらっている。ありがたい、という意味は、その伝統を築いた歴史の担い手たちへの謝辞である。
(中略)
この数字をどう見るか。たとえば介護者に毎月支給される介護費用七〇〇〇円では、家政婦費用の丸一日分にも満たない。介護者が一日でもだれかを頼んでゆっくり休める費用にもならない。また、老人福祉手当にしても、安心して身辺を任せられる人を頼む費用にはならないし、老人用の品<172<を整えようとすると、ベッドひとつとっても桁違いである。その制度について国はなんの補助も出していない。そして、在宅、在宅と声高にいわれる昨今がやってきている。在宅福祉とは、ほんとうはきめを細かくしようとすると、施設よりも費用がかかるものなのに、実際はある程度の生活レベルを保てる家族と同居を前提の、ちょっとお小遣い程度の金銭のばらまきを福祉といっているのではないか、と私には感じられる。仕事をしている女性にとっては、仕事をやめた方が安上がりの、主婦の在宅前提の考え方が頑固に基調にある。しかも、ひとりになにもかも背負わされて疲労困憊の主婦の立場には思いをやらない、「うちてしやまん」式の親孝行の実践が期待されている日本を象徴してはいまいか。
それでも東京とは他府県とは比較にならないほど高いのである。在宅の「寝たきり」、あるいは「痴呆性老人」とその家族に行政が手渡す金額は、月五万円近いのが東京都、たとえば神奈川県では年額三万五〇〇〇円、千葉県では月額一万一五〇〇円の市町村への補助金交付、そして国は零円である。みんな、どうやってくらしているのだろう、と私は思う。そして、ふいに一番簡単な結論に思いがいってしまうのである。
病気が一番好都合なのである。世間も納得するし、家族も楽である。そして、老人医療もあって、付き添いをつければ還付の制度もある。なんと、好都合なことであろうか。まるで「姥捨て山」のような病院の光景はたぶん、そこかしこに存在しているのだろう。」(向井 1990:171-173)
「たとえば、老人福祉手当てを受けるには資格がいる。在宅で六ヵ月以上、入院で三ヶ月以上を寝たきり状態にあることである。「寝たきり」の基準というのがあって、食事、排泄、入浴、その他の、身辺の具体的な自立機能について民生委員による調査と証明がいる。父も母も、この資格に合格して受給者になれたのだが、ここで矛盾が出てくる。少しでもこの基準から外れると資格を喪失してしまうことである。極論に聞こえるかもしれないが、寝たきりを強いておけば、資格喪失には<174<ならない。応々にして、その方がみとる側にとって楽なことがある。そうやって、死に追いやるのを奨励しているのかなあ、と思うことがある。(中略)
病院で寝かせておけば、受給資格は死亡時まで永遠である。そして、現行の健康保険制度のもとではその方が遥かに安上がりとなる。その事自体の問題は問わずに手間と費用をかけた在宅介護の結<175<果だけを審査して資格を云々する根底の思想の貧困に私は苛立ってしまった。寝たきりから、少し自立し始めた時期を支える方法はまるで用意されていない。いや、念頭にもないといった方があたっているかもしれない。事実、老人福祉手当関連の書類には、資格喪失を届け出る項目があるのだが、そこには、「死亡」、「転出」、「その他」などの項目はあるのだが、「快癒」という項目は見たことがない。たぶん、初めから想定されていないのに違いない。」(向井 1990:174-176)
■096 ■080104 [oi_ken:0446] 情報追加しています(天田)
天田です。
これまで老い研MLと公共MLに同文を送付していましたが、老い研のメンバー全員が公共MLに入っていることを考え、公共MLに一元化して情報を流しています。
大量に情報を流しますが、基本的には皆さんの「副業」ですので、どうぞ各自において宜しく。
取り急ぎ。
天田
■097 ■080106 [oi_ken:0449] 始動そろそろではないでしょうか(天田)
天田です。
田島さん、有り難うございます。
> 荻島秀男さん
はい。美濃部都政時代、若くして東京都老人医療センター(東京都養育院付属病院)のリハビリテーション部長となり、様々な取り組みを実践した人としてその筋では有名です。
なお、先日からお伝えしている大熊由紀子氏の以下の文章にも名前が挙がっています。
http://www.yuki-enishi.com/kaiho/kaiho-08.html
「もう一人は医学記者時代から旧知の故・荻島秀男さん。日本でリハビリテーション科が認められていない時代、米国で専門医の資格をとった日本人第1号です。
荻島さんはいいました。
「欧米では救急病院にリハビリテーション科があって、専門医が、救命の時期から社会復帰を念頭において患者さんを見守るのに、日本は申請すれば救急病院を名乗れるというひどい仕組み。日本の寝たきりは『つくられた寝たきり』です」
★
そろそろ、始動する時期のように思います。やろうと思えば論文5〜6本は書ける材料はすでにあると思います。
