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| ■128■ 司会. 「介護・世代間援助」の司会. 第17回日本家族社会学会大会.2007年9月8日(土).14:00〜16:30.於:札幌学院大学. |
天田城介(AMADA Josuke)
最終更新日:2007.10.01
【概要】
日本家族社会学会HP
http://www.wdc-jp.com/jsfs/
第17回日本家族社会学会HP
http://www.wdc-jp.com/jsfs/regulation/index.html
以下、大会プログラムhttp://www.wdc-jp.com/jsfs/regulation/taikai/2007_prg.pdfからの引用。
◆第17回日本家族社会学会
会期:2007年9月8日(土)、9日(日)
会場:札幌学院大学
◆第1日 9月8日(土)自由報告(2)
午後の部 14:00〜16:30
D.介護・世代間援助 (B-202教室)
司会 天田城介(立命館大学)
高齢者介護政策における「家族介護」(者)の認知過程と支援策の変容
笹谷春美(北海道教育大学)
介護保険制度における家族介護の位置づけの変化―制度改正のインパクト―
○斎藤曉子(法政大学)
笹谷春美(北海道教育大学)
中国都市部における高齢期の世代間援助―瀋陽市の事例を通して―
楊雪(慶応義塾大学)
JGSS-2006にみる実親および義親との世代間援助関係
○岩井紀子(大阪商業大学)
保田時男(大阪商業大学)
宍戸邦章(大阪商業大学)
田渕六郎(上智大学)
【部会概要報告】(800字程度) ※2007年10月01日送付(ニューズレター掲載原稿)
●天田城介(立命館大学)
9月8日(土)の午後に開催された自由報告(2)「D.介護・世代間援助」においては4つの研究報告が行われ、それによって極めて活発な議論が行われた。
第一報告である笹谷春美氏(北海道教育大学)の「高齢者介護政策における「家族介護」(者)の認知過程と支援策の変容」は、戦後における高齢者介護政策がいかに遂行されてきたのか、あるいはそれらが同居介護、女性介護を再生産する構造といかに結合してきたのかについて明示した報告であった。
次ぐ、第二報告の斎藤曉子氏(法政大学)・笹谷春美氏(北海道教育大学)による「介護保険制度における家族介護の位置づけの変化――制度改正のインパクト」では、介護保険改正以降、自治体や地域包括支援センターは家族(介護者)をいかに認識し、その家族への対応を実践しているのかを踏まえ、現状の問題点が指摘された。
第三報告である楊雪氏(慶応義塾大学)の「中国都市部における高齢期の世代間援助――瀋陽市の事例を通して」は、劇的な「社会変動」のもとにある現代中国社会における一都市である瀋陽に照準した上で、高齢期における世代間援助関係を明らかにした重要な含意を有する研究であった。
最後の第四報告である岩井紀子氏(大阪商業大学)・保田時男氏(大阪商業大学)・宍戸邦章氏(大阪商業大学)・田渕六郎氏(上智大学)による「JGSS-2006にみる実親および義親との世代間援助関係」は、2006年秋に実施されたJapanese General Social Surveys(JGSS-2006)のデータを効果的に分析しつつ、現代の世代間援助関係に親族構造や規範意識がいかなる影響を与えているのかを析出した報告であった。
以上のように多岐にわたる4つの報告を要約することは困難であるが、一つには過去あるいは現在において、家族介護あるいは世代間援助関係をめぐる政治をいかに社会学的に診断・測定するのかというテーマ設定をめぐる問題があり、またそのような力学の只中における家族の戦略と実践をいかなる守備範囲と射程圏域において設定するのかという概念的・技術的な課題が積極的な討議を通じて問い直された部会であったと言えよう。
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