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| ■098■ 司会. 「第8部会:福祉・介護」の司会 第54回関東社会学会大会.2006年06月17日(土).14:30〜17:00.於:慶應義塾大学. |
天田城介(AMADA Josuke)
最終更新日:2006.08
※第54回関東社会学会大会HP http://wwwsoc.nii.ac.jp/kss/congress/54/program_detail_section.html#section_08からの引用。
■第8部会:福祉・介護 6/17 14:30〜17:00 [西校舎・2階 522教室]
司会:天田 城介 (立命館大学)
1. 障害者社会学から見た物理的現象について
江川 茂(団体職員)
2. 知的障害の<身体>をめぐる認識と社会関係――その社会学的考察へ向けて
玉置 佑介(上智大学)
3. 介護者家族会における支援とは何か?――認知症介護における「情報・知識」の意味に注目して[PP使用]
井口 高志(日本学術振興会)
4. 介護サービスの評価と相互行為としてのケア――ホームヘルパーへの聞き取り調査の事例からの検討
石田 健太郎(上智大学)
【部会概要報告】(800字程度) ※2006年8月17日送付(ニューズレター掲載原稿)
●天田城介(立命館大学)
6月17日(土)の午後に開催された自由報告部会「第8部会:福祉・介護」においては4つの研究報告が行われ、それによって極めて活発な議論が行われた。
第一報告である江川茂氏(団体職員)の「障害者社会学から見た物理的現象について」は(司会者が理解した限りでは)「精神/身体の物質性」について独自に構想した研究であったが、その「物質性」についてより精緻化された論考が求められているように思えた。
次ぐ、第二報告の玉置佑介氏(上智大学)による「知的障害の<身体>をめぐる認識と社会関係――その社会学的考察に向けて」では、人々のその都度の「理解や認識の技法」を通じて知的障害者の<身体>のメッセージは解読されていると同時に、その解読は新たな社会関係の可能性が惹起する契機になることが指摘された。
第三報告である井口高志氏(お茶の水大学)の「介護者家族会における支援とは何か?――認知症介護における「情報・知識」の意味に注目して」は、認知症をかかえる者の「介護者家族会の場」におけるコミュニケーションが認知症をかかえる人の「自己の不確かさ」に対する「解釈活動」を参照前提としつつ個別のリアリティに沿ったものとして形成されることを明示した報告であった。
最後の第四報告である石田健太郎氏(上智大学)による「介護サービスの評価と相互行為としてのケア――ホームヘルパーへの聞き取り調査の事例からの検討」は介護サービスそれ自体が相互の個人的経験にもとづいたサービスの提供と評価によって成立しているゆえの「介護サービス評価の困難性」について言及した報告であった。
部会全体を通約する言葉を司会者として用意することはできないが、一つには<自然><身体><言葉><経験>を解読する場に常に作動している政治をいかに考えうるかという問いが、一つにはそうした解読の「是非」についていかなる立脚点に立つかという社会学的において決定的に重要な問いが基調音として流れていたように思う。
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