取り急ぎ。
天田
■098 ■080109 [oi_ken:0459] Re: 有り難うございます→野崎さん(天田)
天田です。
野崎さん、論文の紹介、有り難うございます。また、重兼本の紹介も感謝です。
重兼芳子
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/%8Fd%8C%93%96F%8Eq/list.html
http://www5.airnet.ne.jp/shimin/sub9.htm
私はかつて本屋で目次だけ立ち読みした記憶があります。
関心やテーマにもよりますが、「老い研」で優先的に読むべきは実際にいつに何があって、何がいかに語られてきて、それぞれがどのような接合のされ方をしてきているのかをまとめることがよいと私は思っています。
取り急ぎ。
天田
■099 ■080109 [oi_ken:0460] Re: 返信遅くなりました→田島さん・立岩さん
天田です。
返信遅くなりました。立岩さん、注文、有り難うございました。私の本と重複がある場合、どのようにしたらよいですかね。
(よい本は2冊あってもよいかと思いますが、それ以外は……)
時間をみつけて、私の蔵書のリストなど作成しておき、それをHP担当者に送付するといった感じがよいのでしょうかね。
いずれにしても後日相談させてください。→立岩さん
ただ、今回、田島さんが注文した本は、森本以外は私の手元にはありませんので(『老人リハビリテ−ションの理解』は私も持っていません)、結果として、注文してもよかったかと思います。
なお、私の勉強もかねてですが、たとえば、注文の際に以下のように表記すれば、注文もリストも作成しやすいかと思いますが、それでよろしいでしょうか。このあたりも教えてください。→特に野崎さんほか皆さん
(もし、以下のように記すほうがよければ、手間を考え、今後は以下のように統一するのがよいかと思います)
なお、紀伊国屋はアマゾンよりも文献情報が詳細である場合が多く、書誌情報も正確なので、私は常にあわせて記すようにしています。
★
なお、
> 再三いってますが
確かに再三再四言っています。
ウェブ情報は拡散するよりも統一したほうがよいかと思います。
私も自分の書いたもの以外の情報は生存学HPで掲載してもらっています。
(自分の書いたものもアップしてもらうこともありかと思いますが、書き直しなどの場合には再度お願いするのは面倒ということはあります)
取り急ぎ。
天田
――――――――――――――――
> ◇荻島秀男 1981 『脳卒中―寝たきりにならないために』
◆荻島 秀男 198104 『脳卒中―寝たきりにならないために』(リハビリテ−ションシリ−ズ),小学館プロダクション(小学館),133p. ASIN: B000J7XB2S 819 [amazon]
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000J7XB2S/ryospage03-22
http://bookwebpro.kinokuniya.co.jp/wshosea.cgi?W-NIPS=9832435595&REFERER=0
> ◇松村秩 1982 『寝たきり老人の介助(自立のための手だすけ)』 医歯薬出版社
>
◆松村 秩 198208 『ねたきり老人の介助――自立のための手だすけ』,医歯薬出版,118p. ASIN: B000J7LBQQ 1470 [amazon] →198911 『ねたきり老人の介助 自立のための手だすけ』,医歯薬出版,118p. ISBN-10: 4263230205 ISBN-13: 978-4263230206 1470 [amazon]
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000J7LBQQ/ryospage03-22
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4263230205/ryospage03-22
http://bookwebpro.kinokuniya.co.jp/wshosea.cgi?W-NIPS=9971809737&REFERER=0
http://bookwebpro.kinokuniya.co.jp/wshosea.cgi?W-NIPS=9850145668&REFERER=0
以下、http://bookwebpro.kinokuniya.co.jp/wshosea.cgi?W-NIPS=9850145668&REFERER=0 から引用。
《内容》
ねたきり患者を起きあがらせ,自立させるための介助と看護の実際をベッドおよび畳での生活に分け写真で示し,手順と留意点をまとめた.ベッド,便器,車椅子の使い方や誰にもできる機能訓練,介助者のための腰痛予防体操なども写真で紹介.
