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| ■016■ 「福祉ボランティアの位置を見定めること――《生きる価値》と《つながり》の称揚によって失われるもの」 朝倉美江・三本松正之編.『福祉ボランティア論』有斐閣.85-102. B6版.271頁.2007年09月30日.1,800円(税込価格 1,890円). |

天田城介(AMADA Josuke)
脱稿:2007.03.15 最終更新日:2008.03.20
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●活字版が不便な方に天田担当部分のテキスト・ファイルを送付します。天田までメール等でご連絡下さい。
【本書の概要】
以下、有斐閣HPhttp://yuhikaku-nibu.txt-nifty.com/blog/2007/09/post_4066.htmlより引用。
◆三本松政之・朝倉美江編 2007/09/30 『福祉ボランティア論』(有斐閣アルマBasic),有斐閣,271p. ISBN-10: 4641123322 ISBN-13: 978-4641123328 1890 [amazon]
福祉の担い手としてボランティアに対する社会的な期待や注目が集まるなか,さまざまな事例をもとに,その今と未来を考える。「つながり」や「公共性」などのキーワードから現代の多様な福祉ボランティアについて論じた,新しいボランティア論のテキスト。
【全体の目次】
1 なぜ,いま福祉ボランティアか──福祉ボランティアの原理と実践
第1章 福祉ボランティアになるということ
第2章 現代の社会福祉とボランティア
第3章 福祉ボランティア精神とキリスト教
第4章 歴史のなかの福祉ボランティア
2 自由で平等な「つながり」──福祉ボランティアがつくる新たな関係
第5章 福祉ボランティアの位置を見定めること
第6章 福祉ボランティア活動が拡げる「つながり」
第7章 福祉ボランティアの主役は女性?
第8章 ボランティア組織をつくろう!
3 地域と新しい公共性──福祉ボランティアの実践が拓く可能性
第9章 地域に広がれ! ボランティア
第10章 なぜボランティアがサービスを提供するの?
第11章 福祉ボランティアがつくる地域の自治
第12章 福祉ボランティアが社会で起業する?
第13章 社会運動と福祉ボランティア
【天田担当箇所】
◆天田城介.200709/30.「福祉ボランティアの位置を見定めること――《生きる価値》と《つながり》の称揚によって失われるもの」.三本松政之・朝倉美江編『福祉ボランティア論』(有斐閣アルマBasic),有斐閣.85-102.
福祉ボランティアの位置を見定めること――《生きる価値》と《つながり》の称揚によって失われるもの
●天田城介
1.《生きる価値》と《つながり》への強烈な欲望
「生命の価値」への再認識の強制?
《生命の価値》を称揚するための「ボランティア」という本末転倒なお話
《生きる価値》や《つながり》を求めてやまない社会
《生きる価値》や《つながり》の称揚・強制によって見えなくなること
2.「福祉ボランティア」の位置を見極める
福祉ボランティアってよいことなの?
問題は行われるべきことが十分に行われていないことにある
「+α」としての福祉ボランティア
3.《生きる意味》と《つながり》を求めてやまない社会の中で
《生きる価値》と《つながり》の礼賛?
「当事者主権」がウケる理由?
4.《他者》の位置
私とは異なった他者が現れること
生命/生存の保障こそが他者との自由なコミュニケーションを可能にする
徹底した分配の保障こそが最も基底的な肯定であること
自由な出会いを可能にするための分配
5.《他者》の現われの場として
意のままにならぬ他者が在るということ
【コラム】脱社交的感情公共性?
【文献】
天田城介[2003a]『〈老い衰えゆくこと〉の社会学』多賀出版.
――――[2003b]「高齢齢者福祉サービスの市民事業化における陥穽と可能性(1)――高齢者福祉NPOの市民動員化をめぐる政治学」『社会関係研究』No.8(2):189-226.
――――[2004a]『老い衰えゆく自己の/と自由――高齢者ケアの社会学的実践論・当事者論』ハーベスト社.
――――[2004b]「感情を社会学する――看護・福祉の現場における感情労働」.早坂裕子・広井良典編著.『みらいを拓く社会学―看護・福祉を学ぶ人のために』ミネルヴァ書房.119-139.
――――[2004c]「抗うことはいかにして可能か?――構築主義の困難の只中で」『社会学評論』219号(Vol.55, No.3).223-243.
――――[2005]「「生命/生存の維持」という価値へ――「公共圏/親密圏」という構図の向こう側」.『家族研究年報』30号.17-34.
――――[2007a]『〈老い衰えゆくこと〉の社会学〔普及版〕』多賀出版.
――――[2007b]「二重の宿命による《生の根源的肯定》の(不)可能性」『保健医療社会学論集』第17巻2号.12-27.
――――[2007c]『「承認」と「物語」のむこう(仮題)』医学書院.(刊行予定)
Arendt Hannah [1958→1998]The Human Condition.(2nd. ed).The University of Chicago Press.=志水速雄訳.1994.『人間の条件』筑摩書房(ちくま学芸文庫).
石川准[2003]『見えないものと見えるもの――社交とアシストの障害学』医学書院.
北田暁大[2005]『嗤う日本の「ナショナリズム」』日本放送出版協会.
間瀬元朗[2005]『イキガミ(1)』小学館.
中西正司・上野千鶴子[2003]『当事者主権』岩波書店.
中野敏男.[1999]「ボランティア動員型市民社会論の陥穽」『現代思想』27(5):72-93.
立岩真也[2000]「多元性という曖昧なもの」『社会政策研究』1:118-139.
浮ヶ谷幸代・井口高志編.[2007]『病いと〈つながり〉の民族誌』明石書店.
好井裕明編.[2006]『繋がりと排除の社会学』明石書店.
⇒天田城介(josukeamada.com)⇒著書・論文など