《目次》
介助・介護のあり方 自立のための介助法 〈ベッドでの生活における介助法〉 ベッドでの側方移動:自立 ねがえり:全介助;半介助;自立 起き上がり:半介助;手すりの使用 起き上がってベッドに腰かける:自立 ベッドから車椅子へ;全介助;半介助;自立 車椅子からベッドへ:全介助;半介助;自立 〈畳での生活における介助法〉 体を側方へ移動
する:半介助 ねがえり:全介助;半介助;自立 起き上がり:全介助;半介助;自立 立ち上がり:全介助;半介助;自立;台の使用 立位から坐位まで:自立 日常生活の自立のために 誰にもできる機
能訓練 腰痛予防体操
> ◇石塚歌子編 1983 『寝たきり老人と片マヒの看護読本』 主婦の友社
◆石塚 歌子 編 198309 『寝たきり老人と片マヒの看護読本――疲れず、じょうずに家庭でできる 』(主婦の友生活シリ−ズ),主婦の友社,161p. 1029.
http://bookwebpro.kinokuniya.co.jp/wshosea.cgi?W-NIPS=9973868323&REFERER=0
> ◇森幹朗 1964 『老人とリハビリテイション 老人の新しい幸わせを求めて』厚生出版社
◆森 幹郎 1964 『老人とリハビリテイション―老人の新しい幸わせを求めて』,厚生出版社,92p. ASIN: B000JAFTES [amazon]
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000JAFTES/ryospage03-22
> ◇森幹朗 1969 『老人リハビリテーションの理解』社会保険出版社
◆森 幹郎 196905 『老人リハビリテ−ションの理解』(老人福祉双書),社会保険出版社,125p. 315
http://bookwebpro.kinokuniya.co.jp/wshosea.cgi?W-NIPS=9973893840&REFERER=0
■100 ■080110 [oi_ken:0462] Re: 了解です→立岩さん・皆さん
立岩様 皆様
立岩さん、リストの件、了解です。最初のほうはいくつか重複してもまずは仕方がないかと思いますので――つまらない本を2冊買うのは腹立たしいのですが――、そのようにさせてもらいます。有り難うございます。
> 416の左側書架群・一番前の棚に〇シールを
> 貼ってもらって、ざっと並べてもらう
> それを登録していってもらうというのはどうでしょう。
はい。その要領でやっていきたいと思います。
★
> あとオンライン書店へのリンク
了解。今後、その形式に統一して情報提供するようにします。(MLでの連絡も全て表記の通りに連絡するようにします)
ただ、資料室にあるかどうかは不明の場合、※の判断が分からないことがあります。したたがって、こちらは担当者の方の判断にお任せしたいと思います。
取り急ぎ。
天田
⇒天田城介(josukeamada.com)